今年も残すところ4か月となりました。

 

まだ今年の総決算は早いですが、

本年中にお客様からのご質問が非常に多かったものを集めて、

一気にお客様へ解説してしまおうというこの企画!

 

題して…

 

「マカリィお悩み相談室(仮称)」

 

という訳で、名前も今決めましたが(笑)

お気楽ブログという事で、お気楽に書きたいと思います。

 

ただ、お客様のお役にたつようには、頑張ります!

(主に、スタイルが何がどう違うのかと、どうオーダーすればよいか。)

 

 

まずはこちら!【せくしー・マンバンヘア】

 

 

こちらは、カット&パーマです。

 

スタイルとしては、マンバンヘア。

マンバンは、簡単にいうと2ブロックを後ろまでつないだヘアスタイル。(後ろまで2ブロック)

両サイドとバックアンダーは、どこまでの面積まで刈込面を広げるかは、自由です。

スタイルとデザイン性で応相談しながら決めていく形となります。

 

このお客様は、スキンフェードやフェードカットではありません。

この後ろまで2ブロック部分の面を、フェードにするお客様もたくさんおります。

スタイルとしてはマンバンヘアですが、そのブロック部分の面の長さ(厚み)をどのように調整するかにより、

マンバンかマンバンフェードかみたいな感覚で良いと思います。

 

このお客様の場合には、「後ろで縛りたい」という事が前提条件としてあり、

縛った上で、そこから出ているテール部分に関しては、「噴水のようにちらしていきたい」とのご要望なので、

マンバン用パーマが、刈上面以外の残っているTOP・フロント・つむじの部分にかかっている仕様です。

 

TOPをストレートのまま(自毛のまま)にして縛るお客様もたくさんおられますし、

マンバンだけいれて、縛らないお客様もおられます。

 

なので結論的には、

 

・両横・後頭部の面積・厚みをどういうデザインにするか

・残った毛髪をどの程度の長さ・質感・デザインにもってくるか

 

簡単にいえば、ここさえ決めれば(オーダーすれば)、マンバンヘアの完成です。

 

 

続いてはコチラ!【もはや王道・フェードカット&スキンフェード】

 

前回のブログでは、スキンフェードとフェードカットの違いを解説しました!

その部分も含めて、説明したいと思います。

TOPの部分のパーマには、濡れパン(ぬれぱん)との相性が抜群なカットでもあります。

 

まずは、カットのみ(パーマなし)のフェードカットから!

 

 

今や大人気のフェードカット。

日本国内でも、スポーツ選手(アスリート)の方々や格闘家の皆様、

アーティストの方々やラッパーの方々まで、果ては海外の有名人まで、

幅広いメンズに支持される、大人気のフレッシュカットです。

 

TOPを短くしたり長くしたりと、デザイン性やスタイルは、自由度が高く、

立てる場合もOK!毛をねかせてながすのもGOOD!

基本的には、ポマード・グリース・ジェル・ワックスなどを使用して、

男性っぽく仕上げていくスタイルとなります。

もちろん、つけなくても、相当スッキリしています。

 

周りの部分(両横・うしろ)の刈込面積をどの位に設定するかにより、

主に、ローフェード・ミドルフェード・ハイフェードにわかれ、

単純に刈込部分を、ローゾーン・ミドルゾーン・ハイゾーンにするかの違いです。

 

何より普通の刈上とフェードカットは何が違うかといえば、その「薄さ」!

基本的には、0.03mmや0.1mmといったフェード専用のバリカン(トリマー)を生え際にいれて、スタートします。

なので、簡単にいえば、

「真っ白い=むしろ地肌ですね」的なところから刈上げがスタートすると思って頂ければ良いと思います。

 

このお客様の場合には、割と丸めにラウンドモヒカン調にTOPがきていますが、

TOPの部分に関しては、バランスをとりながら、スタイル自由度は高いです。

 

カラー前の下処理時ですが、フェードを染めると…

 

 

あまりに薄くて、フェード部は、染まっていても黒く見えると思います。

これもフェードカットです。

 

続きまして、【フェードよりド派手!スキンフェード】

 

基本的には、フェードカットと形(シルエット)は、同じです。

さきほど、フェードカットは「薄すぎるバリカンからスタート!」みたいに書きました。

スキンフェードは、薄いのではなく、「ないところからスタート!」になります。

単純明快に、耳周りやえりあしは、カミソリでそってしまい、

0.03mmや0.1mmでなく、「0.0mmから行きましょう!」ってことです。

なので、スキンヘッド+フェードカットと思って頂ければ、簡単です。

 

 

 

上下のお客様お2人様のお写真が、どちらもスキンフェードです。

形(シルエット)は、フェードカットに同様だと思います。

TOPはどちらのお客様も、UPバングで横流しです。

こちらは、ジェルとグリースをそれぞれ使用しています。

 

ちなみに、UPバングは、前髪だけを上げるスタイルで、前髪ゾーン(前髪セクション)だけのデザインのお話です。

例えば、右に流す・左に流す・前に流すといった場合でも、前髪だけを額にかからないように上げるという具合のスタイルです。

 

ご両名様とも、上はノーパーマ(パーマなし)です。カット&スタイリング剤のみで仕上げています。

 

 

大流行のパーマヘア【濡れパン(ぬれぱん・ヌレパン)+フェードカットorスキンフェードにするのが定石!】

 

昨今はTVでも取り上げられる程、大流行している濡れパン。

私もたまたまTVをつけたら、某地上波のバラエティー番組で特集されていました。(これは偶然ですが)

そのくらい、よく目にしますし、実際街中でも見かけます。

 

基本的に、ぬれぱんというパーマは、先に書いたフェードカットとの組み合わせが定石のスタイルです。

フェードカットをした後、刈上面になっていない残っている毛の部分、

主にはフロント・TOP・つむじ・コーナー部分にかけていくパーマとなります。

 

先に書いた通り、、フェードカットのTOP自体が、デザイン的に表現の自由みたいな感じなので、

ヌレパンにも、色々な種類があります。その種類(オーダー)に応じて、技術者側が色々かけ方を変えていく感じです。

ひとつだけ共通していることは、ぬれぱんはアイロン(こて)でかけていくことです。

こてパーマ(こてパー)の一種なので、よくお客様が知っている、

いわゆる棒状のもの(=ロッドといいます)に毛を巻き付けて、薬をかけるみたいなものとは違います。

 

同じ濡れパンでも、こんなにデザイン(スタイル)が違うんだとわかる写真があります。

 

 

割とベーシックな濡れパンです。

周りはフェードカットでスキンフェードではありません。

パーマの名前は「濡れパン」ですが、スタイルは「クロップ」というものになります。

簡単に、全て前向きにカール(ウェーブ)が構成されていると思って頂ければいいと思います。

 

解りやすく言えば、お客様からオーダーをいうとしたら、

 

「フェードカットで上を濡れパンかけてクロップにしてください!」

 

といえば、だいたいこんな感じになります。だいたいといったのは、上の長さをどう設定するかで、

形の大きさやウェーブ感・ボリューム感が変わるという事です。

なので、そこはよくお客様の求める要望を聞き取ってからやる必要はあります。

 

という事で、この「フェードカット×濡れパン×クロップスタイル」で、

上のお客様より短くした(逆にいえば長さを変えただけのスタイル)のが、コチラ!!

 

 

フェードカットで濡れパンでクロップなのには間違いないですが、

長さが先程のお客様より短くなると、単純に頭皮にはりついたような形、

形・ボリュームとしては小さくまとまるという事になります。

ブラックミュージックが好きな方や、ブラックミュージシャンの方は、特に好まれるデザインです。

 

また、「アップバング(前髪あげますよ型)」と同じように、フェードカットや濡れパンを施術の際に、

「ラインアップ」という技術もオーダーが多いのですが、

ラインアップというのは、単純にいうと、「パッツンにすること」と思ってくだされば、間違いないと思います。

パッツンにすると、ラインがハッキリ地肌と区別されます。耳まわり・顔周り・えりあしの方・前髪といった具合に、

「ここまでが髪(ヘアスタイル)で、ここからが肌です!」と、完全にわけたいお客様にオススメです。

海外の方のスタイルをみると、このラインアップをしている画像が多いです。

(むしろ、ラインアップしてないものより、しているものの方が多いのでは!?)

 

続いて同じヌレパンでも、まったくデザイン性・スタイル性が異なるものがコチラ!

 

 

先程の上記お2人様よりも、格段に毛が浮いてみえると思います。

これも、濡れパンになります。

オーダーとすれば、

「フェードカットで上を濡れパンにしてジェットモヒカン型で!」

となります。

 

いずれにせよ、「濡れパン」というスタイル・デザインのパーマ内に、

無数の形や表現がある事は、つたない説明ですが、わかって頂けた(かな!?)と思いますので、

ご興味があれば、ご来店された際でも、お電話・LINEでも、何なりと相談して下さい。

 

 

どんな長さの毛でも合う【ツイストパーマ・スパイラルパーマ・ツイストスパイラルMIXパーマ】

 

マッシュボブでもレイヤー系でも、どんな髪型にも合わせていけて、

今キテイルのが、スパイラルパーマ・ツイストパーマ・そのMIXパーマです。

 

先程の上部の「濡れパン・ジェットモヒカン型」と比べるとよくわかるのがコチラの写真!!

 

 

長さの違いはもちろんあるのですが、そこはイメージの中で無視して頂いて、

それ以上に、TOPのパーマの質感がまったく違う事がわかって頂けると思います。

 

同じくジェットモヒカン型なのは間違いないのですが、

こちらは、パーマが「ヌレパン」ではなく、「ツイストスパイラル」になります。

カットとしては、フェードカットではありません。通常の刈上になります。

 

なので、オーダーとしては、

 

「周りはスッキリ刈り上げて、上を長めにツイストスパイラルかけてもらって、形はジェット型でお願いします!」

 

といった具合になります。

 

同じパーマでも、パーマの種類が違うと、

デザイン(形)は同じでも、テクスチャー(質感)が変わってくることが感じてもらえると幸いです。

 

また逆に、パーマが同じ「ツイストスパイラル」で、形(デザイン)が違うと・・・

 

 

このように、まったく違う雰囲気となってきます。

これは、パーマは「ツイストスパイラル」ですが、

デザインやカットラインが、マッシュボブ・リーゼンマッシュをベースにしてあるので、

違ってくるという感じです。

 

 

人とは違うエッジをきかせるなら【ブルー系カラー】を是非!

 

まずは先に今回はお写真から。

 

 

少し見にくくて申し訳ないですが、

ここ最近、「ブルージュ」「シェード」といった単語も良く目に・耳にするお客様も、

多いのではないでしょうか。

 

カラーを入れた直後もそうですが、時間がたつにつれても、

退色時に赤みが出ない、または少ない・出にくいブルー系カラーが昨今とても大人気です。

 

すごく簡単に言うと、高彩度・高発色の青色(ブルー系色)をベースに使用して、

赤みのある、または赤みの出てきてしまうブラウンを消しませんか?または少なくしませんか?

っていう話なのですが、お客様には上手に伝わったでしょうか?

 

難しい話になると、主旨からずれるので、専門的な話は抜きにして、

要するには、今までご説明させて頂いた、今年ご質問を多く頂いた、

 

・マンバンヘアについて

・フェードカットについて

・スキンフェードカットについて

・濡れパン(ぬれぱん・ヌレパン)について

・ツイストパーマについて

・スパイラルパーマについて

・ツイストスパイラルパーマについて

 

は、結構流行しているので、そこで個性を出していく場合に、

エッジのきいたブルー系カラーを少しアレンジしても、面白いと思いますよ的な話です。

あくまで、参考にしてもらう程度で。

 

ちなみにブルー系カラーといっても、何も髪全体が青色になってしまう訳ではありませんよ!

ブルーベースという意味なので、普通のファッションカラーと同じ感覚で大丈夫です。

色は、無数にありますので。

 

ちなみにこのお客様は、2ブロックヘアですが、入っているカラーは

 

「銀髪クリアシルバー」

 

です。青色ベースですが、青くはなっていないですよね!

ちょっと話が趣旨からずれ、難しくなりそうなので、単純に、

「あんまり赤みが出ないカラーがある」

で、平気だと思います。カラーリングの話はおまけです。

 

 

結構な余談も挟んでしまいましたが、お客様へうまく伝わったでしょうか!?

2021年内に、質問の多かったところのみを集約したのですが、

まさかの結構な長文にて、失礼を致しました。

 

「マカリィお悩み相談室(仮称)」

 

次回もあるかわかりません(笑)

また、お会いしましょう!

 

ヘアーガーデンマカリィ

 

 

2021年も9月となりました。

今年も残すところ、あと4か月ですね。

あっという間に秋の空です。

 

今年に入り、当店へのお電話やLINEでのお問い合わせ際のご質問内容や、

ご来店頂いたお客様からの直接のご質問で、非常に多かったこちら…

 

「スキンフェードとフェードカットは何が違いますか?違いがあるの?」

 

という訳で、今回のお気楽ブログでは、写真を交えながら、こちらを解説します!

お客様のお役に立てば幸いですので、よろしくお願いします。

 

結論から言いますと、まったく別物です。

 

また、このスタイルが可能な店舗と不可能な店舗が、

日本国内においては法的にわかれます。

 

まずはお客様お2人のお写真をご覧ください。

 

 

 

写真のアングル(角度)が違ってしまい、申し訳ないのですが、

上部(TOP)の長さやデザインは別にして、

両サイドの刈上面に注目して頂きたいです。

 

ぱっと見、同じように見えますが、耳まわりなどの生え際を見てもらうと、

上部の写真では、極少ではありますが、ポチポチと毛の先端部が頭皮上にあります。

下部の写真では、そのポチポチすらありません。

 

勘の良い方なら、もうピンときていると思いますが、簡単にいうと…

 

【スキンヘッドのように、カミソリを最下部(生え際)に入刀して剃りこんでから、ぼかしていき刈り込む】

か、

【0.1mmでも0.03mmでも、バリカン(トリマー・クリッパー)を最下部に入れておき、そこからぼかして刈り込む】

かの差です。

 

ですので、本当に微々たる差ではありますが、まったくの別物です。

TOPのデザイン性(毛流れや整髪料、UPバングやパーマをする等)は別の問題で、

周り(後ろ・両横)の作り(デザイン)のお話になります。

TOPまで全面をスキンフェードにしたら、イコールそれはスキンヘッドになります。

 

冒頭で、このスキンフェードに関しては、

【法的に可能な店舗と不可能な店舗がある】

と、書きました。

 

これは、技術面の問題ではなく、美容師(美容室)さんは、カミソリを使用できない為です。

ちゃんというと、カット用のカミソリ(カットレザー)ならば、美容師さんも使用できますが、

頭皮(皮膚面全てですが)に直接あてるカミソリは、使用できないことが法律で決められています。

 

ですので、

 

フェードカット=理容室(理容師)と美容室(美容師)のどちらでもできる

スキンフェード=理容室(理容師)しか日本国内ではできない

 

という事になります。

 

あくまで技術面の問題ではないので、仮にスキンフェードができる美容室(美容師)さんがいても、

営業では、それを行使できない(施術できない)という事です。

スキンフェードではなく、フェードカットがとても上手な美容師さんを何人も知っていますので、

法律面(やれる・やれない)と、技術面(できる・できない)とは、まったく別の問題という事はここで説明しておきます。

 

ここから少しCMっぽくなりますが、そういった意味で当店は、

法的には、理容師免許と美容師免許のWライセンスを取得している為、

技術的には、上手いかはわかりませんが、一応それなりには勉強している為、

フェードカットもスキンフェードも、両方できる店舗に該当する事になります。

 

お客様にうまく伝わったでしょうか!?

少し余談も入りましたが、今回は

 

「スキンフェードとフェードカットの違い」

 

について解説してみました!

またお会いしましょう!!

 

最後に、

【どちらがスキンフェードでどちらがフェードカットかクイズ!!】

を出題し、本日はおわかれします!!

なお、正解しても何もありません(笑)
 

 

 

間違いなくどちらかがスキンフェードで、どちらかがフェードカットです!