水元公園でうさぎとあそんだ
うさぎは子どもたちにもめずらしいらしく
遠目から見たらちっちゃい犬が
近づいたら完璧なうさぎで
う、う、う、うさぎー
と
まだそんなにしゃべれない子まで
目をまん丸にして驚いていた
危険じゃない動物は
触らせたいのが親心で
すいません、うちの子に抱かせてやってくれませんか、と
母親が頼み込むもんで
うさぎの飼い主も、ほほえましく
いいですよ、と
快く触らせて
ありがとうございます、と
嬉しそうに触る女の子と
その姿を見て感慨深そうにしている母親を見て
予想外に
本気で泣きそうになった
もちろんその光景に単純に感動したのもあんだけど
なんで
俺は道を踏み間違えたんだろう
目の前にあるそんな未来を
なんで手に入れれなかったんだろう、と
悲しくて悲しくて
本気で泣きそうになった
生々しくて
帰ったら夕飯時
お父さんに娘が
しどろもどろで
うさぎの話をして
おかあさんが
違うでしょうこうだったでしょう、と
足りない説明を加えて
おとうさんは
よかったなあ
って
生々しくて
情けないな
人の幸せの想像をして
悲しすぎるなんて情けないわ
ずっとヒーローでありたい
ただ一人
君にとっての
