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文化系寄り道倶楽部

アラフォーで2児のパパであり、80年代の音楽をこよなく愛し、ガンプラを愛で、パソコンをいじくり倒し、台所を妻から奪い取り、キングの小説におびえ、究極超人あ~るで笑いころげ、夜な夜なUST配信をしている

少し前に書いた「こぎつね」

若干修正して更新しました

http://ncode.syosetu.com/n9361p/


リンク飛んでもらうと、他の作品も見れたりするのでよろしければどうぞ



『こぎつね』

こぎつね コンコン 山の中 山の中
草の実 つぶして お化粧したり
もみじの かんざし つげのくし

こぎつね コンコン 冬の山 冬の山
枯葉の着物じゃ ぬうにもぬえず
きれいな もようの 花もなし


男が二人、人気のない山道を30分ほど登ったところに、ひっそりとたたずむ小さな小屋の中に

いた。

一人は縄で縛られ、身動きすることができない。
一人は猟銃を構え、縛られた男に向かって、なにやらわめき散らしている。

「よ~し、わかった。それじゃぁ、こうしよう」
猟銃を持った男はニヤニヤしながら縄で縛られた男の耳元で話し始める
「これからゲームをしよう。簡単なゲームだ」

縄に縛られた男は顔中に痣があり、口元から血が流れている。
どうやら猟銃を持った男に散々暴行を受けたようだ。

「唄を歌ってもらおう」
猟銃を持った男は鼻歌を歌い始めた。
そのメロディは、子供の頃によく聴いたことがある童謡だった。
たしか、子狐が、化粧をしたりとか……たぶん『こぎつね』という題名だ。

「さーて、この曲の歌詞を間違いなく歌うことができるかな?」
まるでクイズ番組の司会者のようだったが、男が持っていたのはマイクではなく猟銃だった。

「三回間違えたら……ズドーン!なんてなぁ」
猟銃を持った男はカラカラと笑いながら縄に縛られた男の頭を猟銃の銃身で小突いた。

「制限時間は日の出まで……ってかぁぁぁあ、かっ、かっかっ」

狂っていやがる!
縄に縛られた男は、心の中でそう履き捨てた。
どうせ命を助けるつもりはないのだろう。

それにしても……

縄に縛られた男は、なんとも複雑な心境だった。

まさか、こいつ、知ってっていってるのか、単なる偶然か……

縄に縛られた男は、大声で歌いだした。

フックス、ドゥ ハス ディ ガンツ ゲシュトーレン
Fuchs, du hast die Ganz gestolen

ギプ エス ヴィーデァ ヒーァ
Gib es wieder hier

ギプ エス ヴィーデァ ヒーァ
Gib es wieder hier

ゾンスト ヴィァッ ディヒ デァ ィエーガァ ホーレン
Sonst wird dich der Jager holen

ミッ デム シースゲヴェア
Mit dem Schiesgewehr

ゾンスト ヴィァッ ディヒ デァ ィエーガァ ホーレン
Sonst wird dich der Jager holen

ミッ デム シースゲヴェア
Mit dem Schiesgewehr

猟銃を持った男は、一瞬ためらった。
銃身は縄に縛られた男の頭に向けられ、引鉄にはしっかりと指がかけられていた。

「おい、今のはなんだ?貴様、この期に及んで俺をからかっているのか?」

縄に縛られた男は気丈に猟銃を持った男をみつめ、口を開いた。

「この唄はなぁ、もとはドイツの民謡だ。今のは原曲だよ」

猟銃を持った男は狂喜の悦から不意に覚まされた不快感と何か面白いものを見つけたときのよう

な好奇心が混ざり合ったなんともいえない顔をした。

「おいおい、まさかテメェ、でまかせじゃないだろうな?」

猟銃を持った男の目は、不気味なぐらいに真剣な眼差しで縄に縛られた男を睨みつけた。

「日本の童謡じゃねぇのかアレは……オレは小さい頃あの歌が好きでよ~、学校の先生があの歌

を歌うと褒めてくれたんだよなぁ。オレは人に褒めらたのはあの時くらいしかねぇからなぁ、よ

~く覚えてんだ。だからよ~、デタラメはいけねぇよ。なぁ、アンタそんなに早く死にてぇのか

よ。本当ならちゃんと聞かせてもらわねぇとな、ドイツ語じゃぁ、なんて唄ってんだ?」

猟銃を持った男の真剣な問いかけに、縄に縛られた男は一瞬戸惑った。

まぁ、いい。こういう死に方も悪くない。一つくらい自分の知識を誰かに残せて死ねるのだ。そ

れがどんな悪党であろうと、単位をとることしか考えていない学生にドイツ語を教えることに比

べたら、こんなに真剣に自分の話を聞いてくれるのだ。思わぬ形で最後の教鞭をとることになっ

たが、これもまた人生なのかもしれない。

「いいだろう。教えてやる。一番はこうだ」

キツネよ、君はガチョウを盗んだね
元のところへ返しなさい
元のところへ返しなさい
さもなきゃ狩人がお前を捕まえに
鉄砲を持ってやってくるぞ
さもなきゃ狩人がお前を捕まえに
鉄砲を持ってやってくるぞ


「そして2番はこうなる」

ザィネ グローセ ランゲ フリンテ
Seine grose, lange Flinte

シースト アォフ ディヒ デン シュローッ
Schiest auf dich den Schrot,

シースト アォフ ディヒ デン シュローッ
Schiest auf dich den Schrot,

ダス ディヒ フェァプ・ディ ローテ ティンテ
Das dich farbt die rote Tinte

ウン ダン ビス ドゥ トーッ
Und dann bist du tot,

ダス ディヒ フェァプ・ディ ローテ ティンテ
Das dich farbt die rote Tinte

ウン ダン ビス ドゥ トーッ
Und dann bist du tot.

狩人の大きくて長い銃が
君をめがけて弾を撃つ
君をめがけて弾を撃つ
赤いインクが君を染めて
君は死んでしまうぞ
赤いインクが君を染めて
君は死んでしまうぞ

「これが、最後3番だ」

リーベス フュクスライン、ラス ディァ ラーテン
Liebes Fuchslein, las dir raten

ザイ ドホ ヌア カィン ディープ
Sei doch nur kein Dieb

ザイ ドホ ヌア カィン ディープ
Sei doch nur kein Dieb

ニム、ドゥ ブラォフスト ニヒト ゲンゼブラーテン
Nimm, du brauchst nicht Gansebraten,

ミッ デァ マォス フォァリープ
Mit der Maus vorlieb.

ニム、ドゥ ブラォフスト ニヒト ゲンゼブラーテン
Nimm, du brauchst nicht Gansebraten,

ミッ デァ マォス フォァリープ
Mit der Maus vorlieb.

「意味は――」

縄に縛られた男が最後の訳を語ろうとしたとき、猟銃を持った男は銃身を縄に縛られた男の口に

押し当て、言葉をさえぎった。

「待て、待ってくれ」
縄に縛られた男は一瞬自分の命がこれで最後だと覚悟を決めたが、事態が思わぬ方向に変わった

のだと気付いた。

「待ってくれ、その先は言わないでくれ」
猟銃を持った男の目には涙が浮かんでいた。

「俺は、今まで他人のものを奪うことも、命を奪うことも、ためらうことはなかった。俺は自分

が生きるために人から物を奪い、必要とあれば……いや、そうでなくたって俺はたくさん殺して

きた」

縄に縛られた男はどんなに銃を持った男が心変わりをしたように見えても死の覚悟を解けずにい

た。

「俺の殺してきた奴らも、いっぱいいっぱい俺の知らないことをしってたんだなぁ、きっと……

それを俺は……今まで考えた事がない」

どうにもおかしなことになってきた。しかしなんという皮肉。日ごろ自分が教えている学生はノ

ートをとるのに一生懸命かもしれないが、この男のように真剣に他国の言葉に関心を持ったりは

しない。一体自分は何に向かって教鞭をとり続けてきたのかと疑問に持ちながらも、これは喰う

ために仕方のないことだと、どこか割り切っていた。

「で、どうするんだ。この後のどうなったかを知りたいのなら学べばいい。それは俺を殺そうが

どこでもできることだ。妙な話だが、おれはお前さんが思っているような、そうたいしたことを

知っているわけじゃない。お前さんが殺した人間よりも、価値はないのかもしれないぞ」

俺は何を言ってるんだ?
その疑問に答えられるだけのものが、縄に縛られた男の内側には、何もなかった。

俺はどうしたらいいんだ?
その疑問に答えられるだけのものが、猟銃を持った男の内側には、何もなかった。

男が二人、人気のない山道を登った小さな小屋の中にいた。
二人は道に迷い、戸惑い、見つめあい、答えを求めていた。
静かなときが流れていく。

二人は子狐のように小首をかしげて考えるしかなかった。

仕方がないので、縄に縛られた男は心の中で歌い続けた

キツネ君、忠告するが
泥棒なんてやめておけ
泥棒なんてやめておけ
ガチョウの焼肉は要らないだろう
ネズミで我慢しろよ
ガチョウの焼肉は要らないだろう
ネズミで我慢しろよ

仕方がないので、銃を持った男は心の中で歌い続けた

こぎつねコンコン
穴の中
穴の中
大きな尻尾は
じゃまにはなるし
こくびをかしげて
かんがえる


ズドーン!

人気のない山に一発の銃声が木霊する

そして静寂のあと

一羽の金色のガチョウが小屋から飛び立っていった。
ウサギ、ウサギ、なにみて跳ねる


ウサギといえば、真っ先に思い浮かぶのがこのバンド…というか他にウサギってあったけ?

80年代のカナダのバンド、ここで紹介するのは初めてじゃないですが、好きなのでまたリンク貼っちゃいますw






この空気感、質感、大好きなんだよなぁ
まぁ、非常に産業ロックっぽいメロディアスなハードロックなんだけど、ありそうでないというかこのバンドに出会えたことは、TOP40ばかり追いかけていたワタシにとって、大きな出来事の一つだったかも

アルバムTOPが非常にわかりやすいスピーディーな曲で2曲目はこんな感じ
好きだわ~
カナダのバンドって、こういう感じの曲が好きなのか得意なのか、LOVERBOYもこういう感じの曲やってたよなぁ~




3曲目は2曲目の流れをくみつつも、メロディアスで重厚な曲
コーラスがとても心地いい




以上がWRABITのファーストアルバム「ラフ・アンド・レディ」
アナログはプレミアついているみたい


自分はセカンドアルバム『Tracks』が好きなのですが、youtubeにアップされているのは1曲だけみたい

でも、この曲、本当によくできたバラードです
ジャーニーとかに通じるものはあるのですが、なんというか、こっちのほうが好きかなw
こちらもアナログはプレミア





もう30年近く前のバンドだけど、3枚リリースして消滅してしまったそうな
まぁ、時代の流れ的に、あのとき、まさに旬な音楽でブレイクできなかったのだから仕方がないかな
でも、いい作品を残してくれたと思います

彼等のロゴ

ちょっと悪そうなウサギ

なんか、けっこう好きですね
ふー、


自宅から帰ってきました

まぁ、なんといっても我が家が一番w

大晦日は品川の実家に行って正月を迎えました

朝、母親の作ったお雑煮を頂いて、近所の神社に家族そろって初詣

あー、今年はワタシ、大吉引きましたよw


元旦の夕飯まで一緒に食べて、先ほど家に帰ってきました。


現在 USTをモニターしながら年賀状のチェックやら、出していないところの分を印刷したりしてます

USTは1/9 坂本龍一 大貫妙子のUTAU 韓国ツアーのUST予告

ソーシャルメディアの最高峰の音質、画質で放送するとか、リハーサルやピアノの調律の模様も中継しちゃうとか、わくわくですね


えーと、なんだか取り留めのない書き込みになっちゃくぃましたが・・・


あけましておめでとうございます

相変わらず浅く広く、無節操に更新していきます

よろしくお願いします!
取り急ぎ、年末のご挨拶、ペタなりコメントなりをし終えて…

アメブロ初めてよかったなぁと

もとは某ア○ピというところではじめたブログ

そこが閉鎖して、そこで知り合った何人かのかたに声をかけていただき、アメブロへ引越

今や自分にとって欠かせない存在になっているかも


かも?


出会いがあればいつか別れがある


「欠かせない存在」なんていうのは本質は違うところにある


こうしてネットで知り合えた人とのご縁を大切にし、同じようにリアルでも大切にして、ツールは増えるし、進化するし、衰退するし、変わったり、なくなったりするけれど

ここでの時間、出会えた人と「なにかがつながった」という感覚は、自分にとっては「欠かせない存在」であり、多分それは、これからの人生にとって、少なからず影響があるものだと思います


これからも、この場所がそういう場所であって欲しいし、自分はその環境を維持する為に、できる限りのことはしたいと思います


ここで出会い、そして別れていった人
いまいろいろとコメントのやり取りをさせていただいている方
実際にお会いできた方

そして、また来年、ここで新たに出会う方


これからもめけめけをよろしくおねがいします


最後に今年から来年にかけてはソーシャルネットワーク、ソーシャルメディアが飛躍的な進化を遂げると思います。自分もなにかその『大きなうねり』のなかで、なにかできたらいいな

もとい

なにかせねば

と、来年の抱負を宣言しつつ

皆様、本当に一年間ありがとうございました

感謝、感謝


来年もよろしくお願い申し上げます

では、では、

よいお年を!


今年の更新おわり!



来年に つづく!








クリスマスの本日この夜、皆様どのようにお過ごしでしょうか?

めけめけから 毎年恒例の? この曲をお送りします



今年のできごとがすべて好きになる


皆様がそんな気持ちで健やかに過ごされていることを
そうでない方には、一日も早く、そんな日が訪れることを願って

メリークリスマス!