どんな正しさも伝えかたを間違えると、正しさにならないことがある
戦うことそのものは悪くないが、ほとんどの戦争が正当化できぬものであるように
物事は一方向からでは少ししか分からぬ
とはいえ、多方面を常に見ようとしてかえって物事が難しくなることもあるであろう
だから、普段はあなたはあなたの思う一方向から物事を考えてもよい
しかし他者との相違が明確になった場合には
自分の思っていることは自分サイドからしか分からないのだと、意識することが必要だ
受け入れたくない考えを受け入れずともよい
ただ、受け入れたくない考えが存在していることは認めねばならぬ
たとえば戦争で敵国同士が議論をしたら、平行線になることが多いが
仮に戦争を終わらせたいなら、どこかで敵の何かを容認せねばならぬ
通常の喧嘩も同じことだ
喧嘩したばかりで相手や自分に優しくするのは難しい
しかし、落ち着きを取り戻せば、戦争のような困難なことにはならぬ
あなたがあなたのやり方で物事を考えるのも、相手が相手のやり方で物事を考えるのも至極当然
価値観とは同一化させるものではなく、共存させていくものだからだ
喧嘩をするのは仲良くしていくための手段であり、そこからの和解こそが互いを成長させるのだ