まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

5月25日に《もりだくさん》を保護してから4ヶ月が過ぎました

その間《もりだくさん》は魔女の部屋で暮らし

そしてその暮らしに満足しているようでした

 

ところがちょうど4ヶ月が経ったあたりから《もりだくさん》の行動に変化が現れ始めました

昨日も書いたように、まじょねこたちが住むリビングに入りたがるようになったのです

 

当然まじょねこたちは戸惑い、恐れたりもします

それはまじょねこたちが《もりだくさん》の部屋を訪ねた時、威嚇され、追いまわされたからに他なりません

まじょねこたちの心には 「《もりだくさん》は怖い猫」 として位置づけられてしまったのです

 

 

一方のらさんで19年間を外で暮らしてきた《もりだくさん》は

公園という猫の出入りのある場所でこれまでたくさんの猫たちと関わってきました

なので、猫の流儀は心得ていて

 

まじょねこが自分のエリアに来たら追い払う

しかし、自分がまじょねこのエリア(リビング)に入る時は入り口で一旦止まり、『入ってもいいですか』 と尋ねます

 

そうして魔女に 「どうぞお入りなさい」 と言われて初めてリビングに足を踏み入れる訳ですが

 

まだ未熟者で家猫であるまじょねこがそこの流儀を理解できず

ただ闇雲に怯え、怖い猫が自分たちのエリアに入って来た!!

と逃げ惑うわけで・・

 

 

それにしてもどうしてリビングに来ようと思ったのか

 

 

魔女 「《もりちゃん》、ここの おへや(魔女の寝室)だけでは いやなの?」

 

 

 

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「どうして うえの おへやに いきたいの?」

 

もりだくさん 「・・まじょ いるから」

 

魔女 「・・」

 

もりだくさん 「たくさんのとき わたしは ひとり」

 

魔女 「こうえんでも みんなと いるわけじゃなかったよ」

 

 

 

 

 

もりだくさん 「まじょの こえする あしおとする だけど わたしの へやには なかなか こない」

 

魔女 (忙しくしてるから・・)

 

もりだくさん 「かいだん おりてくる あしおとした まじょ くるかな! って いつも おもう  だけど なかなか ここに こなくて・・」

 

魔女 「だけど よるは いっしょに ねてるよ」

 

もりだくさん 「まじょ すぐ ねちゃう・・」

 

魔女 「そうね・・ まじょ すぐ ねちゃうね」

 

 

 

もりだくさん 「わたし、もう なんでも しってるよ  あたらしい ことばも おぼえた」

 

魔女 「どんな ことば?」

 

もりだくさん 「『いってきまーす』 『ただいまー』 『あっちゅい あちゅい』

 

魔女 「まいにち きいてるもんね」

 

もりだくさん 「ここに すむ ねこの なまえも ぜんぶ おぼえた」

 

魔女 「そうなの?!」

 

もりだくさん 「いってみようか?」

 

魔女 「うん」

 

もりだくさん 「『じゃじゃまあ~る』 『たぬたぬぅー』 『しゅりやー』 『やんき!』 『びちゅき』 『にゃっぱ~』 『あのこちゃ~ん』 『ちゃちゃまるぅ』

 

魔女 (魔女が呼んでる感じで覚えたんだ・・ ただ、中にはここに住んでない猫もいる)

 

もりだくさん 「ここの おへやにいて もう ずっといて わたし このいえ、っていうののこと  ぜんぶ しった   まじょが 『ふぐりや じおんとこ いってくるね』、って いったら こーえんごはん  それから うえで ここのねこたちと おはなししたりも してるし、みんなが あまえてるのも わかってる  よる なったら おにわに たぬきたち くる  まじょ みんなに ごはん あげてる」

 

魔女 「《たぬきさん》 も《あらいさん》も こうえんにも いるから しってるね」

 

 

 

 

もりだくさん 「・・まいにち まじょの こえだけは さみしいよ」

 

魔女 「ごめんなさい・・」

 

もりだくさん 「うえ いったら まじょが いるから  わたしも まじょと いたいから・・  だから まじょのいる おへやに いこう、って おもった」

 

魔女 「そうか・・ さみしかったんだね」

 

 

 

 

もりだくさん 「まじょが かえっちゃったあとの こうえんみたく まじょ いないだったらいい  だけど まじょのこえが きこえるのに まじょ いないのは さみしいきもちになる」

 

魔女 「ごめんね・・ 《もりちゃん》」  

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「そしたら みんなと おへやに いるといいよ  だけど まじょねこが うなっても がまんしてね  なるべく やさしい かんじで いてほしいの」

 

もりだくさん 「やってみる・・」

 

 

《もりだくさん》は本来の猫としての道理を通しているのですが

未熟なまじょねこにはその道理が理解できず

ただただ 『怖い猫』 という《もりだくさん》の側面しかみられなくて

 

どちらの気持もわかるし

これは時間がかかるのでしょうね

 

 

 

 

本日絵が搬入され、やっと一息ついた感のある魔女です

搬出後には前後不覚で眠ってしまって、先ほど目を覚ましました

今夜は数日振りにお風呂に入ろうと思います ← きったねーーー!!

 

 

《もりだくさん》のお話のつづきです

 

前回、自室を出ていきなりリビングに乱入した《もりだくさん》

翌朝もまた・・

 

 

魔女と一緒にリビングに移動する《もりだくさん》

 

 

前日にここでのすべてを観察し、会得したのでしょうね

 

 

逃げ出した後のまじょねこご飯を食べまくる

 

 

もりだくさん 「おなかいっぱい・・」

 

 

 

食後はお気に入りのベッドで寝てしまった

 

 

掃除するのに重ねちゃってるけれど

小さいベッドは《スーリヤ》のベッド

《スーリヤ》、怒る怒る

 

 

それから暫くして眼を覚ましたら

 

 

茂み体験

 

 

もりだくさん 「しげみ・・」

 

 

 

ここでポツポツと雨が降り出し

 

 

またベッドでお昼寝

 

 

 

夕方もリビングで生ささみのお食事を摂り

 

 

夜は魔女の隣で甘えまくる

 

 

 

そうして魔女の就寝時間になると一緒に寝室に行き

ベッドで魔女と寝る

 

 

翌朝もまた一緒にリビングへ

 

何だか勝手に部屋の詳細をチェック

仏間にも入って部屋の様子見に余念がない

 

そうこうしているうちに、《スーリヤ》が目を吊り上げて走って来て

 

まちょ! もりしゃんたんが 《しゅりや》の おかしゃんの うえでねてりゅーーー!!

 

見ると・・

 

 

あ・・ 《スーリヤ》のちゅぱちゅぱおかしゃんの上で寝てる!

 

 

 

そして夜は

 

 

ひと休みする魔女のお腹の上で甘えて

 

 

ドヤ顔?

 

 

 

《もりだくさん》がどんどん大胆になっていく

 

これにはまじょねこ軍団から不満の声が続出

 

部屋が落ち着かない

《もりだくさん》が部屋にいると、自分たちはどこにいたらいいかわからない

《もりだくさん》が魔女にくっついてるから魔女のそばに行けない

《もりだくさん》にご飯を取られた

ベッドも取られた

いちいち睨んでくる

などなど

 

 

魔女もどうしたものかとかなり困惑

 

この夜

魔女は自室で《もりちゃん》とお話をしました

 

そのお話はまた明日

 

 

明日はアトリエ教室の合間に

忙しさで買いに行けず、底をついてしまったのらさんご飯の大量買い出し

そして《じゃじゃ丸》の病院と、相変わらず走り回る日になりますが

今後は少しずつ落ち着いて行くと思います

 

やべ! ネパール旅行の用意がまったく出来てない!!

 

・・結局、落ち着かないわ

 

 

 

 

 

 

時間が足りないとか

全部自分のせいなんだけど

それはわかってるけど

こうなると泣くよね

 

 

明日ゼットンの専務君が絵を取りに来る

そして明後日からヘクトパスカルにて 『ハロウィン魔女展』 が月末まで開催される

 

 

魔女、昨日・・ 《もりだくさん》のお話をつづきにしたんだけど

今日はのらさんご飯を終えてから今の今まで絵を描いていて

《もりだくさん》のつづきが書けませんでした

 

ごめんなさい

 

どうしよう・・ って思って

苦し紛れに今描き終わった絵を載せることにしました

 

今日はもうそれしか出来んです

 

専務君に 「描け!」「描け!」 「仕上げて!」 としつこく言われて描いた絵

正確には描き終わったのかどうかも定かではありません

 

 

 

 

 

 

 

また明日・・

 

 

 

 

 

 

あまりに忙しく、頭から蒸気が噴出しそうです

私がもう最低3名は欲しい

 

 

10月3日から月末まで、ヘクトパスカルで恒例のハロウィン魔女展が開催されるというのに

絵が間に合わない

 

しかも、しかもだ

ゼットンの専務君が魔女の専用のアトリエで描きかけの絵(約10年間手を付けてない)を見つけ出し

なんだかそれがやけに気に入ったらしく、「この絵を完成させてよ」、としつこい

忘れた振りをしていたら、「完成した?」 「出来上がった?」 と聞いてくる

 

それで今日と明日で描き上げないといけない感じになっちゃって・・

 

 

そんな中、まじょねこ軍団が夜にまたしても集団脱走

 

昨夜はヘクトパスカルにて、予約限定の特別ディナーが 『魔女の食卓』 と銘打って提供され

それに招待されて、ありえない取り合わせのマッシュルーム料理の数々を食して参りました

それぞれの料理にはソムリエが付き、まじょはお酒が飲めないからノンアルコールペアリングにて提供されました

 

とにかくここ数日いろんなことがあったのだけれど

前回、《もりちゃん》の 『マジでか!』 を書くと言ったので今日はそのことを書きます

 

 

 

エアコンを点けなくていい日が続き

《もりだくさん》が部屋から出ることはないと踏み

風通しの面もあって《もりだくさん》の部屋のドアを開放しました

 

 

気づくと《もろだくさん》が階段の途中で寝そべってる

これにはまじょねこ軍団から抗議の声が上がりました

《もりだくさん》いるから1階に行けないという

 

 

そして暫くしたら・・

 

 

《もりだくさん》が階段を上がってきました

 

 

もりだくさん 「・・」

 

 

すりっ!

 

 

そうしてやはり開け放しのドアからリビングに入って来たのです

躊躇なく・・

 

 

もりだくさん 「・・」

 

 

スーリヤ 「え・・!」

 

じゃじゃ丸 「うえっ!」

 

 

このふたり以外のまじょねこは《もりだくさん》の姿を見るやテラスに逃亡

手すりの上に飛び乗って避難

 

 

もりだくさん  (そと・・)

 

 

 

もりだくさん 「しげみ・・」

 

 

もりだくさん 「・・」

 

 

もりだくさん 「へや・・」

 

 

もりだくさん 「・・」

 

 

 

もりだくさん 「ここ・・」

 

 

 

もりだくさん 「・・」

 

 

じゃじゃ丸 「むむぅ・・」

 

スーリヤ 「・・」

 

 

クールベッドに落ち着いた《もりだくさん》

 

魔女がのらさんご飯から帰って来てもまだそこで寝ていて

部屋にはまじょねこのひとりもいない

みなテラスで隠れてる

 

《もりだくさん》、魔女が寝るための用意が終わったら起き出し

 

 

一緒に部屋を出て自室に向かう

 

 

 

《もりちゃん》

どういう気持ちなんだろ

どういうつもりなんだろ・・

何がしたいんだろ・・

 

つづく

 

 

 

 

 

 

今寝たら20時間は寝続けると思います

もう・・ 多忙と寝不足でくたくたの魔女です

 

 

お誕生日にはたくさんメッセージをいただき、ほんとうにありがとうございました

めでたい歳ではなくとも、正直嬉しかったです

ちゃんとお返事書きますから、もう少し待っててね

 

 

そんな誕生日も忙しくて、夕食を摂る時間もありませんでした

そんな中、そうたつ君が 「今日、行っていい?」 と夕方聞いてきたので

20時過ぎなら、と言うことで

 

彼が20時にやってきました

魔女のアトリエの優秀な生徒であり、家庭教師の生徒でもあったそうたつが

ここを辞めた後の昨年、約10年ぶりに訪ねてくれ

子供だった彼は見違えるほどの青年になっていて

大人の歳月より子供の歳月の変化に驚いたものです

 

そうたつはリュックの中からビニールの袋を取り出すと

「魔女、お誕生日おめでとう」 と言って

ガーナミルクチョコとこんにゃく、そして魔女が好きなポテチを渡してくれました

 

・・ 忘れないでいてくれたんだ

 

男子だから、何の色気もない袋だったけど

彼が私の好きなものをいまだに覚えていてくれて

音沙汰がなかった10年間

それでもそうたつの心のどこかに魔女がいたことが有難く

素敵なプレゼントをいただきました

 

自分の意志を通せる大人になり

彼は今回ネパール旅行を共にします

 

楽しみだね!

と言いながら向けてくれる笑顔がなかなかいいです

 

 

 

そうたつが23時くらいに帰り

魔女はのらさんご飯を終わらせて眠りに就きました

 

深夜だか・・ 

いきなり がっちゃーーーん と物凄い音がしたのです

 

 

一緒に寝ていた《もりちゃん》は飛び起き

魔女もいったい何事かと一旦目を覚ましたのですが

眠気の方が先立ってしまって再びうとうとしてしまう

 

不安がった《もりちゃん》が魔女を引っ掻き続けるので

ぼんやりと起き上ってサイドテーブルの灯りを付けて薄暗い部屋の中を見てみると

ベッドの横の床にバカデッカイ物がある

 

な、なに?

 

そう思ってよく見ると

それはこの部屋の照明器具・・

 

照明器具が天井から落ちた!!

 

 

それもちょっと複雑な形態をした大きな器具で

その周りにこの照明器具専用の変わった形をした電球が何個も転がっている

 

怖えーーー!!

 

 

どうしたらいいかわからないのでいまだにそれは落っこちたままで部屋にあるけれど

現在、私と《もりちゃん》の部屋は小さなランプだけで夜はほぼほぼ真っ暗です

 

 

 

昨日はのらさんご飯の後、仕事

それが終わってから《じゃじゃ丸》を病院に連れて行き

診察時間が終わった先生と長話をしてしまい

まじょねこ、家の外の子たちのご飯でいっぱいいっぱい

疲れ果てて夕食を食べる気力もなく

 

 

そんな深夜

就寝前のお尻トントンを《もりちゃん》にやってあげてたら

部屋の外で どっすーーーん!! と 物凄い音が!

 

 

魔女にしがみ付く《もりちゃん》

照明器具が天井ではなく床にある部屋は薄暗くて外が全く見えない

 

部屋の上はテラスになっているので、そこに置いてある木がぶっ倒れたのかと思い

2階に駆け上がる

 

電気を付けるとまじょねこたち全員が毛を逆立て、及び腰で

大きく眼を見開いてテラスの方を見つめている

 

テラスの照明を点けると・・ 異状ない

プルメリアは紐を手すりに繋いで倒れないようにしてあるし

他の植物も倒れたとしてもあれほどの音は立てない

 

だとしたらなに・・

 

 

誰かが落ちた?!

猫が落ちたくらいの音では決してなかったが

まじょねこを確かめると《ちゃちゃ丸》だけがいない

 

外に飛び出す魔女

庭をぼうぼうに伸びた草を掻き分けて《ちゃちゃ丸》の名を呼びながら探す

怪我をして動けなくなっているのではないか

 

髪の毛を巨大アロエの茎や、エイリアンジャスミンの枝に引っ張られながら茂みに潜り込む

そうやって家の周りを枯れ葉だらけになりながら捜すも見つからない

 

そんな魔女を後ろで見詰める《こだぬきさん》

 

憔悴のまま逝ったん部屋に戻る

 

真っ先に駆け寄ってきたのは・・ 《ちゃちゃ丸》じゃないかーーー!

 

 

どこにいたのよ! 

 

僕、すごい落として怖かったから押し入れに隠れてたの

 

 

冗談じゃないわよ・・

ぶぶー言いながら身体中に付いた枯れ葉や引っ付き虫を取りまくる

 

 

・・ ・・ だったらあの音は何?

 

 

寝不足のまま朝になって

もう一度家の周りを見回ったけどどこもまったく変化はなかった

 

怖えーーーー!!

 

 

 

今日は雨が降ったり止んだりで

のらさんご飯は雨の止み間を見て出かけたから時間がめちゃくちゃになってしまった

そして荷物でいっぱいいっぱいで傘を持たないで行った魔女はずぶ濡れ

でもみんながご飯を食べた後なのでよかった

 

その合間に運転免許の更新に行き

4日後から個展なので絵を描く ← 今描いてんのか!!

 

これからまじょねこ、家の外の子たちにご飯を食べさせ

夜は『夜のアトリエ・野郎ども教室』

 

明日は終日仕事

 

絵を・・ 描く時間がないのだが

どうしよう

 

 

 

 

こちら、部屋を出て階段で寝そべる《もりだくさん》

 

 

この後の

マジでか!! という《もりだくさん》の行動は次回書きます