東日本大震災に端を発した福島原発の影響について、報告します。



福島原発の影響について、報告します。

今回は、基本知識の整理です。

現在、報道等で乱用されている用語について、正しく理解する必要があります。
特に、「放射線」、「放射能」、「放射性物質」、「ベクレル」、「シーベルト」について解説します。

【放射線】
細胞を破壊するなどして人体に影響を与えるのが放射線。

【放射能】
物質が放射線を出す能力

【放射性物質】
放射能をもつ物質をいう。

※一般的に使われる「放射能が漏れる」というのは、不適切な表現であり、正確には「放射能をもつ放射性物質が漏れる」ということになる。また、原子炉の穴などから直接、「放射線が漏れる」ということは重大な問題といえる。

【ベクレル】
ベクレルは、放射能の強さを表す単位で、1秒間に原子核の崩壊が1回起こる放射能の強さが1ベクレル。

【シーベルト】
シーベルトは、放射線の人体への影響を示す単位。
光に例えると、ベクレルは電球本体の明るさで、シーベルトは光を受けた場所の明るさに相当する。


節税と言えば、実は、住民税の節税にもなります。


住民税は、以下の5種類があります。


① 前年の所得金額に応じて課税される「所得割」

② 所得金額にかかわらず定額で課税される「均等割」

③ 預貯金の利子などに課税される「利子税」

④株式の配当などに基づく「配当割」

⑤株式譲渡などに基づく「株式譲渡所得割」


ですが、会社員・OLの方には、おもに①と②が課税されます。


毎年、5月に納税義務者に対して配布される「給与所得等に

かかわる市民税・府民税 特別徴収税額の決定・変更通知書」

に、この所得割と均等割の税額が表示されています。


「所得割」は、課税所得金額の10%を12分割した金額です。


「均等割」は、都道府県民税として年額一律1,000円、

         市区町村民税として年額一律3,000円 となっています。


要するに、「均等割」は定額であり、まさに均等割であるため、前年の所得

に関係なく、一律にかかります。

しかし、一方の「所得割」は前年の課税所得金額の10%(内訳は、都道府県民税4%、市町村民税6%で、合計10%です)となっていますから、課税所得金額によって住民税が増減します。


この前年の課税所得金額によって住民税が増減するというところがポイントです。


※住民税は、「前年課税」と言って、今年収入がなくても前年の所得によって課税されるので注意が必要です。


前回、決め手は所得の考え方というところまでお伝えしました。


所得については、所得税法で収入方法に応じて10種類に分けています。


そして、その10種類の所得ごとに、「収入金額」から「必要経費」等を差し引き、「所得金額」を計算するようになっています。


<所得の種類>        <具体例> 


1.利子所得    ・・・  預貯金・国債などの利子  


2.配当所得    ・・・  株式・出資等の配当     


3.不動産所得  ・・・   土地・建物などの賃貸による所得


4.事業所得    ・・・  商工業・農業・漁業などの事業による所得


5.給与所得    ・・・  給料・賃金・ボーナスなどの所得


6.退職所得    ・・・  退職金・一時恩給などの所得


7.譲渡所得    ・・・  土地・建物・車両・ゴルフ会員権・株式などを売却した場合の所得


8.山林所得    ・・・  山林の立木を売却した場合の所得


9.一時所得    ・・・  クイズの賞金、生命保険契約の満期保険金などの一時的な所得


10.雑所得    ・・・  作家以外の人の原稿料、講演料、恩給、年金、貸付金の利子等の所得


そして、この10種類の所得のうち、総合課税されるものと、分離課税になるものがあるのです。


いよいよ、次回は核心にはいっていきますよ。


[参考]

ちなみにFXでは、1年間(1月1日~12月31日)の取引で利益が出た場合、雑所得として総合課税の対象 となります。総合課税とは、利子所得、配当所得、事業所得、不動産所得、給与所得、譲渡所得、一時所得、雑所得の8つの所得のうち、分離課税されるものを除いたものを合計して所得税の金額を計算するしくみです。雑所得に当たる主なものとしては、公的年金や原稿料・印税、講演料などが挙げられます。外貨預金で発生した為替差益も雑所得として扱われます。年間の所得が2,000万円以下の給与所得者で、雑所得が年間20万円以下の場合には、雑所得については確定申告は不要です。つまり、実質的には税金がかからないことになります。税額は、他の所得と合算した課税総所得をもとに計算されます。したがって、所得の水準によって税率が異なるということになります。