泡沫夢幻
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7日夜、モカが急逝しました。
先月9歳になったばかりの短い生涯でした。

我が家に来た日から元気に走り回って、私の部屋に入れてー!とドアに体当たりしたり、おやつちょうだいってビスケットを入れるボールを足下まで持ってきたりして、存在感のある子でした。
最近は昼間寝ていることも多くなっていましたが、外から帰ってきたら玄関まで迎えにきてくれたり、インターホンが鳴れば走って行ったりして、年相応に元気でした。

 

5日に病院に行って、秋の健康診断(春秋2回ある)で採血をして結果待ち。

7日の午前中にはトリミングでさっぱりとカットもしてもらってきた夜でした。

夕ご飯を食べてるときはいつもと変わらず元気に動き回っていました。

片付けや入浴していた2時間ほどはいつもの定位置であるカーテンの裏で寝ていて、母が新寝室に向かうため声をかけた時に少しふらつく感じがありましたが、自分で庭へ行き用を済ませてきました。

そこからは母が抱き上げ部屋へ連れて行ったのですが、その時からぐったりとして立ち上がれず呼吸が浅くなっていました。

母からの連絡ですぐに見に行きましたが明らかに様子がおかしいのですぐに病院にむかったのですが、時間は21時過ぎ。

近場の病院は通いの医者で、夜中は不在。

入り口に貼ってある夜間の受付に電話をしたら、一時間以上掛かるところで夜間診療してますと言われて、行きつけの車で20分の病院へ向かいました。

 

到着してすぐに診てもらえましたが、既に呼吸も心臓も止まっていました。

病院に着くまでの間に止まってしまったんだろうと言うことでした。

特に内臓の持病もなかったことから、心筋梗塞のようなものか、脳に何らかが起こった事が原因ではないかとの見解でした。

異常に気付いてから1時間ほどのことでした。

 

本当にあっという間のことで、心構えも準備もなく、お別れをいう時間すらありませんでした。

ただただいつも通りの生活をしていて、モカの時間が突然止まってしまいました。

 

運転をする私の隣で、母の腕の中で静かに息を引き取りました。

声を出すことも出来ず、ただ静かに時間が止まってしまいました。

 

帰宅しても出迎えもしてくれず、おやつが欲しいと請求されることもなく、部屋に入れて!とドアに体当たりもしてくれません。

一緒に帰ってきていつもの布団に寝かせました。

ちいさな子なのに、存在感があり、生活の一部になっていたモカ。

段々と硬直が始まってきて、温かかった体も冷たくなってきました。

また動くんじゃないかな?

目を開けてくれるんじゃないかな?という希望が少しずつなくなっていきました。

 

その日、眠った夜。

モカが母の部屋から出てきて私の前に走ってくるのをみて

「え? モカ?! 動けた?! 夢じゃないよね? 本当に??」って抱きしめて、その体の体温を感じて、モカの匂いを感じたところで目が覚めました。

夢じゃないよね?って何度も確認したし、抱っこもして間違いないって思ったのに、それが全て夢でモカは母の部屋で最後に見たままの動かない姿でした。

 

全部が夢だったらよかったのに。

これが夢だったら、目が覚めて、変な夢を見てごめんねってモカを抱きしめて言いたい。

おやつ食べようねって大好きなおやつを食べさせてあげたい。

 

今はもう火葬の為、病院に預けてしまったけど

こんな急なお別れは想定してない。

 

会いたい。

モカに会いたい。

抱きしめたい。

会いたい。