こんにちは。キャリアデザインプランナー小野麻紀子です。

 

日本に帰国する友人を何度となく多く見送ってきた、シンガポール6年目。

 

はたらくママ@シンガポールでも、実際に帰国され、新たなお仕事に就いているママもいます。


時々、帰国の可能性がある友人に、日本の就職事情について聞かれることもあるのですが、よく知らない…。

ということで、一時帰国の際にインタビューしてきました。
 

今回は、フルタイム正社員ではなく、時短という働き方、かつ、やりがいを持って働きたいという方向けのサービスについて聞いてきました。

 

皆さんの中のひとつの参考、気づき、キャリアを考えるきっかけになればうれしいです。

 

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▼お話をうかがった方
松本貴子さん

多くの女性を支援してきたビースタイルで時短エグゼ事業部でコーディネーターとして従事。転職コーディネーター歴8年、ご自身も働く2児のママです。

 

 

●どんなきっかけでスタートしたサービスなんですか?


「週5日、1日8時間という日数・時間がすべての仕事で本当に必要だろうか?」また、「時短になっても、それまで培ってきたキャリアを継続できる働き方ができないものだろうか?」これらの疑問からスタートしたサービスです。


結婚や出産、育児や介護等を理由に、働き方を変えたいと思っている女性は多くいますが、働くペースは緩めてもキャリアはダウンしたくない…そんな女性の本音にこたえるべく、時短でキャリアを生かせるお仕事を紹介しています。

 

●具体的にどんな職種がありますか、気になる時給は?


職種は本当にさまざまですが、企画・マーケ、広報PR、営業企画、総務・人事・法務などが多くあります。

 

例えば、人事の採用系の職種があります。特に新卒採用は、季節変動がある仕事です。
採用説明会の準備や当日の運用等は、経験がある方に戦力になっていただけるので企業側からのニーズもありますね。

 

また、ウェブディレクター、営業企画、事業部長の右腕等もありますよ。
ウェブディレクターですと、社内のニーズを把握した上で、外部のパートナーへの的確なディレクションが出来て、かつ、最終的な修正はフォトショップやイラストレーターでちゃちゃっと出来る方なんて、本当に重宝されます。


また、営業のプロフェッショナルですと、営業成績の向上のために、施策の提言、若手の営業さんへのトレーニング等もしていただける方だったり…。


右腕とは、例えば立ち上げフェーズのベンチャー企業の部長クラスの方の右腕となって、幅広い業務を把握し、緊急かつ重要な業務の優先順位を判断をし、フットワーク軽く動ける方等…。同じような環境で働いていた方ですと、感覚を取り戻してイキイキとお仕事していただけることが多いです。

 

時給は、職種にもよりますが、時給1800~2100円位が多く、働く時間は、週3-4日、10時~17時といったスタイルが多く、週5日の勤務となると、派遣のお仕事であったり、在宅、委託の業務等が多いです。

 

●海外に住んでいるとやはり、駐在員の奥さんも多く、ご主人の企業の規定やビザの問題で働けないことも多いんですが・・・。

 

そうらしいですね。登録スタッフの中にもにも赴任前にバリバリ働いて、やむを得なく仕事を辞め、赴任帯同し、帰国後に登録される方もいらっしゃいますよ。


出来れば現地で仕事が出来ればいいですが、そういうわけにいかないことも多いですよね。

 

●ブランクがあってもお仕事が見つかる方の共通点等はありますか?

 

赴任先で生活をしていて、何もしていないということはないと思うんですね。前向きに語学学校に通っていたり、ボランティアをされていたり、また、TOEICや中国語検定の勉強に精を出されていた方などもいらっしゃいます。


待ちの姿勢でなく、自分から意志持って何かしら見つけようとしている方は、やはりご自身の言葉で語られますね。仕事とは違う形で何かしらの経験を積まれ、またそれを仕事に生かそうとする前向きさやエネルギーを持ち、人としての柔軟性を持っている魅力的な方が多いですね。

 

●企業からはどのような声を聞きますか ?

 

時短エグゼで働く方の仕事スタンスについてお褒めいただくことが多いですね。
指示されるまで待ってから動く受け身のスタンスではなくて、自ら考えて動き、進んで仕事を巻き取ろうとする能動的なスタンスです。

 

また、経験豊富な方々なので知識・経験にもとづいたアウトプットの質が高いという声も良くいただきます。

 

●最後に一言お願いします。


ここ数年で、働く個人の選択肢が本当に増えてきたと感じます。


自分の今までの価値観や経験に縛られることなく、理想的な働き方や得たいやりがいなど、一度情報収集も兼ねて相談してみていただけると、また新たな道が開けてくると思います。

 

ビースタルサービス紹介

時短エグゼ
https://jitanexe.b-stylejob.jp/

 

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松本さん、ありがとうございました。

広報の川上さん、柴田さんもお世話になりました♪

 

ご主人の海外赴任で海外に付いてこられる女性の話をたくさん聞きます。シンガポールは配偶者ビザでも働けるケースが多く、まだ恵まれていると思います。国、またご主人の会社規定によってはパートで働くことさえ難しいケースも聞きます。

 

結果的に「仕事をしない」選択をするのとは違った息苦しさを感じている方もいると思いますが、今ご自身がされている子育て、趣味、語学の勉強、ボランティアは無駄な経験にならないと思います。前向きにひとつひとつに向き合う一つのきっかけになればいいなと思います。