高校時代からの友人の話。

長いものにグルグル巻かれ、優柔不断代表のmakeとは正反対に、生き方にブレのない彼女。


それを頑固とか、融通が利かないとか、そう言ってしまえばそれまでです。


makeが泣きついても、間違ってると(彼女が)思うときは「makeが間違ってると思う」とはっきり言います。


そのときはmakeも「友達なんだから、オブラートに包んでもいいでしょうよ・・・」と思いますが、落ち着いて考えてみるきっかけになります。


彼女の考えはシンプルです。

makeのようにああでもない、こうでもない、と八方こねくり回したりしない。

損をすることもあるけど、それもしょうがないと割り切っているといいます。

だからブレないのかな。

彼女はこんなmakeの優柔は優しい気持ちの表れなんだと言います。

でもmakeもブレない強い気持ちが欲しいです。


前フリが長くなってしまいましたが、ここからが本題。


昨日山口母子殺人事件の最高裁判決が出ました。


高裁差戻し。

死刑の可能性が高まった判決。


昨夜被害者遺族の本村さんが各局のインタビューに答えておりました。

何気なく見ていたmakeですがこの人の話に引き込まれました。


事件から7年。

怒りや悲しみを持続させることはある意味難しいことだと思います。

良くも悪くも時間はそういう負の感情をゆっくりと風化させるものです。

また、例え全く風化しなかったとしても、負の感情は心身ともに自分自身をも蝕んでいくでしょう。


被害者遺族として表に立って「死刑判決」を声高に叫ぶこと。

賛否両論あるなか、多くの誹謗中傷を受けたことでしょう。


本村さんは聡明な方ですから、きっとmakeが想像する以上に、悩み迷い相手を憎み自分を責めたのでしょう。


淡々と答える本村さんの姿からは、葛藤の末、今自分のすべき事がはっきりと見えているように感じました。


どんな質問にもブレない。

たった一つの信念があるからだと思います。



この事件は真の結論が出るまでこれからまた何年かかかるでしょう。

makeは死刑判決が妥当かどうかは判断できません。


ですが、全てが終わった後、本村さんに本当の笑顔と幸せな人生が待っていることを願っています。

亡くなった奥様やお子様はもちろん、愛することの幸せをもう一度実感できる時間を過ごして欲しいと願っています。



最後にグルグル巻きmakeにも幸あれ・・・