【イエ男くん file12】マンションの頭金援助を提案されても、冷遇されても実家がいい!居直り系イエ男くん
その言葉通り、慶応大学卒業後はシステム系の大手企業へと就職し、配属先である宇都宮で一人暮らしを始めた。ところが2年後、東京本社への異動を機に実家へ戻ってくると、以後はすっかり“出戻り”が常習化。実家を出ては戻ってくるということを繰り返して
きたという。
「宇都宮から帰ってきて2年くらいは実家から会社に通っていたんですが、そのうちに彼女ができて、池袋で一人暮らしを始めたんです。でもコレがめんどくさい女のコでね、毎日毎日、彼女の仕事が終わるのを待って、埼玉の奥地にある彼女の実家まで車で送らなきゃならなかったんです。そんな生活が長く続くわけもなく、彼女の我侭もますますエスカレート。それに耐えられなくなって結局は1年で別れて実家に戻りました」
さらに約3年後の2006年3月。3度目の実家脱出は、新しい彼女と同棲生活。しかし「人の彼女を横取りしてまで付き合い始めたのに、毎日ケンカが絶えなくて。去年の10月、夜中の3時にトランクひとつ持って飛び出してきちゃったんです」こうして現在は4回目のイエ男ライフを送っている石井さん。
やはり気になるのは実家のお寺のこと。それもあんな宣言をしたとあっては、風当たりも相当強いのでは?
「実は僕以上に兄貴がダメな人で……。兄貴は開成から東大に入ったんですけど、大学院の試験に2回も滑って、フリーターをしてたんです。だからオヤジとしては、ある意味渡りに船だったところもあるんでしょうね。普通に就職した僕を早々に諦め、兄貴を強制収容して仏教系の学校に送り込み、今は京都の有名な寺院で修行をさせています。兄貴にしても、このままじゃ『坊主の資格を持っている東大卒のフリーター』でしかないわけだから、今さら継がないとは言わないでしょうし」
そのため寺の行事に関しては、石井さんはこれからも完全ノータッチ。67歳になる父親は健在だが、もし父親に何かあっても兄貴がすぐに寺を継ぐことになっているという。
「その代わり、僕はかなり冷遇されていますよ。兄貴は修行に出ていて不在なのに、台所もトイレもあるワンルームのような部屋を持っているんです。なのに僕は、両親の部屋と居間と風呂洗面所に挟まれた収納無しの8畳。狭い上に、目の前の廊下が家族の生活通路になっているから、メチャクチャうるさい。この前のお彼岸なんか、朝5時くらいからバタバタして起こされました。こっちは毎日終電で帰ってきたっていうのに……」
これこそが目下、石井さんを悩ませている最大の問題であるが、とはいえ会社までは実家からドアトゥドアで30分と通勤距離も申し分なし。そのうえお寺のことには口出し無用で自由で、彼女もいないとあれば実家を出て行く理由がイマイチ見つからないのも事実。
「とうとうオヤジもシビレを切らして、『マンションの頭金出てやるから、家出てけよ』と追い出しにかかってきましたが、今、彼女もいないですしね・・・」
石井さんが再び実家を出て行くのは、当分先になりそうだ。
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