1年半ぶりに乃木坂のライブに行って最初に思ったことは男のヲタがかなりふえているということ。席の周りに男しかいない笑。
それからチケットがかなり入手しにくくなった。モバイルから楽天先行、一般とあったが、かなり入手困難になってきている。人気がそれだけ増えたということがうかがえる。
ライブの内容に関して言うとbirthday liveの千秋楽であったがセットリストが正直満足するものではなかった。今回は20日に、卒業をした橋本奈々未さんの選曲でその日に盛り上がりのある曲が偏ったように思える。22日は比較的新しい曲の演奏が多く、私的には盛り上がりに欠けた。
また、最近の乃木坂が歌う曲の内容、質が落ちてきているようにも思える。AKBに宛てられた曲がこっちに流れてきたとさえ感じてしまう印象を与えた。路線がズレてきた、このままだと危ないのでは?と思った。『かき氷の片想い』を聞いたときには驚き正直呆れた。次の表題曲『インフルエンサー』も楽曲名を見る限り、期待を持てない。どんな曲を歌おうが自由であることに他ならないし、アイドルらしいと言えるものかもしれないが、乃木坂46というグループのこれまでを見てきたからこそ、もっとメッセージ性のある楽曲を歌っていってほしいと思う。
成長を感じた部分もある。生ちゃんのソロを聴いて最近ますます歌に磨きがかかっていると感じた。また、なーちゃんもソロ楽曲が増え、歌う機会も増えたせいか、以前よりも堂々と歌っていて安心して見れるようになった。
1年半前の夏の神宮ライブに行った時はボールだったりを観客に投げてプレゼントするということが行われていたが、安全を考慮してか、そういうものがなかったという点も少し残念だった。キャパが大きいことに加え、そのような観客も一体となって楽しむ時間が失われたという点で距離感を感じる受動的なライブだった。秋元康がプロデュースするアイドルの特長が観客を動員する参加型であるということを考慮すると次回のライブはもっと観客を飽きさせず、距離感を感じさせないような工夫が求められるだろう。