今更ですが ~ 髭描いたよ ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

これらは今回の新作です

 

猫の絵は髭を書き忘れたまま3枚が売れまして (もう一点売れた、《ゆりぼうず》の絵は旧作ですのでここには載せていませんが、それにはちゃんと髭がございます)

 

 

 

 

 

 

 

 

立って桜の花を食らう誰かさん

 

 

 

みなさま覚えていらっしゃいますか?

 

これは《ジジ》です

 

事故に遭った仔猫の《ジジ》と一晩を共にし

魔女があげたご飯を

「こんな おいちいの はじめて たべた・・」

 

《ジジ》は魔女を見上げて涙を浮かべ、そう言ってくれた

 

脊椎も腰骨も酷く複雑に砕けてしまって

下半身は不随になっていた《ジジ》は

強制排尿、排便も出来ない状態で

 

安楽死しかない・・ って

 

そうして

連れて行った病院で

《ジジ》はその短い短い生涯を終えてしまった

 

腕の中で魔女を見上げる美しい目を

その軽い体の温もりを

私は一生忘れない

 

たった一度しか与えてやれなかったご飯を

おいちい・・ と言ってくれた《ジジ》

 

せめて絵の中ではお腹いっぱい食べてもらいたくて

 

この《ジジ》は魔女の大人の生徒さんのお家に行きます

可愛がってもらうんだよ

 

でも魔女は大丈夫

ここにはあなたの遺骨があるもの

 

 

 

この絵も《ユリぼうず》を子供の頃から知っていて、今は大人になった生徒さんが買って下さいました

 

 

 

自身の原画から起こしたこの絵にも重大な描き忘れがあって

 

会場で見ていて気に入らない部分があり

ちょっと手直しをしようと額から出してみて

重大な描き忘れに気づき、ギョッとし

慌てて描き足しました

 

遠路遥々展覧会にお越しくださった買主様

どこだかおわかりになりますか?

 

 

 

お買い上げくださったみなさま

申し訳ございませんが、絵の具が乾くまで今暫らくお待ちくださいませ

 

絵の売り上げ金は全額猫さんたちのため(医療費、避妊・去勢手術費、食費など)に使います

そして、ポストカードの売上金はネパールの不可触民族、ダリット族の女性たちの自立のための職業訓練のために使わせていただきます

 

 

読者様、今日はねこ日記でなくてごめんなさい

そして、魔女の絵を観てくださってありがとうございます