物騒なタイトルですが、今日は絵本の話です。
昔話や童話の絵本って、色んな出版社から出ていますが、
迷われるならば福音館書店のモノをお勧めします。
 

日常に小さな幸せを。

 

こんにちは。

 

宝塚 片づけ整理収納作業・子育てサポート→HP

暮らし整えサポーターよこたちひろです。


理由は3点

①訳者や文筆者が一流
②絵や画が一流


例えば「いっすんぼうし」 石井桃子 文 あきのふく 絵
「おおかみと七ひきのこやぎ」 せたていじ 訳 フェリックス・ホフマン 絵

知らない人は知りませんが、
知っている人からすれば、唸るような組み合わせです。

そして、一番大切な③点目は、

福音館の昔話は、
昔から本当に語り継がれてきた、本来伝承されてきた内容に、かなり忠実である
と言われている事です。
※童話ならば、原作にかなり忠実という事。

昔話であれば、口頭で親から子へ伝えられてきた部分も多いでしょうし、
そうなれば、絵本にする時点で「何をどう解釈して形にするか」
はその訳者や、文筆者に依る所が大きいでしょう。

昔話や童話って、世界名作~とかいって¥350位で売っているやつ
もありますが、同じタイトルでも、福音館のものと、それとでは、
内容が全然違いますから、ご注意を。


 

「かちかちやま」

・福音館 

捉えられたたぬきの縄をほどいたおばあさんは、きねでうちころされた上に
ばあじるにされて、流しの下にほねだけ残された。
たぬきに騙されて、おじいさんはそのばあじるを食べてしまい、
くやしくてくやしくて、泣き出してしまった。

そこへうさぎがやってきて、かたきをとるといい、
たぬきは最期、つちのふねもろとも、海に沈んだ。

・世界名作~¥350シリーズ

おばあさんは、たぬきに殴られて気を失った。
かたきをとりにいったうさぎは、たぬきを改心させて
家に帰るとおばあさんは目を覚まし、おじいさんも一緒に
みんなでお鍋を囲んで、仲良く食べた。

全然違う。
そもそも伝えている事の根本にあるものが違う。

世界名作~は、たいてい最後は悪者が改心して、みんなで仲直りしました。
めでたし、めでたし。。で終わるようです。

んなことある?

・生きているオオカミがヤギを襲わなくなる日なんてくる?
・どちらにも正義があるのに、それを完全に理解して、戦争のない世の中になる?
・おばあさんは、殴られたとしても、しばらくすれば起き上がるの?

私があまのじゃくだから、こんな事を言っているのではありません。
いや、それは否定しませんが。

世の中は、理不尽な事だらけだと思うのです。
グレーの部分の方が多くて、白黒はっきりする事の方が少ない。

連日報道されているあの件だって、そうだと思いませんか?

だからこそ、結果オーライ。みんなハッピー。みたいな、
絵本ばかりを子どもに与えるのは、、、うーん。どうでしょうね。

 

と私は思っています。