一瞬にして、智が真っ青になった。
『うそ………』
首筋に、ハッキリと赤いキスマーク
「あ……」
『取れないじゃん❗明日は収録だぞっ』
それから、あっ!あっ!と
背中や肩も手首……確認してる
『どこも見えるところばかりだ……』
「ごめん。余りにもキミが……」
『言い訳はいいっ!どうするつもりなんだっ!』
「そんなに、怒らなくても……好きだから仕方ないじゃん。」
『知らない間につけたよね?………最低』
「おいっ!最低は、言い過ぎだろっ!」
『………』
智
翔くんも怒ってる
だけど
明日は歌番組。
衣装さんも入るし。
メイクさんにもバレちゃう。
何と言っても、同じ楽屋のメンバーだ。
相葉さん以外は、すぐ気がついちゃうだろう。
松潤に、何言われるかわからない。
…………どうしよう。
翔
わざとつけた……
オレのものだって解るように。
そりゃ、悪いのはオレだけど………
あんなに怒るもの?
良いじゃないか。楽屋でバレたって。
いや、むしろ気がつかれたいんだ。
君もメンバーも、何となく今でも関係を持ちたがってるようで………
いつも、それが不安でたまらない。
知らないだろ?
それに智くんって、そんなに人の眼を気にする人だったなんて……
誰を意識しているの?
ここに移って、初めての喧嘩
愛してるからこその行為が
2人の溝を作ってしまった。