まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

一昨日、《オダギリくん》のことをリブログすると言ったので

当時の記事を読み返しました

 

そのなかから少しだけを選ぶことがどうしてもできそうもなく

《オダギリくん》が必死で生きた証をもういちどここでリブログしたく

ねこ日記の合間に、《オダギリくん》が命を全うするまでの殆どの記事を載せたく思います

 

多くの方は既にあの当時読まれた記事となりますが

どうかご容赦くださいませ

 

 

 

 

私の地域以外の場所では仔猫が多く産まれていて

このところ仔猫の保護が立て続いており

落ち着かない日々を送ることになりそうです

 

 

先週保護した仔猫です

生後1ヵ月半ほどの、なかなかユニークな男の子です

 

 

母親と一緒の5にんきょうだいですが

右目に傷を負っているので保護し、治療中です

 

治療を終えても、日にちが経ってしまっては親きょうだいはもう受け入れないのでこのまま里親探しとなります

 

 

 

他にも保護した仔猫たちの預かり先を検討したり

今日はこれから捕獲器を貸し出しに出掛け、その後も仕事絡みを含めて出かけなければならず大変忙しく

 

なので今日は早速のリブログでお許しください

公園から《オダギリくん》が姿を消した後の《たてがみ》のお話です

 

 

 

《たてがみ》は実に強く、優しく、素晴らしい猫ですが

《オダギリくん》が旅立ち

その後《ちずのすけ》も旅立った後

公園から姿を消しました

 

《たてがみ》にとって公園は

亡くなった彼らとの楽しい思い出が多過ぎて・・

その分、辛い場所となってしまったのでしょうか

 

 

 

 

 

《たてがみ》、どこにいますか

どうしていますか

 

魔女は今も公園で毎日あなたを待っています

 

あなたに逢いたくてなりません

 

 

 

今日も暑い公園には、《あざみ》、《ふぐり》、《じおん》のきょうだい、《ME》、《ダリ》、《まつこ》

そして流れて来た《かーら》の子どもがおりました

この子はこのところいつも公園にいるので名前をつけないと

 

《つんでれ》、《もりだくさん》がいない公園は閑散とした感が否めません

 

 

 

あの頃はたくさんの猫たちがいてね

みんなで愉快に過ごしておりました

 

明日は公園でこの町内の夏祭りが行われます

毎年7月のこの祭りの度に、私は泣けるのです

あの日のことがあまりに鮮明で

 

 

 

《オダギリくん》がこの世を去って、5年が経ちます

 

私には、それがまるで昨日のことのように思えるのです

共に暮らした日々があまりに壮絶でしたから

《オダギリくん》の痕跡は今も私の部屋にあって・・

 

 

以前もリブログしたあの日の記事ですが

良かったら読んでいただけますか

 

 

 

 

私が最初に公園に足を踏み入れた時にいた子たちの多くは

その後毒殺事件やカリシウィルスによって命を落としました

 

その中で生き残ったのが

《もりだくさん》、《ちずのすけ》、《オダギリくん》、《すがりつきにぃ》、《つんでれ》 です

彼らはその後長老組として多くの若い仲間と共に公園での生活を謳歌いたしましたが

 

歳を経ると共にそれぞれが病気になったり、弱っていったりしていって

現在一緒に暮らしている《もりだくさん》以外の全員は魔女家で最期を迎えました

 

 

あまりに辛いですよ

心を許し合い、四季折々の思い出を分かち合った大切な仲間を

この胸に抱いてその一生の最期を見送り、そして別れなければならないのは

 

出来ることならそんな思いはしたくない

けれど私がやらねば

やらねば・・

 

 

《オダギリくん》のお話、この夏に少しリブログするかも知れません

 

 

 

 

 

どのくらい前だったのか定かではありませんが

子供の《たぬきさん》がひとりでやって来るようになりました

 

いつも庭の草陰にいて

私がよーく見ないとわからないくらい用心深くて

 

ご飯を作って玄関前に置くと、階段下まできて覗きます

そうして魔女が家に入り、玄関のドアを閉めると恐る恐る階段を登って来て

でも美味しそうにご飯を食べてくれるのです

 

どうして食事は庭ではなく玄関前なのかというと

庭だとすぐに蟻やナメクジが器に入って来て食べられなくなってしまうのです

 

玄関前でもナメクジがくることがあるので、そこにナメクジ除けのチップを撒いているのですが

それが色といい、形といい、まるでゴキブリの卵みたいなの

郵便の配達員さんや、宅配便の方、びっくりでしょうが・・ 致し方ない

 

 

 

で、そんな夜が続いていて

しかし何日かしたある夜

玄関前からけたたましい鳴き声が聴こえました

 

急いで外に出てみると

《こだぬきさん》が大きな《あらい》にご飯を横取りされていて

 

《こだぬきさん》、どうしてもお腹が減って取られたくなかったのでしょうね

頑張ったけど大きな《あらい》には太刀打ちできず、泣いてしまったのです

 

《あらい》は相手を襲ったりして傷つけるような乱暴は決して働きません

ただ彼らは『ご飯!』しか頭になく、そこに誰がいようとお構いなしに押しどけて食べ物に顔を突っ込むのです

 

魔女は《あらい》を叱り、別に《あらい》用のご飯を用意して玄関から離れたところに置きました

そうして家に戻ったのですが

先程奪った時に《こだぬきさん》のご飯の方が美味しいのを知った《あらい》はまた横取りしにやってきます

 

そうしてまた泣き出す《こだぬきさん》

 

 

そんな夜が数日続いたある夜

 

今度はふたりの《あらい》にご飯を横取りされて泣き出した《こだぬきさん》

テラスからその様子を見ていた魔女は急いで階下の玄関に走るのですが

その間に物凄い唸り声を聴きます

 

獣が相手を脅す時のような

戦いの前のような

 

何が起こったのかと玄関の扉を開けると

そこには《母タヌキさん》がいて、《あらい》に唸り、威嚇しています

 

その剣幕に《あらい》のひとりは逃げ出し、もうひとりも腰を落として後ずさりをしておりました

そこに魔女が来たものだから一目散に逃げ出す《あらい》

 

だけど《あらい》は少し離れたところの物陰から魔女のようすを見るのよ

どうして見るのかは知らないけれど・・

 

 

《母たぬきさん》は魔女が疥癬症を治療した子のひとりで

以来私に懐いています

 

子供を産んで乳離れの後

独り立ちさせようと魔女家に連れて来てご飯がもらえることを教え

教えられた子どもはひとりでやって来るようになったわけで

 

母親は《こだぬきさん》が満腹で帰った後にやって来て子どもの食べ残しと魔女が追加したものを食べていましたが

母親は子供がちゃんとご飯を食べられているか、どこかでそっと見ていたのでしょうね

しかし子供は《あらい》にご飯を奪われる日々

 

さすがにキレた《母たぬきさん》

《あらい》を成敗するために飛び出してきたのです

 

 

 

母たぬきさん 「まじょ こどもが 《あらい》に ごはん とられたから あげてください」

 

魔女 「わかりました」

 

 

母たぬきさん 「ほら、まじょが ごはんを もってきてくれたから たべなさい」

 

魔女 「おかあさんのも あるから いっしょに たべたらいいよ」

 

 

母たぬきさん 「はい」

 

 

 

《子たぬきさん》はビクビクしてしまって落ち着きません

 

 

 

 

この日から親子一緒に食事をしています

強いお母さんがいるから《こたぬきさん》も安心してご飯が食べられるね

 

 

母たぬきさん  「まじょ いつも ありがとう」

 

魔女 「いいのよ こどもと にわで あそんで かえったらいいよ」

 

 

 

もともと強いのか、母親になって強くなったのか

後者だと思うけど

 

《たぬきさん》も《あらい》もこんな住宅地の中に潜んで

夜にだけ少しばかりの自由を味わって

そんな生活たまらないよね

 

そういえば《あらい》ってば可愛い子どもたちを私に紹介してきたわ

 

《たぬきさん》にも《あらいさん》にも《はくびさん》にも

人を恐れて隠れ住んだり、お腹を空かせてご飯を捜したりと

そんなふうに必死で生きなくていい自由な生活をさせてやりたい

 

 

 

 

 

 

 

 

公園手前のしげみママのお宅にて

 

 

蚊のアレルギーが酷い《かぎすけ》

蚊の季節に住宅地に移動し、以来こちらでお世話になっております

冬場は毎日公園に会いに来てくれますが、生活はこちらで落ち着いてしまっています

 

 

《はなちゃん》、《ゆず》、《ぽんず》のお母さんの《あんず》 (上)と

《ちゃちゃ丸》の兄弟の《梅くん》です

妹の《桜ちゃん》も元気です

 

 

こちらはマタタビに酔う《ふう》

骨折した足は少しずつ良くなっているようです

 

 

公園下から魔女についてきた《しゃっぽ》

 

お兄ちゃんの《しゃま》はどこにいるのかな

どうか、元気で幸せにしていますように

 

 

 

昨日《おひとりさま》に買って来た三ツ星グルメのクリーム

今日持って行ったら一粒も食べてくれませんでした

ホームセンターで買った挙句、スーパーで安売りしていたのでさらに買い足したので

マジでショック

 

喜んで食べていたのは白っぽい袋

でもそれは売っていなかったので他のを買って来たのだけど・・

 

家に帰って食べていた箱を見たら『季節限定』 って書いてあった

すんごいショック

どこがそこまで違うんだ!!

 

 

で、公園で《おひとりさま》が食べなかった三ツ星グルメを食べてくれたのは

 

 

独り立ちでけもの道から流れて来た《かーら》の息子

3袋も食べてくれましたよ

 

 

律儀な《まつこ》は今日も森を降りて会いに来てくれました

 

 

すぐ傍の木でコロコロと美しい声で鳴いているのはウグイスかと思いきや

スズメの仲間、ガビチョウでした

ガビチョウはウグイスなど、他の鳥の鳴き声を真似します

七色の鳴き声を持つ鳥、と言われ、一説には14種の鳥の鳴き真似ができるとも

 

聞き惚れるほど素敵な喉を披露してくれました

 

 

じおん 「わたしだって きれいなこえで なけるもん!」

 

魔女 「しってるけど、いまは とりさんの こえを きかせて」

 

 

ふぐり 「それよか かえらないで!」

 

魔女 「もう いっぱい あそんだでしょう」

 

ふぐり 「やだ! もっと あそぶ!!」

 

魔女 (蒸し暑くて無理・・)

 

 

 

明日から連日暑い日が続くもよう

気が重い魔女です

 

のらさんご飯にまわって昼近くに家に帰ると、もう怠くてなにもする気になりません

暑すぎる夏・・ 嫌いだわ

 

 

先日、《すだちちゃん》の里親さんであり、公園近くに住むりょうこさんがご自宅の鍵を届けてくださいました

 

昼間は仕事で留守にしているけれど

暑い日や疲れた時はこの鍵で家に入ってください

(すだちちゃんがいるから)クーラーが点いてますし、冷蔵庫の飲み物を自由に飲んで休んで行ってください

《すだち》も喜びますから、と仰ってくださって

 

ほんとうに ありがとうございます

 

 

・・・・・

 

 

 

昨夜、仕事から戻った家族①は青ざめた顔をしておりました

 

以前のバイト先で一緒に働き、仲良くしていた人がいて

その人はその後介護の仕事に就き、家族①も新たな仕事に就きましたが

連絡を取り合い、友人として食事やお喋りをしていたようです

しかし今年に入ってからはタイミングが悪くて会えていなかったということで・・

 

その彼女の友人、という方から昨日電話があり

彼女の訃報を知らされたというのです

 

「私が死んだら○○ちゃん(家族①)に知らせてね」 

 

と言われていたから電話をしました、とのことで・・

 

 

この友人は若くして母親を亡くなり

その後すぐに父親も亡くし

兄妹がいたので仕事をしながら家のことも頑張り

 

辛いことばかりだったのいうのに

 

その挙句

その若さで

 

「私が死んだら・・」 って

 

 

家族①はショックが激しく、どうして亡くなったのかも聞けなかったという

その言葉からして突然のことではないわけで

 

友人はどんな思いでそんな悲しい伝言を頼んだのか

 

それを思うと、辛すぎて、辛すぎて

胸も、喉も、鼻も、目も、頭さえも痛くなってしまっている魔女です

 

 

 

 

 

今日はのらさんご飯の後、ホームセンターに猫砂10袋・100kgを買いに行き

キャットフードコーナーをうろついて、口が痛い《もりだくさん》と、《おひとりさま》が食べられそうなご飯を捜す

《もりだくさん》は生ささみを軽く湯がいたものとゼリータイプのパウチの2種のみを食べている

ゼリータイプというのは噛みつき食べの《もりだくさん》が食べやすい、という理由からで

あんなに好きだったFelixは塊があるため、まったく食べられなくなってしまった

毎日2種類しか食べていないのでそれに飽きてしまうことを恐れるあまり・・ 

何か食べられそうんものはないものかと、売り場をうろつく

 

《おひとりさま》はやはり涎が酷く

大好きだった銀のスプーンは(粒が小さくて薄いから歯に挟まるのか)もう食べられない、と言う

それで粒の大きい三ツ星グルメのクリームを買って来てあげてみたら食べやすい(飲み込みやすい)ようで、結構食べてくれた

それでこのドライを2箱追加で買ってみた

 

ドライ派になった《じゃじゃ丸》はまたいつかストルバイト結石ができるやも知れず

なのでウェットを食べて欲しいところが、食べるのはちゅ~るのみ

そのちゅ~るも、あれは嫌、これも嫌と激しく我儘を言うので

ちゅ~るの棚の前でしゃがみ込み、ひとつひとつの中身を確認しなければならない

 

他にものらさんたちに食べさせたいご飯を色々見繕い

カートはてんこ盛りとなり、重くて自由に動かせやしない

 

やっとの思いでそれらを車に詰め込み

階下のスーパーでお買い物を、と思っていたが

猫砂、猫ご飯のお支払いをしたら殆どお金が残っていなかった

 

挙句、スーパーにホームセンターよりセールでお安いフードがあったのでさらに買ったら・・

私のはホットドッグ用のパン一袋とミカンの缶詰しか買えなかった ← どういう組み合わせ?

 

 

どれもこれもお高くなって・・

なんだか悲しくなってきて

きっと魔女、泣き顔になっていたんだろうね

 

商品陳列をしていた店員さんが心配そうに寄って来て 

「どこか具合がお悪いんですか?」 って聞いてきたので

 

魔女はその人の顔を見詰めて

「懐の具合が・・」  と言いましたわよ

 

店員さんはどうしたらいいかわからないようで 「あ・・」 と言ったまま絶句してましたが

どうかそんな私に話し掛けないでね

 

 

 

さて、嬉しい話です

 

先々週でしたっけ、けもの道の新築の1軒を買った娘さん夫婦のご両親にお会いしたのって

それで先日の日曜日に引っ越しをされていて、手伝いにいらしていたご両親から再びご挨拶をいただいた

お母様は家の中にいる娘を呼び

赤ちゃんを抱いて出て来た娘さんと私は初対面の挨拶を交わした

 

その際、娘さんに改めてけもの道の猫さんたちのことを伝え、ご理解いただきたいと申した

娘さんは 「勿論です」 と言って下さり

いまだにそこは自分の縄張りだと主張し、庭に鎮座する《かーら》を見て 「可愛い!」 と微笑まれ

「みんなと仲良くなりたいです」 とまで言ってくださった

 

そうして同日の午後、もう一軒の家にも新しい家族が入居したようだ

 

 

その翌日の昨日、けもの道の空家の玄関前で

《せてぃ》と《せてぃお》、そして《おひとりさま》には四苦八苦してご飯をあげていた時のこと

 

細い道のところから声を掛けて来た人があった

それは若い女性で、自分の名を名乗り

「上の新築に越してきましたのでどうかよろしくお願致します」 と挨拶をなさった

 

私はこの近所に住まう者ではなく、地域の猫の世話をしている者ですよ、というと

「わかっています」 と仰る

 

このご一家はそれまで新築から数十メートルしか離れていない同じ町内に住んでいらしたということで

それまでの家はこの空家からでもすぐそこに見える近さだった

 

引っ越しにあたり、近隣のひとたちから けもの道の猫さんたちと私のことを聞いていたらしく(聞かされていた?)

それで早速挨拶にきてくれたのだ

 

それならばと私は改めてけもの道軍団についての理解を求める

 

するとこの人は 「猫さんがいるのは嬉しいです。 向かいの(猫捨てオヤジの家)の屋根に猫さんたちがいて、可愛いな、と思っていました」

「私は北海道の出身なのですが、実家の母は北海道で保護猫活動をしているんです」

と語られた

だから 地域猫に関しては承知しています、とのこと

 

《かーら》のことを伝えたら

「あ、それで💩があるんですね!」  と言われたので

「私が片付けますね」 と言ったら

「とんでもない! そのくらい私がやります」 と仰ってくださった

 

私は越してきた方たちに、《かーら》の性格が悪いことを・・ 言えなかった

 

が・・

 

 

なんとめでたい結末 クラッカークラッカークラッカー  愛ハート

 

 

 

みんな良かったね!!

 

 

魔女 「《せてぃ》も あんしんしたね!」

 

せてぃ 「うん、あんしん した」

 

 

 

せてぃお 「おれ、みんなとちがって みみ きれてないけど いい・・?」

 

魔女 「みみ きらしてよ」

 

せてぃお 「ぜったい やだ!」

 

 

 

魔女 「あなたは せいかくを なおしなさいよ」

 

かーら 「むりっ!」

 

 

 

魔女 「《おひとりさま》は せいかくが いいから きっと かわいがって もらえるよ!」

 

おひとりさま 「やったぁーー!」

 

 

 

 

あの建築業者の 『猫がいるから家が売れない!』 として

これまで長きに渡って続けてきた猫やお婆さんへの嫌がらせはいったい何だったんだ

 

 

先週この会社の社員に会った

私が《ぼっさ》の件で激怒して 

「猫に嫌がらせをしている幹部の男をここに呼びなさい!」 と伝えた時の社員だ

 

結局嫌がらせ幹部は最後まで私の前には姿を現わさなかったが

この日、この社員は私の姿を見つけて頭を下げた

 

こんな会社、辞めちまいな、と言おうとしたが

余計なことかと思い直してやめた

 

 

こうしてけもの道の猫さんたちの生活は守られたが

どの地域も住民がこのように猫さんたちを思いやってくれ

辛い思いをする子たちがいなくなる世の中になることを切に願います