銀座でお買い物をしておりましたら携帯が鳴りました
090××××△△△△
誰?
一応出てみましたら
「俺、トメゾウ」
中高時代の腐れ縁知人です
しっかし70年代生まれにこの名前もすごい
ちなみに友人ではありません
知人です(断固)
makeの人生にまとわりついてくるトメゾウの話は長くなりますが、適当に流してお読みください
あれは中学2年の2学期トメゾウはmakeのいるクラスに転校してきました
色白でヒラメ顔でひょろりとした男の子
一見すると苛められそうなタイプなのに、その外見からは似合わないシュールかつ調子のいい話しっぷりでクラスの人気者にのし上がってました
しかも勉強もできるのです
そしてかなりモテテました
当時からmakeの本能は「こいつは絶対ヤバイ」と危険信号を発していたので、近からず遠からずで、無事卒業
しかし神様は無情でして
同じ高校でしかもまたもや2,3年同じクラス
大好きな和くんとは3年間別々だったのに、なんでトメゾウとは一緒なん・・・
トメゾウはクラスの女子にはめったに話しかけないのに、makeにはいつも馴れ馴れしい
そのころのトメゾウは進学校にあるまじき創立初の停学処分を受けるなどの、ある意味文武両道を実践
しかも隣のクラスの純粋なマサエちゃんから大事なものを頂戴し、それをいちいちmakeに報告する
トメゾウ、君には興味がないので、特にご報告いただかないくて結構です
そしてやっと卒業
トメゾウは停学を物ともせず現役で国立大学へ
そして今度こそ永遠にバイバイ
風の噂で1年で大学を中退したと聞きました
そして高校時代つるんでいた仲間と胡散臭い会社を興したとも聞きました
そして5年前突然携帯が鳴りました
「俺、トメゾウ。makeさん元気?」
おまい、電話番号どこで調べた?
「会社つぶしちゃってさ、暇だから会おうぜ」
絶対会わないよーだ
身ぐるみはがされて東京湾に浮かんでたらやだもん
彼には超辛らつなmakeは、忙しいからと言ってさくっと切りました
そして昨年同窓会であったトメゾウは
前以上に胡散臭く、ダークで腹黒いにおいをぷんぷんさせて
「makeさん、久しぶりです」と登場
あっちいけ!
そして中学時代のクラスメートのアキちゃんと同棲していると、タバコの煙を鼻から出しながら言い放った
またもや純粋な彼女を作ったトメゾウに
「結婚するんでしょうね?」
と聞くと
な、なんと半笑いで
「さあね」
と一言
makeが14歳で感じたトメゾウに対する危険信号ははずれてはいなかったのです!
でもってアキちゃんやその他の子には何故見えんかね?
不思議でなりません
あんな男に近づいたら身の破滅です
そして昨日・・・