空と海と《インドラ》と | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

酷暑の挙句日照りが続き

外の動植物には酷な日々の中

 

テラスの植物には日に5回も水をやり

庭の緑の草は枯れて茶色と化してしまい

草刈りの手間が省けるとか言ってる場合じゃない

 

そんな時

福岡の読者様、にゃ子さんがコメントで

 

『昨日までの3日間、こちらはインドラが走り回り雨をプレゼントしてくれた。」 って書いてくれ

kohakuさんも 『インドラ、雨をお願いします』 と書いてくれたので

 

そうか! ここは《インドラ》頼みだ

と、空に手を合わせ、《インドラ》に雨乞いをした

 

ただ、明日(8月1日)の昼間だけは避けてくださいませんか、とお願いをした

何故かというと、昨日は咲耶に夏の思い出をつくるべく、以前から計画をしていたのだ

 

 

 

この日をそれは楽しみに待っている咲耶

同行者は魔女、咲耶のお父さん、そして家族②

 

家族②はテントなどを用意し

魔女は早起きして弁当を作り

咲耶のお父さんは早朝に起きて用意したものを持ち、咲耶と共に我が町までやって来た

 

向かう先は魔女の馴染の葉山の海

若い頃の遊び場は湘南の海だった

魔女のアトリエの遠足でも何度通ったことか

お陰で今ではシミだらけさ

 

 

駐車場開場時間に到着し、そこから徒歩で魔女のお気に入りの場所までテント道具など、荷物を抱えて歩く

 

家族②が咲耶の父親と共にテントを設置し始めたのだけど

 

だけど・・ 暑くて

魔女は我慢がならず

咲耶に浮袋を抱えさせて海に走る

 

ジャバジャバと海に飛び込む魔女

あぁ・・ 生き返るようだ

 

振り向くと咲耶は波打ち際に立ちつくしたままだ

 

 

魔女 「なにしてるの」

 

咲耶 「さくやは どうしたらいいの?」

 

魔女 「どうしたら・・ って 海に入るのよ」

 

咲耶 「どううやって?」

 

魔女 「いらっしゃい!」

 

 

魔女は浮き輪を抱えた咲耶の腕を掴み、海に引き入れた

何故か緊張していた顔が、そのうち嬉しそうな表情に変わり

それが喜びではしゃぐ頃

 

魔女 「ちょっと そこにいて ぜったいに うきわを はなしちゃだめだからね」

 

そう言って魔女は沖に向かって泳ぎ始めた

振り向くと懸命にこちらを見詰める咲耶がいて

 

魔女は泳いで戻って咲耶の浮き輪を押して、岸から離れた海水の冷たい場所に向かった

なんて気持ちがいいんだ

 

 

この日の前まで、のらさんご飯に出掛け、眩み、ふらつき、

魔女はもうダメなのかもしれない

もう長くないかも知れない

とか不安を抱えていたのに・・

 

なんだよ

こんなに泳げるじゃないか

 

 

空にはいろんな形の雲があって

 

 

すごく面白い

 

 

下の雲なんて魚の骨みたい

 

 

この日初めて知ったのだが

咲耶、海に入るのはこの日初めてだったんだって

 

初めて入る海を気に入ってそこから出ようとせず

プカプカと浮かんでご機嫌の咲耶を交代で見守る私たち

 

 

おおいに楽しめたねぇ

 

 

咲耶、楽しい夏の思い出が作れたかな

 

 

それではまた来るね

 

 

空の写真以外殆ど撮らなかったのは

魔女がいい気になってずっと泳いでいたからであります

 

お陰で・・

 

 

こんなですわ

 

 

 

以来お肌が熱くてたまらない

 

 

海を汚さないために日焼け止めとかは塗らないから仕方ないね

 

仕方ないといえば

 

鮫に噛みつかれたとか

イルカになにかされたとか

そんなことイチイチニュースで流してるけど

 

海は彼らの領域なんだからそんなの仕方なくない?

領域に踏み込んでるのは私たちなんだから

 

 

 

さて、家に戻ると・・

 

魔女 「誰がやったーー!!」

 

 

ビキニ 「こいつです」

 

魔女 「なんでこんなことしたの!」

 

 

たぬたぬ 「だって・・ いつまでまっても魔女帰って来ないからいらいらしちゃったんだもん」

 

魔女 (だからってこんなことするかよ・・)

 

 

魔女 「こっちは誰がやったー!」

 

 

78 「私ですけど、なにか?」

 

魔女 「なにか・・? って どうしてこんなことしたの!」

 

 

78 「なかなか帰って来ない魔女が悪いんじゃないの?」

 

魔女 「だからって、こんなに散らかすのか!」

 

 

78 「あぁ、そうですか ならここでご飯食べるからそれでいいでしょ」

 

 

78 「そしてここで寝るし」

 

魔女 「なんも よかないわ!」

 

 

この夜、のらさんご飯に出掛けて帰って来たのは午前様

 

そしてその後

《インドラ》がやって来た

 

《インドラ》は稲妻を走らせ、雷鳴を轟かせてたくさんの雨を降らせてくれた

ほんとうに有難く

魔女はテラスでずっと光る空を、《インドラ》を、眺めた

 

 

そして今日

のらさんご飯を終え、家に戻って少ししたら

またしても《インドラ》が暗雲と共にやってきた

 

 

 

 

 

 

さあ、いよいよ雨が降りますよ

 

 

《インドラ》のお陰でその後は涼しかった~

 

ほんとうにありがとう