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汐留で飲んだ

ずいぶん、色んな話をして、色んな話を聞いた。

僕には、いっぱいの、なぜと、いっぱいの、そうかを感じていた。

ここは42階。

ここで、お酒を飲むには、まだまだ僕は子供かもしれない。

外を見渡すと、夜景がきれいだ。

でも何となくの違和感を感じた。

東京タワーだけが、都内を美しく明るく照らし、レインボーブリッジや、六本木ヒルズは、薄暗かった。

こんな場所に来るのも、ひどく久しぶりだ。

ウォーターフロントから東京を眺め、僕のいる位置と、いたい位置を確認した。

でも、よく分からなかった。

東京にいることだけは、東京タワーが教えてくれた。

東京に住んで、僕は、幾分、年をとった。

ただ、どこにいるのか、どこにいくのかだけは、徐々に徐々に、曖昧になる。

なめらかな毎日が訪れるたび、徐々に、徐々に、徐々に、徐々に、曖昧になる。