戦艦武蔵の顕彰碑の建立を行った。沈没後、71年目にあたる10月24日に、武蔵一ノ宮氷川神社において、実行委員長として仕切らせて頂いた。誠に感無量であった。

特に、元乗組員の中島茂武蔵会会長をはじめ、5名のご参加を頂いたことは感謝に堪えない。中島会長は93歳であるが、「この歳まで生きててよかった。自分たち生き残り組はずっと自分たちが生きてて良かったのか、ということを引きずってきていた。でも、こうして先輩や同輩などの仲間たちの足跡を残すことができて、ほっとした。」と仰っていた。あまりの言葉の重みに、ただただ頭を垂れるしかなかった。

顕彰碑の建立にあたっては、正直様々な意見対立や思惑があったりして、本当に関係者の皆様にはご苦労を頂いた。しかし、このプロジェクトを始めたのちに、戦艦武蔵が海底に発見されたり、洋上慰霊祭に行ったときには戦艦武蔵そのものの雲が現れたり、不思議で、しかし嬉しいことがあったりもした。これも何かの導きではなかったかと思う。

今回のプロジェクトは政治家としてではなく、国を愛し、先輩を敬愛する国民の一人として活動してきた。しかし、政治家として、改めて世界の平和と日本の平和を守り、愛するご家族などを残して尊い犠牲をなされた英霊の皆様に対し、素晴らしい国を創っていく責任があること、そしてその使命を果たしていくことを誓った。