こんにちは。TICE コーチ補の鈴木舞です。
今日の読書は、「アルピニズムと死」山野井 泰史・著。
かつて「天国に一番近い男」と呼ばれたアルパインクライマー・山野井泰史氏が、今もなお登り続けていられる理由とは?
危険を伴う登山において、生と死を分かつものとは何か、を語った本。
正直、読んでみても「生と死を分かつものは何か」はまったく分からなかった。。
が、簡単に分かるわけがないし分かったと言うべきではない、と感じた。
ただ、分かったのは、著者がいかに登山が好きかということ。
「好き」を超えて、「厳しく困難な登山の時だけが生きている」というレベルなんだということが、文章から伝わってくる。
僕は登山中だけは、なぜか脳が活発に動き、アンテナの感度が良くなるようです。
都会でデスクワークをしている方が、著者にとっては「死んでいる」のと同然なのでは……。
また、「好き」と同じくらい、自分を見失わない・過信しない冷静さが重要なのだと感じた。
気持ちが充実してなかったら行っても無駄だよね。死ぬだけだもんね。変なふうに取り付いちゃったらだめだから。登りたいんだ、登りたいんだ、と思ったとき登った方がきっと安全だと思うよ。
それは、若いころから恐怖心が強く、常に注意深く、危険への感覚がマヒしてしまうことが一度もなかったことが理由の一つかもしれません。(中略)
二つ目の理由は、山登りがとても好きだということです。(中略)
雪煙が流れる稜線、粗い花崗岩の手触り、陽光輝く雪面、土や落ち葉の色、雪を踏み締めたときの足裏の感触……。山が与えてくれるすべてのものが、この世で一番好きなのです。
- 「自分(ゴール)を見失わないこと」
- 「山が好き」
- 「より良く生きたい」という強い気持ち
の3点が、天国に一番近い男が「死なない理由」なのかなと感じた。



