最近は、青年局長として高校生や大学生の皆さんとご一緒する機会がすごく多い。こちらも一生懸命伝えたいと思って力が入るが、逆に教えられることも多くて刺激になる。私は、職責は別として、若手の皆さんとの交流が大好きである。

私は、自分が公募の面接をするまで、国会議員という方とお話をしたことはなかった。したがって、高校生や大学生の皆さんが、国会に来たり、国会議員と話をしよう、と思うということだけで本当にすごいと思う。まして、政策提言までされるので、一部さぼってばかりいる国会議員よりはるかに議員として意味があるのではないか、そんな思いから被選挙権の引き下げについても積極的に後押しをしたいと考えている。

今日、高校生未来会議という全国高校生の代表の皆さんの開会式で私が申し上げたこと。それは、人生は一回しかないこと、および24時間365日という時間はどんなに偉人だろうと誰だろうと同じ長さであるということ、だからその一瞬一瞬を大切にしなければならないということである。そして、会議の上では、①長期ビジョンに基づくこと、目先の議論は国会で情けなくも行われすぎているので、是非若い視点で考えてほしい。②グローバルな視点を考えること。日本で貧困、と言っても世界の貧困問題ははるかに深刻かもしれない。そして、日本で生まれたことはすごく幸せなことかもしれない、という視点も考えるべきこと。③常識にとらわれないこと。永田町や霞が関では出てこない発想を思う存分発揮してほしいということ。そこには、縦割りとか、前例とかはまったく考える必要がないこと。

実は、こうしたことは私自身が日々自分に言い聞かせていることでもある。正直、私は永田町や霞が関を一度全部ぶち壊して、今を生きる日本人みんなで一から作り直したいという衝動にすら駆られる。既存のレールの上を踏み外さないように細心の注意で歩くことよりも、もっと良い最新のレールを一から作っていくことの方にはるかに魅力を感じる。高校生や学生の皆さんと話をしていると、そうした自分の中での思いが揺さぶられる。