療育に通いはじめて三ヶ月目。

条件、環境的にもなかなか良い感じに通えてる!




週に2回、スクールは隣町でバス一本で通えることもあり かなり近いので、通うことが苦痛ということもなし。

電車もバスも、以前から子どもたちとのお出かけでしょっちゅう使ってたから問題なく。
乗り物好きな息子は自分の好きな座席を陣取って楽しそうにしてる(^-^)




トレーニング(個別) は一回30分
プラス面談15分 (親と先生)。


その間、親は監察ルームからマジックミラー越しに子どもの姿を確認しながら 気になった行動などを面談用のシートにメモしながら待機。



トレーニングの内容は、感覚を養う全身運動や手遊び、工作、簡単なゲーム、絵本読み聞かせなど。

内容としては大型設備の必要な全身運動以外なら 家でも実践できそうなことも多いけど、重要なのは 先生の指示を理解し、ルールを理解し守り、時間内にできるだけこなせるようにすること。


園や習い事でも同じようなことをするかと思うけど、ここでは先生と1:1の個別であること、その子に合ったレベルのトレーニング内容を毎回作成してくれることが特長であり、集団の指示が通りにくい息子には合っていると感じる。


なにより、参考になるのは先生の対応。

家で同じようなことをしていて 指示が通らないとき、飽きてそっぽむいたとき、かたづけをしないとき、言ってる意味を理解しないとき、それがもし発達障害の特性が原因だとしたらどんな声かけをすべきなのか、それが学べること。

家でなら私がだんだんイライラしてきてつい怒ってしまうところを、プロはどう対応するのかを興味津々で見ている(笑)




環境的には素晴らしいけど、唯一問題があるとすれば 下の子のこと。


週2で短時間なので預けるにもいろいろ条件的に厳しいというか もったいないし、結局連れていって抱っこ紐のまま監察ルーム。

最初の10分くらいはおとなしくしてるけどだんだんグズリはじめ…
飲み物でごまかしたりオモチャ握らせたりするけど、5分で万策尽きる(  ̄▽ ̄)


最大三名のトレーニングが同室で行われるので他の保護者も監察ルームにいて 先生との会話のやり取りを聞いたりしているので、グズリはじめたら部屋から出てウロウロして過ごす感じになる。

皆さん良い方で「こちらのことは気にしないでくださいね、大変ですよね」と優しく声かけてくれたりするけど、ただのキッズルームじゃないし 子どもたちの発達状況を親の目でしっかり見届けて課題を見つける場なので、絶対邪魔はしちゃいけないと思うし…

すると後半はほとんど息子を監察できず、面談の時に確認することが減ってしまう。

(その場合は先生が会話の内容や返しなど、後でポイントを押さえて教えてくれる)



今 1歳7ヶ月の娘、歩きたいやんちゃ盛りでそれこそ抱っこ紐もそろそろギリギリになるし、ベビーカーでバスも厳しいし物理的にどうやって通うのか 今から頭を悩ませる( ̄▽ ̄;)


そして療育で聞いたことを家でも実践しようとするけど、娘がいることで遊びにも制限があり難しいことも。

小麦粉粘土やクレヨンなども娘が口に入れないかずっと見張っていて、息子が何をしてるか見たりフォローしたりするヒマがなく放置になり本末転倒(笑)

絵本を読んでいたら本を奪われ、それをポイと投げ捨てられる( ̄▽ ̄;)



「運動能力のある宇宙人」である一歳半児は とにかく何をするにも意に反する行動してくるので、とにかく手強い。

か弱い赤ちゃんだった娘はもうおらず、どんどん凶暴化かつワガママ化してきておりますよ(涙)




そんなこんなで。

入園までの療育や家での貴重な時間、出来る限り息子に向き合いたいけど なかなか難しいのも事実(  ̄▽ ̄)





そんなジレンマとはうらはらに…
現状、息子はかなり落ち着いてきた気が。


というより、療育では初回から基本的に脱走したりキョロキョロしたりもあまりせず、先生の言うことを聞こうという姿勢がみえていて。

一対一ということや、自分に向き合ってくれる個別的な環境というのもあるのかも。

そして初回がすでに11月だったのでもう三歳半に近く、遅いながらも少しずつ自然に落ち着きが出てきていたのかも。



しかしやっぱり最初の頃は、聞こうとしても理解が遅く指示を理解できずポカーンとしたり、トンチンカンな動きをしたりして 課題をこなせないことも時々あり。

特に会話が苦手で、意味を理解してないのか 答えの表現が出てこないのか判別は難しいけれど とにかく答えられなかったりも多かった。


慣れてきた頃からは、変な人見知りが発動してなかなか教室に入ろうとしなかったり、教室でトレーニングしている他の子どもの動きが気になってキョロキョロしたり立ち歩いてそちらに行ってしまったり、その間先生の声がいっさい聞こえない感じに自分の世界に入ってしまったり、落ち着きのなさが少し出てきた。



しかしそれも冬休み明けには落ち着いて。

1月に入ってから、息子は急成長した。


先生の指示をきちんと聞き、言葉だけの指示で かなりの割合で正しく動けるようになり、ルールの理解も早くなり、気がそれた時に先生に注意されるとすぐこちらに戻り、そもそもキョロキョロしなくなり、おとなしく指示に従い、あいさつもきちんとできるようになってきた。


一番感動したのは、隣に全身運動でキャッキャと楽しそうな子がいたのに 息子は絵本に集中して最後まで一度もそちらを気にしなかったこと。

以前の息子なら、絶対そっちに走っていって体を一緒に動かし始めていたと思うし(  ̄▽ ̄)




そして三歳半になったこの頃から、会話がやっと噛み合うようになってきた。


また私の質問に対して、イエス・ノーをきちんと言えるようになって 回答に信憑性が増した感じ。

以前は、痛い?と聞くと痛いよ、トイレ行きたいかと聞くと行きたくなくても行きたいなど、自分の意思と関係なくオウム返しっぽく答えていたことが多かったのでそれが本当に心配で。

自分の状況を正しく伝えられないと幼稚園で困るし、先生も対応に困るやろうしね。


とにかく安心したよ。


療育を始める前、母親が記入する書類に私が書いた「当面の目標」 は、入園までに席に座って作業をこなせる程度の落ち着きと 生活に必要な程度のコミュニケーション能力を身につけるという内容だったので、それは達成できているのではないかと!




そして先日 三歳半検診も無事おわり。


問診では、名前と年齢、ここまでどうやって来たのか、自分の性別、大小と長短、色の名前などクリアできて 一安心。

誰ときたの?の質問だけ答えられず、「きんてつでんしゃにのってきたよ」と繰り返していたけど(笑)

これは誰?なら答えられるのに、誰と?はダメなのね(  ̄▽ ̄)



でも思ったより出来ていて安心したし、すでに療育に通ってるから特になにも言われなかったけどね。


検診の問診のような定型の回答はともかく、普段の生活で会話によるコミュニケーションが苦手なのは確かなので、まだこれからも療育は続けていくつもり。


4月からは集団クラス(個別はすでに満員とのことなので)で週一回、幼稚園が終わってからの時間でなんとか通えることになり、ひと安心。


今後は、入園を挟んで集団生活で新たな問題がないかを見守りつつ、また次回の発達テストを検討しましょうという感じ。




しかしまあ、短期間で思ったより成果が見えたのでテンションがあがってしまったけど、これからもそうとは限らないし、いちいち一喜一憂することなく長い目でみていこうと思う(^^)v