昨日も今日もポカポカ陽気のこちらです
なんだか春が来たようで、思わずウキウキしてしまいます
そんな昨日は、娘に誘われ地元近くの美術館へ陶芸展を観に行ってきました
こんな素敵なロータリーを歩き進みます
天井に埋め込まれた陶器の欠片、そして左右の眺めにウットリ
好みの陶器の欠片があったりして、写真を撮ってばかりでなかなか前に進めません
そんな欠片の一部です
陶芸展は
フィンランド陶芸
芸術家たちのユートピア
各章に分かれたくさんの作品が展示されていたんですが、陶芸の概念を塗り替えたと言われる美しい陶板の世界に、思わず目が釘付けになってしまいました
ピクトリアリズム(絵画的表現)と呼ばれている作品を少しだけご紹介したいと思います
写真OKのコーナーでは、こんな巨大なレプリカが
ルート・ブリュックの陶板
《聖体祭》
(画像お借りしました)
ルート・ブリュックが実際に遭遇した祝祭が題材になっているそうですが、まるで物語の世界の美しい挿し絵を思わせる繊細な色彩に、ウットリしまくりでした
窓枠などには釉薬を厚めに施されているそうで、まるでステンドグラスかと思われる質感でした
そして７枚の陶板からなるその１枚の目線に心を…というより心臓をギュッとつかまれてしまった私です
(画像お借りしました)
思わず引っ張り込まれ、連れていかれそうな世界観にドキドキ
ビルゲル・カイピアイネンの飾皿
《テーブルのある部屋》
(画像お借りしました)
お皿のあちこちに質感の異なる陶製ビーズが使われ、全体から放たれる色彩も、陶芸とは思えないほど繊細な色合いでした
同じくビルゲル・カイピアイネンの飾皿
《菫》
深い藍色の花芯が、まるで瞳のようにも見える菫の花…
花びら一つ一つが、本物の菫の花びらのように浮かび上がって見えて、思わず手を触れたくなってしまうのを必死でこらえました
手を出しかけては引っ込める…
どの作品の前でもそんな私の怪しげな行動は、どうも学芸員さんの注意を引いたようで、何を観ていても背中に熱い視線を感じていました(笑)
娘からも「お母さん！触っちゃダメなんだからね！」とキツいお達しが
でも、そんな娘も洋梨の作品に手を出しそうなところを偶然見つけ、「触っちゃダメだよ！」とキツく言い返しておきました
どの陶板も、まさに絵画のようで、作品から物語が浮かび上がってくるような、詩情豊かな陶板ばかり…
他にもビルゲル・カイピアイネンの『眠れる森の美女』と題された作品や、ルート・ブリュックの『アダムとイブ』と題された素敵な陶板もあったんですが、画像が見つからず残念です
そういえば、こんなに楽しい作品もありました
ビルゲル・カイピアイネンの彫像
《ビーズバード(シャクシギ)》
(画像お借りしました)
時計の文字盤がいっぱい
(画像お借りしました)
鳥は体内に正確な時計を持っていると教えてもらったことからヒントを得、この作品を作られたそうです
近くには美濃焼きの産地もあり、普段も陶器等を見て歩くのが大好きな私ですが、フィンランドの陶器をこれほどたくさん観たのは初めて…
それに食器や花瓶等を観に行ったつもりが、こんなに素敵な世界を間近で観ることができて、とても嬉しいひとときを過ごせました
＊ひとりごと＊
以前の町中散歩のブログにも書いた、狭くて曲がりくねった小道の先にある柊南天(ﾋｲﾗｷﾞﾅﾝﾃﾝ)
寒さのせいか、黄色いお花がシャビーなピンクに色変わりしていました
それがとても私好みの花色でウットリでした
この柊南天の木に辿り着くまでに、とても大きな枇杷の木のあるお宅があって、枇杷の花の開花期は勝手に楽しみにさせていただいていました
そのお宅には私の家の金木犀ほどではないですが(笑)、やっぱり大きな金木犀の木があって、その木に巣があるのかいつも鳥さんの声がするんです
先日も、木の間から鳥さんが出てこないかなぁと、ブツブツひとり言を言いながら待っていると、突然木の裏側からこのお宅の奥さんが出ていらして「ギャ〰️！」と思わず叫び声をあげてしまいました
その声に奥さんの方も驚かれ、その後２人して大笑い
聞けば、ひとり言が終わるのを待っていらしたとか
そして、よくひとり言を言っている私を、時に台所の窓から、時に２階の窓から覗き見ていらしたとのこと(笑)
まだ３０代ぐらいの若い奥さん…
最初は「大丈夫かな…この人」
と思われたそうなんですが、そのうち偶然お庭でお見かけしたときに「枇杷のお花を撮らせていただいてもいいですか？」とお聞きしたことがあったので、「よっぽど植物がお好きなんだなぁ…」と思われるようになったと、お話してくださいました
と思われたそうなんですが、そのうち偶然お庭でお見かけしたときに「枇杷のお花を撮らせていただいてもいいですか？」とお聞きしたことがあったので、「よっぽど植物がお好きなんだなぁ…」と思われるようになったと、お話してくださいました最近、テレビを観ながらひとり言を呟いていることが多い主人…
大丈夫かなぁと思ってましたが、主人より私の方が「大丈夫かなぁ」とあちらこちらで思われているかもしれません
のぞいてくださってありがとうございました
コキリ