ピラティスインストラクター
日本式ベビーマッサージ協会認定
なでなで育児アドバイザー
現在、韓方茶のスペシャリストを目指し目下勉強中
AGUNG(あぐん)です

先週受講した、東医宝鑑アカデミー主催の韓医学ベーシックコースの講師をしてくださった、韓医師、韓医学者であられるイ・サンジェ先生の言葉の中で、とても心に残っていることばがあります
朝鮮半島では、昔から薬草(山菜や野草)などを、ナムルにして食べる習慣があります
韓国料理屋さんがふえたり、韓国料理のブームなどで、ナムルと聞いても大体の方がお分かりになるように、野菜の和え物のような物です
普段、私たちがよく目にするのは、ほうれん草やまめもやし、だいこん、ワラビのようなものではないでしょうか?
しかし、タンポポや、桔梗の根など、まだまだ沢山の薬草や山菜などがナムルにされ、食されてきました





イ・サンジェ先生は、薬草についても大変あ詳しく、どのように食べたら美味しいのか、どのように、調理するのがいちばんベストなのか、日々研究を重ねられているそうです
あらゆる研究をされ、薬草の性質や効能を把握し、その調理法までも熟知されている先生が、ナムルに関して頭が上がらないとおっしゃっていたのは、お年寄りのおばあちゃん達でした
このような料理と言うものは、代々女性達の間で受け継がれ、今日まで伝えられてきました

やはりナムルに関しても、美味しい作り方を知っているのはおばあちゃん達だ!しかし、そのおばあちゃんたちもご高齢になられる身ゆえ、おばあちゃん達の記憶を残しておかなければ行けない、それが、これからなの自分の使命だとおっしゃっていました
私は、産まれも育ちも日本ではありますが、戦時中祖父母が朝鮮半島から渡ってきた在日コリアン3世です
家族との普段の会話は日本語ですし、日本では暮らす皆さんと、なんら変わらない生活をしています
しかし、一歳のお祝いや、結婚式などが、お祝いの席ではチマチョゴリ(伝統衣)をまとい、旧盆や旧正月、命日には、亡くなった方を偲び、チェサと言う法事も行い、家では母がキムチを漬けたりと、日本に暮らしながらも、その文化や習わしが伝えられてきました
そしてまた、その料理や母国の文化を一番よくしっていられるのが、日本に渡ってきた1世になるおじいちゃんおばあちゃん達です
しかし、私の祖父母もすでに亡くなられ、1世のおじいちゃんおばあちゃん達はかなりのご高齢に

そんな、1世の方達の思いや知識を、後世に伝えていくのも、また私達の使命なのではないかなぁーっと思っています
母国から離れて暮らす私達にとっては尚更その思いが強くなります
結婚して、子供を産み、何不自由なく幸せに暮らしている自分ではありますが
在日コリアンとして
日本で生まれ育った私だから出来ること
私だから伝えられること
私にしか伝えられないこと
私には
まだまだ使命が沢山あるようです