Pranayama ~プラーナヤーマ~とは | 人生を豊かに… 「今」を生き、「今」をクリエイトする… yoga & relax 心梛 -minagi-

人生を豊かに… 「今」を生き、「今」をクリエイトする… yoga & relax 心梛 -minagi-

身体・心・精神のバランスを整え「今 ここ」に...

Pranayama ~プラーナ・ヤーマ~

 

Prana  ⇒ 生命エネルギー・呼吸

ayama  ⇒ コントロール・休止

 

プラーナ・ヤーマとは....

・呼吸をコントロールする

・息を休止する

という意味があります。

日本語では「調気法」と言われています。

 

プラーナ・ヤーマの定義

自律神経系神経インパルスが流れる回路の一つである呼吸器系の神経インパルスをコントロールする技法である。

 
プラーナ・ヤーマの目的
①自律神経系の意識的なコントロール
②高度なヨーガ技法の準備
 
 
 
 
 
 
呼吸と自律神経は密接な関係があります。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は活動性や活動意欲な状態、特に昼間に優位な状態です。
副交感神経は休息やリラックス状態、特に夜間に優位な状態です。
 
自律神経のコントロールは無意識に行われていますが、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、片方が優位な状態が続くと様々な不調が生じます。
それが「自律神経失調症」です。
 
 
自律神経失調症は心身のあらゆる不調をきたします。
原因不明の心身の不調は自律神経の乱れかもしれません。
 
私自身も自律神経の不調からの消化器系の症状である
「過敏性敏感腸症候群」という症状に悩まされました。
今は....
yogaや食生活などで症状は改善しました...

 

 
呼吸をコントロールすることで自律神経のバランスを整えることができます。
腹式呼吸 ⇒ 副交感神経の働きを高める
胸式呼吸 ⇒ 交感神経の働きを高める
 
 
また、心と「プラーナ」つまり「息」には密接な関係があるということを覚えておこう。
南インドの偉大な聖者チルムーラーは
「心の行くところへ、息は従う」と言った。
これは日常生活のなかでも観察されることである。
心が昂っているときは息が荒い。読書に集中していたり、深く考え事をしているときは、その集中を中断して呼吸の方に注意を向けるとほとんど呼吸をしていないことに気づく。
深い考え事の後に大きなため息をついたり深呼吸をしたりするのはそのためだ。
それは心が集中して静かになると呼吸が止まるということを示している。(ヨガ・スートラⅠ-34 から抜粋)
 
心と呼吸も密接な関係があります。
「息」とは
自らの心とも書きますね。。
イライラしたり緊張していると浅く早くなっています。
また反対に
ゆったりと心が落ち着きリラックスしているときは深くゆっくりとした呼吸の状態です。
呼吸に意識して行うことで心もコントロールすることができます。
 
 
 
yogaでは様々なプラーナ・ヤーマの技法があります。
プラーナ・ヤーマを行うことにより、自律神経系の心身の様々な不調の改善、また心のコントロールを行うことができます。
心身不調の根本的な部分で健康的に改善していきます。
 
 
 
 

メモ memo メモ

 
 
【プラーナ・ヤーマの実習法】
①吸気の始まりから終わりまで均一に息を吸うこと
②吸気は静かに終え、呼気はゆっくりと途切れることなく長く続かせる。
③プラーナ・ヤーマを行うときは安楽さと快適さであること。
④吸気と呼気は1:2の割合で
⑤プラーナ・ヤーマを行うときは精神集中を伴うこと。
⑥どのような場合でもジャランダラバンダ(喉を絞める)なしでクンバカ(息の保持)を行わない。
⑦プラーナ・ヤーマはクリア・アーサナの後に行う。瞑想はプラーナ・ヤーマの後に行う。
⑧プラーナ・ヤーマは鼻で呼吸を行う。
 
 

【プラーナ・ヤーマの技法】 ハタプラディピカ 1+8種類

☆アヌーローマ・ヴィローマ(片鼻の呼吸法)

①スーリャヴェーダーナ

②ウジャーイー

③シートカーリー

④シーターリー

⑤バストリカー

⑥ブラーマリー

⑦ムールチャー

⑧プラヴィニー