カシャン………

……え?

誰か来た?

パタパタ………

あれ?


「あれっ?!」

バタバタッ‼️

「誰か居るの❔❕サトシくん?」

翔くんの声がする

帰宅が凄く早くない?

「うわっ!サトシくん!こんなところでどうしたの?」

こんなところ?

良くみたら、キッチンの床に寝ていたみたい

翔くんの足が見える

それにしても全身がだるい

「あなた、こんなにウオッカ飲んだの?」

あぁ、そうだった

ウオッカとおつまみを交互に口に入れていたから

酔っぱらったんだ……きっと

「大丈夫?」

しゃがんで様子を見る翔くんに

『翔くんっ!』

思わず抱きついた

「うわっ!酒くさっ!」


『ウオッカ飲むと、色々忘れるって……』

「そんなに、忘れたい程嫌なことあったの?」

『そうじゃないけど……。それより翔くん今日早くない❔』


「恋人が倒れていたら、駆けつけるでしょ?普通。あなた、完全にそんな風に見えたよ。」

『ちゃんと、聞いてるの❔❗』

「はいはい。酔っぱらいさん💕」

チュッ

抱き締められて唇を塞がれた

うぅん。

『酔っぱらいじゃないもん』

思わずのけ反る上半身

それでも翔くんが、どんどん追いかけてきて

首にもキスを落とす

『誤魔化すなよ』

あっそこ、ダメェ……

必死で声を殺す

体が………アルコールのせいか、思うように力が入らない


口の中の水分取られるみたいに

翔くんの舌が、更に入ってきてもてあそぶ

前ならドキドキしたのに

普通に受け入れてるオレ……

『しょお……』

「なに?」

『凄く会いたかった』

「えぇっ?ものすごく、嬉しいんだけど‼️」

『でも、ソファに行きたい~。背中痛~い』

「あぁ、ごめん。でも、あなたが床に寝ていたのよ」

翔くんが、抱き上げてソファに連れていってくれた。歩けるよぉ。いや、多分

重くないのかな?これ、ちょっと恥ずかしいけど慣れてきたみたい。

『おつまみ作っておいたんだ。まだ、早いけど今からまた仕事?』

って聞くと

「いや、あなたのアトリエに迎えに行くつもりで、早く切り上げて来たんだ。」