イタリアに住み始めてもうすぐ２年。
実は、私…未だにイタリア料理の美味しさがあまり理解できません。
イタリアファンの皆さん、イタリア料理大好きの皆さん、こんな罰当たりな私をお許し下さい。
日本に住んでいた頃は、イタリアンレストランには、好きでよく行っていましたし、自分でパスタを調理する事も多かったんですが、実際にイタリアで食べるイタリア料理って、私の好きなイタリア料理と何か違う。
何がどう違うのか？正直言って、未だに分かりませんが・・・
私の食べてるイタリアのイタリア料理って・・・
①お肉とかお魚とか、やけに硬い
②お野菜とか、クタクタに柔い
③パスタなんて、具がなくてやけにシンプル
④パンは、カチカチに固い
⑤お菓子、歯にしみそうに甘い
なんて言うか、全体的に繊細さに欠けるような・・・。
イタリア料理を愛する皆さま、本当にごめんなさいね（;´▽｀A``。
我が家の食事は、イタリアン２：和食１ って感じで、和食を作る食材もなかなか手に入らない田舎ですから、私も「自己流なんちゃってイタリアン」を作っております。
Fabcinoさんは、健康志向で、イタリア人には珍しく魚料理を喜ぶので、我が家の食事は、魚系６：肉系１ って感じです。
幸い、私の住む家のお向かいは、この町唯一のお魚屋さん。
私は、そこの常連さんです。
このお魚屋さん、水・木・金３日間の午前中しか開いてません。理由は、今も謎ですけど、営業時間短過ぎっ!！
今日、いつもの様にお魚屋さんに行きましたら、首チョンされたマグロがゴロンと寝てまして、その横に、このマグロのアバラの部分が切り取られて置いてありました。
日本で言えば、大トロの一番美味しい所ですよね（多分）。
でも、イタリア人には脂が多すぎるらしく、売り物から外されておりまして・・・。
「これ、私、買っても良いですか？」と、尋ねますと、「どうぞ、どうぞ」のお返事。
「これ、私、生で食べられますか？」の質問に「もちろん、シチリア産の美味しいマグロだよ」と、私の好みを知っている魚屋さん。
でも、他のお客さんは「ええ！このアジア人、これを生で食べるのか?!?!? (－x－;)」って言う驚きの顔で私を見ます。
多分ね、イタリアの人たちにしてみたら、私がこのマグロのかたまりを、生のまま猫のようにかぶりつくと思っているんでしょうね。
そんなはずないじゃ～ん(´0ﾉ｀*)
まぁ、どんな風に調理しようと、魚をカルパッチョ以外で生で食べるとなれば、こっちの人にとっては驚きでしょうけども。
そんなわけで、買ってきたマグロの切り身が↓
こんな風に、ネギトロ（ネギなし）風丼になりました♪↓
今夜は、これに鶏肉団子のスープと鯖の味噌煮。
Fabcinoも大変喜んで食べてくれまして、私は、久々のネギなしトロ丼に、至福のひと時を味わったのでございます。
あ～・・本当にささやかな幸せ・・・
うまい～ :*:・(￣∀￣)・:*:
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