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2年前の話、



ある日、何となく声を出す時に違和感を感じた。 



それは常に痰が絡んでいるような、喉に異物がある様な、いや〜な違和感。
 


喋っていても直ぐに声が枯れてしまうし、大きな声を出すと、裏返ってしまう。



しばらく様子をみていたけれど、全く改善の兆しが見えないので、いよいよ近所の耳鼻科へ。



声が出にくい事を伝えると、直ぐにファイバースコープを鼻から挿入され、見えてきたものは腫瘍でもポリープでも無い、全く動かない左側の声帯だった。






声帯が麻痺していますね。
紹介状を書くので、大学病院で精密検査を受けて下さい。






後日、大学病院の耳鼻科で告げられた病名は

『 反回神経麻痺 』というものだった。


反回神経麻痺とは…

 声帯を動かす筋肉の動きを支配している神経が何らかの原因により麻痺し、声帯の動きが障害されてしまう状態を声帯麻痺といいます。 これらのうち、手術後や怪我、急性感染、神経疾患、原因不明の特発性のものなどを、とくに反回神経麻痺と言う。







全く聞いた事もないフレーズ!
予想もしていなかった言葉に少し驚いたけれど、喉頭癌を心配していたので、そうで無いと分かりホッとした。



それから、麻痺の原因を調べる検査を一通り受けた。しかし異常は何処にも見つからず、原因不明のまま投薬治療が始まった。



反回神経麻痺の治療の目安は、だいたい半年。
半年以内に麻痺が戻らない場合は、それ以上薬を飲んでも完治は難しいらしい。



案の定、半年が過ぎても私の麻痺は全く戻らず、投薬治療もそこで終了となった。



ドクター曰く、
とにかくよくお喋りをしなさい。
お風呂で歌うのも良し、カラオケはリハビリになるから、大きな声で歌うのはとても良い事だよと。



有難い事に、私の右側の声帯は良く動いてくれるらしく、麻痺した左側の声帯をかなりカバーしてくれた。



2年前は、会う人会う人に風邪?とよく聞かれるほど、枯れていた声。
今は、風邪?と聞かれる事はほとんど無くなった。
けれど、日によってはやっぱり声が出にくかったり、喉の違和感が半端なかったりもする。




前の声は、もう二度と出せないと思うと悲しい。
歌を歌っても直ぐに音程が外れてしまうし、鼻歌さえも、ちゃんと口遊む事は出来ない。
長く話すと息切れがするし、たまに誤嚥すると咳が止まらず本当に苦しい。



正直、辛い事も多いけれど、嘆いても仕方がない!この先はこの声で生きるしか無い!



だから、少しでも右側の声帯の可動域を広げる努力をするべく、今日はカラオケへ。
 
一曲歌うと、ヘロヘロ〜だけど…  笑



頑張って歌うぞー٩( 'ω' )و