「えっ、何それ聞いてない…」

思わず心の中で叫んでしまうことがおこりました。

金魚すくいもほどほどに、僕らのポイが力尽きました。
数にして30は超えていたでしょう、大小問わず赤く、妖艶な影が桶の中を踊っていました。
なんとも幻想的な空間が、僕らの手のひらの中に広がっていました。
この優艶な乱舞をいつまでも眺めていたい気もしますが我々にはあいにく時間がありません、次の金魚すくい屋に行かねばいけないという重大な任務を背負っているのです。

「おにいさん、終わりましたよ~」

そう、屋台のお兄さんに声をかけたときです、なんと金魚を掬うのとは別に、袋代というものがかかるということを知らされました。
金魚を掬うのに300円、金魚を持ち帰るための袋が100円
…計400円、ヒメダカにして16匹分です。
少々不満はあったものの、今回の成果は不満をはねのけるほどの成果です。
ゆえに100円ごときで渋る我等ではありません、100円玉をお兄さんに渡そうとしたときです。



「大きい(サイズの金魚)は駄目やから」

おにいさんに忠告されました。
なんでも次の日の祭り用の客寄せ金魚(個人的に見世物のようなでかい金魚のことをそういっている)を残しておきたいみたいです。
まぁ、おにいさんは「他の小さな子供にも楽しませたい」とかなんとか言ってましたけど。

店が売らないと言ったら売ってもらえないものですからここはしぶしぶと大きいのを流すことにしました。
ちなみに友人はとった金魚を知らんおっちゃんに500円で買収されてました、まぁそのあとにも金魚を掬っていましたけど。

さて、某ホームセンターのペットショップでいう小さい個体の中でも可愛らしいのを選抜し、おにいさんに渡しました。




「さっきもゆうたと思うけど、おっきいのは駄目やから」

今回はなんかキレ気味でした。
それ以前に、このおにいさんのいう『ちいさい』サイズとはいったいどのくらいのものなんでしょうか?
まぁ、どうせ貰えるのはワキン形のなんでしょうね、リュウキン形は絶対に手に入らないシステム。

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ワキン型、すばしっこくて安い、肉食魚の餌として使われることもしばしば。



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リュウキン型、丸っこくて尻尾ふりふり、かわいい。上から見た姿は圧巻。あと何故か二枚書いた



とりあえず袋代は払わずに引き上げることにしました。
我々は屋台のお兄さんの掌の上で弄ばれていたんでしょうね。
袋代100円、たかだか100円に何を思ふかは人それぞれですが、僕ら(友人は違うかもしれないが)にとっては貴重なお金です。
ゆえに金魚すくい屋の選抜に対する姿勢がこれをきっかけに変わりました。
真摯な態度で切磋琢磨に金魚すくい屋を見て回りました(っと言ってももう候補は決まってましたが)
そのときの僕は、明鏡止水、邪念を持つことなくただひたすらに金魚屋について選抜する、その精神に妥協は許されない(嘘です、正直妥協しました)…








ただ一度負の気持ちを持つとそれは引き摺るものであり……
最近、金魚すくいをやりこんでいると言っても過言でもないようなそんな感じです。
僕の住んでいる地域にはまぁそれなりにでけぇ祭りがあるのですが、今回の祭りので3つほどの屋台をオジャマしました。

まず一つ目の屋台はおじちゃんとおにいさんのはざまを練り歩く関西
っぽい人が運営していました。
その店が扱っていたポイ(金魚を掬う紙のアレ)は同行者かつベーシストで金魚すくい系男子のマネマウ(偽名)曰く「いいポイ」らしいです。
まぁ、僕はポイの良し悪しについてはよく分からないので同行者かつベーシストで金魚すくい系男子のマネマウ(偽名)に任せてましたが、いいポイだと分かるのならばそこで金魚すくいをするのは自然の理というものでしょう。

さて、関西の人に三百円を払い、いざ尋常に金魚すくいです。
僕と同行者かつベーシストで金魚すくい系男子のマネマウ(偽名)はぶっちゃけた話ビビりです、ゆえに金魚を掬うまでに時間がかかります。
最長で十分くらい粘ったこともあります、売り子の目線が目に見えて冷たくなったのは良い経験です。
その例にも漏れず「にいちゃんちきっとんな~」や「うちのポイは丈夫だからそんな簡単に破れへんわ~」と声をかけてきた屋台のお兄さん(?)も一向に金魚を掬わずない僕達には相手をしなくなりました。
お兄さんの注目がなくなってから数分後のことでしょうか、同行者かつベーシストで金魚すくい系男子のマネマウ(偽名)は記念すべき一ポイ目を水槽の中に沈めました。
すると先ほどまでの葛藤はどうしたのでしょうか、おそるべき速度で同行者かつベーシストで金魚すくい系男子のマネマウ(偽名)のポイはリュウキンをとらえ、容器の中に流し込みました、記念すべき一ポイ目はあっさりと成功です。
同行者かつベーシストで金魚すくい系男子のマネマウ(偽名)が成功したことにより、僕も挑戦することにしました。
ポイを水槽に入れるときの緊張はいつ味わってもいいものです。
この一発目で破れるかどうかという、この緊張感は金魚掬いの特権ではないでしょうか?

さてさてこの緊張感に酔いしれるのもいいのかもしれませんが、いい加減屋台のお兄さんの目線も鋭くなってきたことですし、うだうだいってても始まりません。ポイを水槽にぶち込みました。
ポイを水槽にぶち込んでからは、頭が冷静になります、手にしみ込んだ水槽の水の冷たさが僕の頭を冷やします。
だからでしょうか ポイを水槽に入れるまでの時間とは裏腹に、ポイを沈めてから数秒でリュウキンを掬うことに成功しました。

いい出だしです。ポイにダメージを与えることなく掬うことができました、個人的にこのテクニックは高等技術ではないだろうかと思っています。
斜めにポイを入れてから、狙いの金魚の下にポイを入れ、水面に追い込みながらも水を徐々に減らし、金魚を掬う。
金魚の尾がポイから出ていればなおよろしい。いかがでしょう?

まぁそんなことはさておき一度ポイが濡れてからは、ひたすらに金魚を掬うことができました、というのもポイが濡れてからは入れる前の緊張感は薄まり、むしろ金魚を掬う快感を求めるような思考に切り替わるからです。
ポイの上にのった金魚の重量感、ポイの上で必死に足掻く抵抗、そして何よりもポイにダメージを最小限に抑えながら掬った時の快感は……
なんともいえません、ただただ感無量、それだけです。
ピラニアが死んだ、以上。










それも結構前の話なんだけどね。


家に帰ってピラニアの水槽を見てみると腹を上にして死んでいました。
その数日後もう一匹も同様に死んでいました。

ここにきて明かされる新事実、ピラニアが二匹いたことについて……
は、まぁこの際いいでしょう。

それよりも死因についてを考えてみましょう。
まず、腹を上に死んでる時点で転覆病の可能性が高いです。
そもそも転覆病はというと

◆古い餌を与えた、
◆消化の悪い餌を与えた
◆餌を与えた後に急に温度が低下した
◆水質悪化
◆酸素不足
◆餌の与えすぎ

これらが主な原因ではないでしょうか。
その原因の中でも心当たりがあるのは。

◆古い餌を与えた、
◆消化の悪い餌を与えた
◆餌の与えすぎ

ぐらいです、ただ餌といえば
乾燥糸ミミズと乾燥赤虫、そして煮干しです。
けっしてこの選択は間違ってないと思います。

ということはすなわち餌の与え過ぎが原因となります。
ピラニアは空腹になると共食いをするということで餌をこまめに与えたのが失敗だったみたいです。

餌の適量を見極める目が僕にはまだ備わってなかったみたいです。

慎重になりすぎるのも考え物ですね。
どうやら綺麗に色をつけるにはpH,つまり水質を調整しないといけないわけらしい…
pHについては友人と

「難しいね~多分あれでしょ、アルカリ性か中性か酸性かどうかみたいな」

と、馬鹿丸出しな会話をした覚えがあるのですがそれっきりです。
というわけで私御用達のgoogle先生の力を借りたところ、pHとは『水素イオン指数。(potential Hydrogen)』の略らしいです。

意味はというと、酸性・アルカリ性の程度を表す言葉で、液中の水素イオン濃度の逆数の常用対数で表す。
すなわちpHの差が2ということは、10の2乗=100倍の差を意味する。
pH7が中性。ph7より小さければ酸性、大きければアルカリ性。

あながち意味は間違ってないよね? うん、まぁ内容は把握できてないがね。

ちなみにピラニアナッテリーはというと体色は有機質が溶け込んだpHの低い赤茶色の水の色に適応したもので、水質を調整せずに飼育していると色が出なかったり、褪色する場合があるそうなので。

とりあえずpHを下げればいいのでは?と思った次第です。

ならどうすればpHを下げれるのですか教えてくださいgoogle先生ィ!






調べた結果。

・緩衝作用を少なくするために、R.Oを使用する。(高価、メンテが面倒)

・ピートを使用する。(pHの
コントロールは難しい)

・pH調整剤を使用する。(
即日結果が出るわけでない,内容も微妙)

・pH
ブロックを使用する。(いきなりpHが上がったり下がったりするリスク,内容も微妙)

・炭酸ガスを添加してpHを下げる。(不要な物が混じらないので理想。緩衝作用が強いと下がらない)

・水替えを控え、水槽内に硝酸が蓄積されるまで待つ。(一般的にはこれ)

ということなのですが、いろいろと難しくなってまいりました。
そもそも、緩衝作用ってなにさ?と疑問が湧いてくるあたりなんですが、それをいちいち調べていたらきりがないですし今回は一番最後の『水替えを控え、水槽内に硝酸が蓄積されるまで待つ』にします。
しょうじき現段階は
資金が少々心細いところもありますし。
理解ができてないのに手を出すのは少々分が悪いと思われます。
なのでお金がかからずに、難しいことを特に考えずにできるものにしたいと思います。


まぁ現状維持って言いましてなにも変わんないんだけどね…

つい最近… というか結構前なんだがピラニアナッテリーの稚魚を購入しました。

一緒にペット ショップ に行った友人はというとレッドコロソマというピラニア に似た魚を購入しておりました。
なんでも彼は大きい魚が欲しいとかなんとかでピラニアにも似ているので購入したらしいです。
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レッドコロソマ

ちなみにレッドコロソマは長い目でみればものすごく大きくなるらしいです。それも僕たちが面倒を見れないくらいに。
そのことを知っていながらあえて黙ってましたがね、むしろ友人にレッドコロソマを強引に購入させようとしたぐらいです。
そのことを知った友人からは怒られましたがしらをきりました。
世の中口がうまい奴が生きていけるんです。

まぁレッドコロソマは一日で死んだらしいですけどね。

ピラニアというと私の中ではしゃくれていてなおかつ上が黒、下が赤という鮮やかな体色をもつというぐらいの知識でしたが
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ピラニアナッテリー

今回購入した稚魚はというと銀色の体色に黒色の斑点が少々とやや控えめ。
無題dd.png
稚魚

まぁー、幼いころから色気づくのはあまりよろしくないのではとちらほら聞きますし色については何一つ不満はないですけどもね。
余談ですが友人は稚魚の時の色合いが気にくわないらしく購入を断念したらしいです。
はぁい、まぁどうでもいいですけどね。

さてさて、現在の大きさは約2,5cmでありますが。
いったいいくつで黒と赤というダークネスカラー になるのでしょうかね

まぁ色が変わってきたなと感じたらまた更新するよていです。