MAISON TASHIMA

MAISON TASHIMA

創業50年ほどになるサロンを継承することになりました。
継承までの流れ、感じたこと、開業までに準備したことなど備忘録としてブログに残してみたいと思います。

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事業資金に関して、どこから借りるのか?幾らあれば必要なのか?全く分からないので日本政策金融公庫に行ってみました。

 

現状を伝えたところ、借りる方法が3つあることを教えてもらいました。

 

1.美容組合に加入し、組合経由で申し込む。

組合の加入金や組合費が必要になるようだか金利が安くなるらしい。

 

2.500万円以下の借り入れの場合。

直接窓口にて申し込む。手続きが一番楽の様子。

 

3.500万円以上の借り入れの場合。

直接窓口に申し込むが、事前に県の認可が必要とのこと。金利は2の時と同じらしい。

 

 

何も決まっていない現状ではこれ以上の話は出来ないとのこと。

 

 

事業計画書をもらったので、それにそって準備していこう。

私の場合まず、オーナーに委譲金の確認、各種見積もり、美容組合へ加入のタイミングなど相談からする必要不がありそうだ。

 

 

 

以前も書きましたが、わたしは100年存在させることを目標としています。

先代のオーナーたちが50年間もっとも大切にしてきたことを中枢に精神や姿勢としてまとめました。

 

 

SPIRIT​

一、ヘアデザインに真摯であり続ける。

一、変わることを恐れない。

一、謝意に沿って行動する。

 

 

 

ヘアデザインに真摯であり続ける。

これは当たり前のことなのですが、真に徹することは難しいことです。

最高のヘアスタイルを残そうとするためにカットに集中するのであれば、商品の紹介など必要ないし、お客様に少々無愛想で気が聞かないと思われても良いと考えます。

サロンに関しても、技術は普通だけど居心地が良いサロンになるより、居心地は悪いと思われてもヘアスタイルが最高に良いサロンでありたいと思います。

 

 

 

変わることを恐れない。

リニューアルや継承を経てサロンは存続しています。変化を恐れての不変は衰退を生むだけです。

また、ヘアスタイルに関しても人は髪質も骨格も変われりますし、流行も変わります。例えば、今は白髪やクセ毛はポジティブに捉え”素材を活かす”という流行に動いています。

ヘアスタイリストもお客様も変わることを恐れないでチャレンジして欲しいと思うのです。

 

 

一、謝意に沿って行動する。

感謝というのは言葉にするものでなく行動であらわすもの。お客様に対しても、スタッフに対しても、家族に対しても忘れてはいけないのです。

 

 

 

どのようなサロンでありたいのかステートメントを一言でまとめました。

 

 

BRAND STATEMENT

Make Your style-

 

 

 

 

Fashions fade, style is eternal. - Yves Saint Laurent - 

Fashion fades, only style remains the same.-Coco Chanel-

 

流行(ファッション)は廃れるもの。それを追い、振り回されるのではなくのではなく、確固たるブレないもの(スタイル)を持ち創造するべきである。

数々のファッションデザイナーがこのような言葉を残しています。

 

 

ヘアもまた、ファッションの一部です。

流行の髪型にしてもその方のスタイルを大切にしなければ魅力的ではありません。

 

「古いけど魅力的。」

10年後に写真を見たときに、そう思えるヘアを提供するサロンでありたいと思います。

 

 

融資を受けるにしても設備にどれくらい費用が掛かるか全く分からなかったのでビューティーガレージさんにお邪魔してきました。

 

今の設備の中で新しくする予定のもの金額を知りたかった程度だったので気軽な感じで見に行ったのですが、設備の説明のみならず開業までの流れなどご丁寧に対応していただき大変参考になりました。


 

 

まずは、内装、外装含め現状からどのように変えたいのかイメージを固めないといけないようです。

 

デザイナーに依頼する余裕もなければ自分で作るほうが性分にあっています。

まだインテリアの方向性はブレブレなので固めて再訪したいと思います。

 

参考になったのは

・今のサロンはタカラの施工なので、カット椅子を張り替えならタカラへ。

・シャンプー台もフラットになるタイプは高さ85cmでないとボールの位置が合わない。

美容室の開業手順について調べていると、どのサイトでもまずサロンコンセプトを固めるといったことが記されています。

 

他のサロンのHPなどでよく目にする言葉。

・確かな技術で~

・骨格や髪質を見極めて~~

・ひとりひとりに合った~

・トータルバランスで~

・ライフスタイルにあわせて~

・癒しの~

・○○な空間を提供します。

 

このようなサロンコンセプトは私の思うところと違いましたのでじっくりと考えてきました。

 

今のサロンを継承するなら100年存在させたいと考えていました。もちろんわたしの代では創業75~80年が限度でしょうから次に繋げるまでが目標です。

これを中枢として、先代が大切にしてきたことやこれから先必要であるであろうものなど、まとめたいと思います。