ネパール日記 ~ Bhai Tika (バイ・ティカ)~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

毎回、毎回、プジャの話で、興味のない方にはつまらなかろうと思います

でも・・ 付き合ってね

 

2024年11月15日 到着2日目で思い掛けないことに3回目のプジャを授かることになりました

 

ラクちゃんの姉の家はカトマンズの郊外にあり

私たちは結構長いそこまでの道のりをタクシーで向かいます

 

私がホテルを出る時に電話をくれるよう、ホテルマネージャーのラマに頼んでいたというラクちゃん

しかし、ラマがそれを私に伝え忘れ、私たちは適当な時間にホテルを出発した

 

もうすぐ姉の家、と言うところで自宅から来たバイクのラクちゃんに出会い

 

「あれだけ電話して、って頼んだじゃない! どうして出発前に電話しないんだよ」

 

聞いてないし・・

 

「ばか、ばか、魔女のばか!!」

 

私かよ・・

 

ま、ラクちゃん、タクシー代払ってくれたからいいや

 

バイ・ティカとはヒンドゥー教の儀式で、魔物にさらわれた弟を姉が助け出す、という伝説に由来し

姉が弟の健康、長寿を願って行う儀式です

 

 

プジャの準備は整っておりました

 

 

これはティカのための色粉です

 

 

この人はラクスマンの両親と暮らしている四男のスーリヤの奥様

夫のスーリヤは現在海外で仕事をしていてこの日は不在でありました

その右の長男は赤ちゃんの頃、魔女がオイルマッサージなどを致したものです

それを言うと彼は、物凄く恥ずかしそうに俯いてしまいました

とても素晴らしい子に育っていて、魔女も嬉しく思います

 

 

姉から祝福を受けるのは長男のラクちゃんと次男、三男、そして四男スーリヤの子どもたち

 

 

そして私たちの席も用意されておりました

 

 

先ずは長男のラクちゃんがお姉さんから祝福を受けます

 

 

そして次男、三男も

 

 

こちらは姉のいないスーリヤの子どもでお姉さんにとっては甥になりますが、ついでです

この子たちへの祝福はこの後、ラクスマンの娘、パラビよっても行われます

 

このように、もし家族に姉がいない場合は、親戚で年上の女性に頼んでプジャをしてもらいます

 

 

 

私たちはバイ・ティカではないのですが、やはりお姉さんからプジャをしていただきます

 

これはその一環でティカを授かっているところです

 

 

先の画像の色粉を使い、このようになります

 

 

儀式は続きます

 

 

最後にラクちゃんも御姉さんにティカを授けます

 

首に掛けられたなかなか枯れない花、千日紅・マリーゴールドは

この花が枯れる前には弟をあの世に連れて行かないで、と姉が神様にお願いし

その後弟は長生きしたという伝説から用いられております

 

 

こうして長い儀式は終了いたしました

 

 

左から、ラクちゃんの次男、父親、母親、姉、娘、四男のお嫁さん

 

ご両親とは久しぶりにお会いしました

よく来てくれた、と何度もお礼を言って下さいました

 

ラクちゃんの奥さんは生まれ故郷である遠いランタンの地で弟のプジャに行っていて不在です

ティハールの最大のイベントであるバイティカは、このように人々にとっては忙しいのです

 

 

 

ZETTONのひろたか君もこのように可愛らしく出来上がりまして

 

 

バイ・ティカのご馳走をいただきます

 

 

 

 

このバイ・ティカを持ちましてティハール祭は終了いたします

 

思い掛けない思いやりを与えてくれた私の家族、友人たちに心より感謝いたします

私はこの地で、斯様にに素晴らしい家族や友人を持てることを誇りに思います