フィンランドの陶芸作家さんたちが、陶板に紡ぐ美しい物語の世界に初めて触れたのは、昨年一月のことでした



『** 物語を紡ぐ陶板の世界 **』昨日も今日もポカポカ陽気のこちらですなんだか春が来たようで、思わずウキウキしてしまいますそんな昨日は、娘に誘われ地元近くの美術館へ陶芸展を観に行ってきましたこ…リンク魔女の家 コキリのひとりごと… 

 



まるで絵画のような世界の広がりを目の前にして、その美しさに何度ため息をついたことか…



そして今回お出かけしたのは、その陶芸作家のお一人であるルート・ブリュックさんの個展です



数年前、フィンランドを訪問中だったライター今村玲子さんの一目惚れから始まった今回の企画…



今村さんから送られてきた画像を見た、企画会社ブルーシープ社の草刈大介さんの言葉
コンコン、
と心をノックする音がした



それは、昨年初めてルート・ブリュックさんのこの作品に出会った時の、私の気持ちをそのまま言葉にしてくださったようでしたキャ  
《聖体際》
(画像お借りしました)
いくつもの陶板が繋ぎ合わされ一つの作品になっています
今回の出展は、右の上下2つの作品だけでした



ルート・ブリュック
蝶の軌跡
(コロナの影響で今月はじめからの開催です)



今回の展覧会で一番楽しみにしていた作品は…
《結婚式》
(画像お借りしました)
淡い色彩の中に広がる幸せな幸せな物語…
一瞬で惹き込まれ幸せに包まれました花  
どこかシャガールの世界観にも似ているような…



ポスターにもなっている
《ライオンに化けたロバ》
(画像お借りしました)
よく見るとお腹にロバがいますにこ 



《レリーフ(アダムとイヴ)》



ひとつひとつのモチーフの可愛さと、真ん中のアダムとイヴが描かれた陶板が面白くて音符



ルート・ブリュックさんのお父さまは、蝶類の研究者であり画家でもあったとか…
こちらがそのお父さま
《蝶の研究者》
(手持ちの本より)



そして、個展のタイトルにもなっている蝶たちの美しいことキラキラ  



陶板とはいえ、まるで標本のようなリアルさです



途中、手をつないだこのふたりに思わずキュンとなってしまいました
《ふたりの少女》
(手持ちの本より)



釉薬を通して空想と詩情とを閉じ込めた美しい作品の数々…
うまく言葉にすることができない模様や色彩は、どれだけ見ていても見飽きることがなく、何度も行ったり来たり…



いつもなら何も気にせず入口に戻って最初から観るんですが、今回は学芸員さんに戻って観てもいいか確認…
『大丈夫ですよ』と仰ってくださった学芸員さんの優しい笑顔に触れて、私も思わず笑顔のお返しを(笑)



マスクをしていても笑顔ってしっかり伝わるんだなって…
そしてこの方もきっとルート・ブリュックさんの陶板がお好きに違いないなって…
そう確信した一瞬でしたにこ



昨年から一年近くの間、ずっと楽しみにしていたというのに、事前予約による入場制限があると知ったのは美術館の入口でのこと汗
(いつも詰めの甘い私えへへ…)



ここ何ヵ月かの間、美術館のサイトをスマホのホーム画面に張り付け、いつ開催されるんだろう…まさか中止にならないよね…と何度も何度も確かめていたというのに…



地元近くの美術館だと言っても、車で30分以上もかけて来たのに…と頭の中が真っ白に…
幸い開館して間もない時間だったので、娘と二人なら大丈夫とのこと…
女性職員の方が女神様に思えましたキャ  



入口で体温を測り、アルコールでしっかり消毒をして入館…
そして帰りには、県の感染警戒QRシステムへ登録をしてのルート・ブリュック展でした



*ひとりごと*



昨年のブログでもご紹介したんですが、岐阜県現代陶芸美術館は周囲を緑に囲まれた美術館です
まるで森の中にひっそりと佇んでいるような…とても素敵な美術館なんですよ



美術館へと向かう通路を反対側から〜



長い通路の天井には、たくさんの陶器の欠片がオブジェの一つとして壁に埋め込まれています



偶然にも大好きな蛍袋のお花の欠片を見つけました音符



先日、草むらで見つけた蛍袋(ホタルブクロ)です
お花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外に洩れるところから名付けられたとか…
なんとも風流なネーミングですキラキラにこ



家の横の小川は、数年前まで毎年たくさんのホタルに出会える場所でした



それが道路を拡張するため、小川のほとんどがコンクリートの蓋で覆われてしまい、もうホタルに会えなくなってしまいました



のぞいてくださってありがとうございます Wハート  



                              flower1コキリflower1