◯ママ自身が自分のために楽しめる、今までにないコミュニティの発足

まずは、自分の思う“よい育児”をするため、生後半年位から、
日本語の絵本・児童書の貸し出しを行っているグループの
ボランティアスタッフに参加したり、
ベビー向けの習いごとに参加しながら、
「プレイグループでも始めようかな」と考えていました。

しかし、色々なところに顔を出しているうちに、
気付いたことがありました。

ベビー向けの習い事、完全に大人向けの習い事(ベビー同伴不可)は
たくさんあるのですが、ベビー連れのママが、
自分のために楽しめる習いごとやサークルがないことに
違和感を持つようになりました。

ベビーシッター等に子どもを預けなくとも、
もっと育児と自分の時間を両立できないか…。


まだ聞き分けが全くなく、動き回って騒がしいベビーは、
かわいくてもやっかいなこともありますよね。

その「動くベビー」を連れていても、
自分を磨いたり、楽しく過ごせる機会がほしい!

何もかも諦めて、幼稚園に入るまで
待つような育児をしたいわけじゃない。


「ママ同士が助け合って、
ベビーを一緒に遊ばせながらであれば、
何かできるかもしれない!」

と考えるようになりました。

周りのママ友にも背中を押してもらって、
まずは1回試してみることにしました。

記念すべき最初の企画は、
「ベーグル作りとベビーマッサージ!」。


私も大好きなベーグルを9人で30個、
粉からこねて焼き、落ち着いた頃に
“わらべ歌ベビーマッサージ”をやってみました。

ベビーと1対1でベーグル作りなんて、絶対無理そうですが、
大人の目がたくさんあり、ベビーもお互いを気にして遊べます。


ママたちは、ベビーを遠目に見ながら、
手の空いた人で作業を進めつつ、
泣いたら抱っこして交代!というように、
思っていたよりずっとスムーズにできてしまいました。


「何かに集中したのって久しぶり!」
「モノづくりの達成感!産後すっかり忘れていた感覚が気持ちいい!」


という声が次々あがりました。


焼きあがった香りのよいベーグルを、
みんなでニコニコしながら頬張ったのが忘れられません。



◯12時間で満席+キャンセル待ち!?大きな反響

最初の1-2回、試しにやってみると、嬉しい声が集まってきて、
次の企画への意欲に繋がりました。

口コミが広がってきた数か月後からは、
日曜の深夜にイベント告知をすると、
朝には20人満席、更にキャンセル待ちと
いったことも多くありました。

喜んでくれる人、待ってくれる人が
いることを感じて、嬉しかったです。


また、次の企画を考える際に、
大きな助けになるのはお友達の繋がりでした。

ママ友って初対面では
子どもの話しか出ないことも多いのですが
仲良くなってみると、
元学校の先生、栄養士さん、ベビーマッサージの先生、
オーケストラ奏者、プロ顔負けの趣味を持っている方など、
各方面に秀でた方がたくさんいらっしゃるんですね。

仕舞い込まれた才能に実に驚かされるし、
仕舞ったままではもったいないと思うんです。



ご協力を仰いで、一緒にアイディアを考え、
イベントをする、そのプロセスも楽しいですし、
実際にママ友がみんなの前に立って、
いつもと違ったプロの顔・プロの話し方に戻るのが、
何ともステキでかっこいいんです。


ママって、子どもが産まれると育児にかかりきりになり、
今までの自分がどうでもよくなってしまうことがありますよね。

だからこそ、
ママ自身のための時間を
意識的に作ること
って大切だと思うんです。

ハイヨチ会を通じて、
元々の自分の好きなことや得意なことを思い出したり、
お仕事や趣味の復活に繋げたり、
何かを始めるきっかけになってくれていたら
これ以上に嬉しいことはありません。



ハイヨチ会にて。悠紀さんと参加者の皆さんとの思い出の一コマ。


明日は最終編です。
ハイヨチ会を通じて、悠紀さんが新たにしてみたいと思ったことは?
お楽しみに~。