一泊の検査入院。肺の組織をとる検査。

麻酔をしての検査で本人はひと安心。だけどなかなか麻酔が効かなかったみたいで、強めに麻酔をかけられたようで。

車椅子に乗せられて帰ってきたし旦那さんは、別人のような。目は焦点合わないし、酸素マスクをして帰ってきた。ベッドに横たわって1時間以上は安静にと言われた。なのに、5分程したらなんとか体を動かそうと必死に「もういいやろ。帰るで」って起き上がろうとした。「まだやでー」って窘めた。でもまた5分したら「帰ろー」って。それが何回も続いて。辛くて最後は泣きながら止めた。

後から聞いたら記憶ないって。そっか。なんとなくホッとしたなぁ。

検査後の状態があまり良くなくて、酸素がなかなか取れない。退院出来ないかもって言われて、旦那さんはテンションダウン。

次の日酸素をしたまま、家にも酸素の機械を設置してもらってなんとか退院オッケーをもらった。

鼻にさした酸素の管を24時間つけての生活。それでも家に帰れて本当に嬉しそう!

そんな日々も束の間になってしまった。

先生からの電話。

検査結果が出たからすぐに来てほしいと。嫌な予感。行きたくない気持ちを抑えて、聞きに行った。

「肺がん。ステージ4。余命は1年〜2年です。」

言葉を失った。