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どんどんaoiドン

2009年1月産まれのaoiはダウン症の男の子。
北海道の牧場でのびのびと育つ息子の記録です。

aoiの就学 その3です。




12月中旬。

待ってました、教育委員会からのお呼びだし。

aoiの就学先決定を聞きに伺いました。


結果。

「地元の支援級への進学と決定する」


教育委員長より

「学校もすぐ動いてくれるはずですから。」と。


そしてその通り。

教育委員会から帰宅して間もなく、校長先生から電話を頂きました。

「決定おめでとうございます。aoiくんのことは教頭を窓口にしますので、

 いつでも何でも連絡を入れて下さい。」とのこと。

そして、夕方には教頭先生からもお電話を頂きました。

お二方ともとても親身です。


こうしてaoiの就学先が決まりました!!!

「ありがとうございまーーーす!」と、北の大空に叫びたい気持ちでした。




*    *    *    *




2月中旬。

体験入学です。

新一年生になる6人と保護者で小学校へ。

子供達はウキウキです。

aoiもなんだかウキウキです。


しかしまぁ。。。

ほんの2時間で「こんなに色んなことをしでかしてくれますか!」ってなもんで。

aoiの様子は申し訳ないの一言でしたが、

小学校すべての雰囲気が本当に有難かったので記録しちゃいます。

写真はないので、ちょいと絵を描いてみましたよ。




小学校の玄関では

校長先生・教頭先生・教務主任・先生数名が待ち構えて迎えて下さいました。

子供たち一人一人に「〇〇くん、よく来たね!待ってたよ。」と声をかけて。

もうこの時点でアットホームです。


入学説明会の会場は視聴覚室でした。

初めて見るものだらけのaoiは興味津々です。

視聴覚室って言ったらアレですね、暗幕カーテン。必ずありますね。

aoi、さっそくこれに目を付けて、隠れて遊び出しました。









うん、現れるたびに形相がグレードアップしてる(静電気)。

そこは3年間保育園でともに過ごした同級生たちにお母さん。
全く気にしません。ありがたや・・・。




説明会スタートです。

校長先生がみんなの前に立ちました。






並んじゃった。涙

並んで登壇しちゃった。涙涙

それまでカーテンの裏にいたのに。


脇に控えていた教頭先生 「お。aoi先生も登壇だ。」と突っ込みます。

校長先生 「みなさん、こんにちは! はい、aoi先生もこんにちは!」とノッちゃいます。

校長先生のお話の間は前に出て、終わった途端にaoiも下がります。

何様なんだーーーー!




次は授業見学。

1,2年生が子供達を呼びに来ました(aoiの学校は人数が少ないので複式学級)。

みんなで図工の授業を見学し、一緒に遊ぶ予定。

この間、親は視聴覚室に残って保護者説明会でした。


説明会終了とともにaoiが視聴覚室に戻ってきました。

付いていてくれた先生は笑顔でこう言いました。

「学校中を3周しましたー。」

∑(-x-;) すいません、すいません、すいません・・・・。




授業見学からそのまま、ホールで1,2年生とともにみんなで給食。

視聴覚室(2階)に戻ってきてしまっていたaoiは、

みんなが勢ぞろいしているホール(1階)の雰囲気に圧倒されてしまい、

中に入っていくことができませんでした。


そうしたら、aoiに終始付いていてくれた教務主任の先生が

私とaoiの分の給食を2階まで運んでくれました。

私たちはホールの様子を見下ろせるテラス席のようなところでご飯です。


1階にいるみんなのところと2階の私たちのところに、

校長・教頭・教務主任がかわるがわるに行ったり来たりして、

必ず誰かしらがaoiの様子を見ているようにして下さいました。


早々に給食のカレーを食べ終えた生徒たちがaoiのところにやって来ます。

「aoちゃん、カレー食べれた?」

「うん、食べてるよー。」

「そうか、よかった。今日のカレーね、なんかいつもより辛かったの。

 私でも辛かったからaoちゃん大丈夫かな?って思ってさ。」

そんな心配を!!!!

ありがとう。。。。おばちゃん、嬉しくてビックリ。

1年生の女の子です。素敵すぎる…。





そんなこんなで給食を食べ終えたら解散だったのですが、

最後にaoiは更にやらかしました。

ずっと付いていてくれた教務主任の先生のネクタイを・・・。








つかんでひっぱった・・・・。

私、頭真っ白です。

ここまでに溜まりに溜まっていた、私の中の「申し訳ないメーター」の針が振り切れて

声を荒げ、「あんた何してんの!」と言いかけました。

そんな私を制して、主任先生はこんな会話を始めました。



「aoiくん!気付いてくれたんだね!」

「ん!」

(?)

「僕はねぇ、今日はちょっとでもみんなに好かれようとねぇ・・・」

(???)


「キティちゃんのネクタイをしてきたんだ!!!」

( Σ(・ω・ノ)ノ! ほんとだ!)

「みゃ~~おぅ」

「うん、そうだよ。キティちゃんは好きかい?」

「はい!」


「そうかー、良かった。今朝はドラえもんと迷ったんだよ。入学式はドラえもんにしようかな?」

「のぅっ!(NO!やだ!)」

「お!そうか。じゃあ・・・入学式もキティちゃんだ。(b^-゜)  」

「はい!」



・・・・。いい人すぎる。(TωT)

しゃべれないaoiは、気付いた物事に口より先に手が出てしまいます。

今回もそう。

いやですよね、ネクタイつかまれたら。

こんなの、普通に大失敗の態度です。

でも、失敗を失敗にさせない機転。

もう、本当になんて言ったらいいのか・・・。



改めて主任先生に

「本当に申し訳ありません。最初から最後まで流れの通りにもできないし、自由過ぎる状態で。」

と、頭を下げて言ったところ、これまたビックリの言葉が返ってきました。


「全然ですよ!まずはaoiくんが楽しめてよかった。

 aoiくんが『ここは自分を出していい場所なんだ。』って思えたことがいいんです。

 まずは楽しく学校に来れて、ルールとかはそのあとから覚えていけばいいんです。

 今日はすごくいいスタートを切れたと思いますよ。」



どうしよう。。。

こんな風にとらえてもらえるとは夢にも思いませんでした。

「ありがとうございます。」と頭を下げることしかできませんでした。





aoiのアジャパを気にしない子供達。

aoiのことを気にかけてくれる子供達。

全部ひっくるめて受け入れてくれる器の小学校。


aoi、あんた本当に恵まれてる。

aoiも成長しなくちゃ。

頑張ろう。





こんなやり取りをして、みんなからだいぶ遅れて帰りの玄関へ。

先生方皆さんで見送ってくれました。

aoiはこの日、お供に山手線のオモチャを持って行っていたのですが。





コレ



玄関から去り際に、狙ったかのようにボタンを押して

♪チロリロリロ チロリロリロ チロリロリロリ~ン♪

と、発車の音楽を鳴らして去って行きました。

「あ。aoiくん発車した。」との先生の言葉を背中に受けながら。



発車オーライ・・・。

お母さん、ぐったり。(゚ーÅ)




 
長々と最後までお付き合いありがとうございました。


ちなみに。

私は体質的にカレーが食べられません。

が、こんなに迷惑をかけている中で「食べられない。」と言い出せず、

この日、25年振りくらいでカレーを食べました。

家に帰って、貧血と下痢に見舞われたのも、良き思い出。





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ふむふむむぅぅぅぅ~…の続きです。



釧路地区の就学委員会に、息子の発達の詳細と進路希望を記載する用紙の

提出期限が迫ってきました。


「支援級か養護学校か」


決断を出すに当たって、私たち夫婦の心に大きく響いた出来事が、

ちょうどこの頃にあった 「保育園最後の運動会」 です。

(運動会の様子はコチラ ⇒ 




運動会にみんなと一緒にaoiが参加できるよう、

手助けや工夫を施してくれる同級生たちの様子を見て、

本当に、心から、

『この子たちと同級生でいられるのは、aoiにとって一生の宝物になるだろうな。

 aoiはこの子たちと同級生で本当に幸せ者だな。』
と思ったのです。


出来ることなら。

出来る限りの間。

aoiもみんなと一緒の時間を共有させてもらいたい。


そういう願いが生まれました。



私は養護学校の先生にお話を伺いに行きました。
先生は、養護学校の長所を丁寧に教えて下さいました。


①少人数で、明るくのびのびとした雰囲気であること

②その子に合ったプログラムを実践してあげられ、手厚さを提供できること

③先生が支援の必要な子の扱いに慣れていること

④保護者同士での気持ちの共有もしやすいこと


その他にも長所はありますが、大まかにあげるとこんな感じ。

これを踏まえて、先生はこんなこともおっしゃって下さいました。


「少人数なのはaoiくんの地元の小学校の方が少人数ですよね(笑)。
そして、aoiくん一人につき、担当の先生が一人付いてくれる点でも

手厚さは養護学校より高いと思います。

教師の熟練度では養護学校が高いかもしれませんが・・・。」


そして、私の発言や様子から感づいて下さったのか、

こんな風に最後におっしゃってくれました。


「今決めるのは、aoiくんの6年間をどこで過ごすのかを決めることではないんですよ。

 aoiくんの小学校生活をどこでスタートさせるのか、どこでスタートさせたいか。

 ということなんです。

 支援級でスタートを切り、合わなくなったら養護学校に編入もできるし、

 養護学校でスタートを切り、支援級に編入することだってできるんです。」



先生のこの最後の言葉で、気持ちが固まりました。

『aoiの希望は、地元の支援級で出そう。』




9月下旬。

就学委員会との面接。

保育園の加配の先生も同行です。

aoiは相変わらずひと時たりとも座っていられない自由人でしたが。


加配のH先生は、私の気持ちを汲んで

・aoiが保育園で友達ととても楽しく過ごしていること。

・みんなもaoiを仲間として当たり前のように受け入れてくれているということ。

そうした話をしてくださいました。


私は、養護の先生の言葉をお借りして、

・小学校のスタートは地元で迎えたいこと。

・成長の差が広がり、aoi自身が辛くなったり、周りとの兼ね合いが難しくなってきた場合には

 養護学校への編入も視野に入れていること。

そうした気持ちを伝えました。


ほんの1時間程度で面接終了。

面接はこれ一回だけ。

これでaoiの学校が決まります。なんともあっさり・・・。




面接結果と進路決定の通知は、12月初旬です。

いやはや、待たされますねぇ。

まぁ、想いは伝えた。

ありのままもaoiも見てもらえた。

あとは決定を待ちましょう。






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昨年の暮れ、aoiの小学校が決まりました。
現在に至るまでの流れを備忘録として残しておこうと思います。




都市部のように就学の選択肢がたくさんあるわけではないこの土地。

aoiの場合、選択肢は次の2つでした。


①地元小学校の支援級

②車で片道50分の養護学校




【昨年6月】

就学に向けて、北海道の巡回教育相談を受けました。
札幌から道の教育相談員が道内を巡回して、

特別配慮の必要がある子供を対象に面接や発達審査を実施してくれます。


教育相談員1人と私たち親子で面談と発達審査(田中ビネー式)を実施。

面談中、aoiはひと時たりとも座っていられません。

部屋中のものを確認して回ります。

発達審査は何とか受けれましたが、ふざけながら集中力も欠いていました。


《結果》

DQ40程度。

多動性もあり、広汎性発達障害が見受けられる。

こうした発達の面のみを見ると 『養護学校が妥当』 との結論になる。

しかし、住んでいる地域が地元の繋がりが濃く、

地域自体がどんな子も受け入れる姿勢を持っている為、

地域特徴も含めて就学先を検討してみると良い。



こんな結果を頂きました。

実は、aoiが2歳を過ぎた頃から私は個人的に「自閉傾向があるのでは?」と

いうことを気にかけていました。

気になり始めた時に療育先や医師に「自閉傾向があるように思う」と相談をしたのですが、

誰に聞いても「そんなことはない」との返事でした。

それでも「たぶんある。」という気持ちは消えないで3年が経過。

初めて第三者にしっかりとそう言ってもらえました。


すごくホッとしました。

「やっぱりそうなんだ。」と。

どう言われようと、何がわかろうと、aoiの育て方・aoiへの接し方は

今まで培ってきたものをベースにして何ら変わることはないのですが、

なんかね。なんででしょう。誰かに言ってもらえてすごく安心したのです。


それと同時に。

これまでは漠然と「地元の小学校に進むもんなんだろうなー。」と考えていたのですが、

「養護学校もしっかりと検討した方がいいのでは?」という考えが生まれました。

こちらの養護学校は知的障害・情緒障害分野に強く、

aoiの特性を考えると、こちらに通った方がaoiのためになるのでは?と思ったからです。




次の大きな動きは9月に実施される、就学委員会との面接です。

たった二つの選択肢でしたが一丁前に私は悩みました。

どうしよう。

どっちがaoiにとっていいだろう。

ふむむむむぅ~~~~~・・・・。









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