皆様にはランプン赴任期間の顛末を見守っていただきありがとうございました。
4年赴任のつもりが、2年足らずで帰任することとなりました。
色々と至らないことが多く、大変ご迷惑をおかけいたしました。
後片付けが残っていたので、帰国から半年後に再訪しました。
行く時には何の事前情報も無かったのですが、帰る日の数日前に、ジャカルタ空港の新ターミナルの運用が開始されるとの報道があり、ちょうど帰る日に重なってしまいました。
日本だと「おっ、丁度オープニングのタイミングとはラッキーだなぁ」ってことになりますが、
インドネシアの場合、どちらかというと「アンラッキー」ってことになります。
そして、その予想は当たってしまいました・・・
滞在中に行う予定だった諸手続きは、ほぼ無事に完了し、いよいよ帰国の日を迎えました。
ジャカルタを22時に発つ飛行機に乗るため、18時にジャカルタに着く飛行機でランプンを発つ予定だったのですが・・・
50分の遅延。まぁ、想定内ではありますし、この時点では乗り換え時間にまだ3時間あります・・・
・・・が、ジャカルタ空港に着いたときにはさらに30分ほど遅れていました。
残り2時間半・・・
新ターミナルになって、飛行機から建物に直接降りられるようになったのはいいのですが・・・
ターンテーブルはいかにも最新式のような造りですが、建物内の照明がまだ使えず、仮設のライトを照らしていました。そして、ターンテーブルの電光掲示も機能せず、荷物が出てくるラインも係員に聞かないとわかりませんでした。
なんとか荷物を受け取り、外に出ますが・・・
タクシーを待つ行列・・・
ターミナル内のシャトルバスがあるはずですが、案内掲示はありません。
同僚がポーターに尋ねたところ、2階からシャトルバスが出るとのこと。
しかし、2階へあがるエスカレーターもエレベーターも稼働しておらず、もう一度建物内に戻って出口を逆行し、トランジット用と思われるエレベーターに乗り、2階へあがりました。
2階でシャトルバスが止まる3番ゲート。
目の前で満員のバスが出るのを見送り、次のバスを待つことに。
やってきたバスに乗りますが、このシャトルバスがまたトラップで、
新ターミナル(新T3)→LCCターミナル(旧T3)→国内線ターミナル(T1)→国際線ターミナル(T2)の順で回るというものでした。まぁ、ターミナルの配置からして仕方ないんですけど。
国際線ターミナルには無事着きましたが、出発時刻まで残り1時間を切っていました。
とにかくチェックインカウンターへ飛び込みましたが、航空会社が新ターミナルからの乗換トラブルに対応するため、出発時刻を1時間遅らせる判断をしたとのことで、おかげで間に合いました。
ちなみに、もう一方の日本の航空会社は定刻通りに運航していたようです。
成田空港で飛行機を降りるとき、「到着が遅れまして申し訳ございませんでした」と乗務員や地上スタッフの方々が一同にお詫びをして頭を下げていましたが、逆に助けてもらった立場としては微妙な気持ちでした。
(むしろ、迷惑をかけたとお詫びをするのはこちらのほうだし、そもそもの原因は・・・)
日本のような礼儀作法を当たり前のように感じている人にとって、インドネシアという国で暮らすのは難しい、というのをあらためて実感する出来事でした。
これにて当ブログは終了です。
ご覧下さいましてありがとうございました。