旦那にイライラする。

定期的にキレてしまう。





自己嫌悪 → 反省 → でもやっぱイラつく



の永遠ループ。






なんとかしたい。

なんともならない。





そんな状態が3年続いてます。



典型的な産後クライシスかと(´Д`)





??産後クライシスとは

出産や育児により、良好な夫婦関係が築けなくなってしまう現象のこと。
子供の年齢が0、1、2歳と上がるにつれ、「夫(妻)への愛情を実感する」割合が、妻・夫ともに減少する(特に妻側が急激な減少を示す)ことが示され、その原因として 産後のホルモンバランスの変化、ライフスタイルの変化、出産後の夫の家事育児への非協力、理解不足、ねぎらいの言葉の不足 などがあげられる。




最近になって やっとちょっとイライラも落ち着いてきたから、だから書けるというか。



書いて、客観視して、頭を整理したい。

こんなこと赤裸々に書くことは相当な恥さらしやし、そうしたところで解決するとは思えないけど、とりあえず書かずにいられない(笑)


とりあえず書いて吐き出すわ。






私の場合。


産後クライシスの始まりは、産後2ヶ月くらい経ったある日のこと。




おっぱいがあまり出ない & 赤ちゃんも吸うのが下手くそなのが理由でミルク寄りの混合栄養だった時期。


搾乳したり 夜中もまだ真面目におっぱい吸わせる練習をしてた。




お腹すいて泣きわめく息子に 無理矢理おっぱい飲ませようと頑張るもうまく吸えず、さらに泣きわめく息子を見かねて 旦那が

「もうミルクでええんちゃうん」 と一言。




それにキレた。




はあ?

出来るだけおっぱいあげた方がいいって助産師さんに言われてんねん。何も分からんくせに口出しせんといてや。


と思った。



気づけばそれが そのまま口から出ていた。





不穏な空気を察し、触らぬ神に祟りなしとばかりにリビングから出ていく旦那。



ん?なんか私、めっちゃ感じ悪い?

ちょっと言い過ぎたかな。






でも旦那が視界から消えて、なんかスッキリした。うん。



というのが最初の記憶(笑)






しばらくして気づいた。

これ 産後クライシスかも、と。






実は 出産前に、産後クライシスの悩みを専門家に相談する夫婦の番組を観ていたことがあって。


そこには、旦那さんが発した 「疲れてるだろうから夕飯はカレーでもいいよ」という言葉にイラつきを抑えられないと訴える奥さんの姿があった。



奥さんいわく「カレーでいいよってあんた、カレー作んのもそんな楽ちゃうねんで!普段料理もせーへんやつが偉そうに言うてんちゃうで!」

みたいな内容の事を丁寧な言葉で話していて。
まあ要は 旦那が何を言っても裏目に出てイラつく、と。




へぇ… 産後はこんなことでいちいちイライラするのか、大変やな…

と思った記憶が。







今ならわかる。奥さんのその気持ち。






私も大人やから、一応わかってるつもり。

「ミルクでいいやん」と言った旦那の気持ちも。



旦那に悪気はまったくなかったこと。

不器用ながらも 「がんばり過ぎずにな」という意味で気遣いの言葉をかけたつもりなこと。

そもそも男性に育児のことやら まして母乳育児の賛否について理解なんてできなくて当然やしさ。




冷静に考えたら イライラする理由も何もない。

「ありがとう、適当に休むね」 で済むはずやのに。




なのにこんな大人げない感情が急に湧いてきて それが抑えられず口から出て 相手を攻撃してしまう。


制御できないイライラといえば生理前。
でもこれは生理前の10倍の威力はあるんちゃうかな?

これが産後クライシスなんやな、と。







ちなみに私は カレー作りを軽視して奥様に叱られたTVのなかの旦那さんが 当時すごく気の毒に思えて。


父親になったといえど 母親と違ってまだ実感も確かじゃなく 取るべき行動も定まらないなか、わからないなりに気遣いの言葉をかけたのに 怒られて。

赤ちゃん産まれて家族は幸せに包まれてる時期のはずが、思いの外 ギスギスしてしまってオロオロ。




事前に情報があっただけに 私はこんな感じに旦那にきついこと言わないようにしよう と思ってたし、そんな風にならない自信もなんとなくあった。





というのも、その当時 不妊治療を乗り越えて出産間近だった時期で、結婚してから一番夫婦仲が良かったピークだったこともあって。





とはいえ。

ベースにあるのは、私が旦那を好きで好きで大恋愛の末に結婚したわけではないこと。

これは最初に言っておくべきで(笑)




婚活で出会い、お互いの年齢や焦りもあり、まあ性格の相性も悪くなさげで 一緒にいてなんとなく心地よいし、スピーディーに話が進み

これが縁とタイミングというものなのかと。



これを逃したら結婚はともかく出産適齢期は逃すかもしれない、と 冷静に判断して 心より頭で考えて結婚したのかも。

これに関して後悔はしてない。





結婚直後は お互いに自分の考えを相手に理解させようと必死で、けっこう(いやかなり)ケンカした。


生活が軌道にのると、だんだん相手の性格や言動パターンもわかってきて 受け入れたり諦めたり、ケンカも減って。




いつの間にか、せっかく結婚したんやから 私を嫁に選んで正解だったと思わせたい願望が出てきて。

自分のイメージする「良い嫁」を演じることが楽しくなってきたり。



私の思う良い嫁とはこういうの。


・いつもにこやかでいる
・義両親を大切にする
・たまには手抜きして、忙しさを理由にカリカリしない
・何かとほめる
・旦那の好みの味を研究する
・外見にそれなりに気遣う
・束縛しない


半分本気、半分演技やけど 女優になったみたいでだんだん楽しくなってきて。

それから夫婦仲が急に良くなり、まあ ラブラブ期突入ですわ。




よく夫婦は鏡とか言うけど、本当それ。
一方が優しくなるともう一方も優しく返す。

お互いの良いとこを見つけるようになるというか、不満も許せるし それもまた可愛くみえたり。




ちょうどそんな頃に不妊治療を開始して。
二人で一つの目標に向かって、それが達成されてめでたく妊娠。




里帰り~出産したころにはラブラブ期のピークになっていた。

前にも書いた気がするけど、里帰りした日は 離れるのが寂しくてちょっと泣いたり。




あれ?私、この人のこと こんな好きやったっけ?みたいな気持ちになったり。



…今書いてて 前世の話かと思う。笑





誕生直後はもちろん産後もしばらくラブラブ期は続いていて。


少なくとも、里帰り中は。






で、こっちに帰ってきてから 一ヶ月ほどして、冒頭に書いた「ミルクにしたら」発言により 産後クライシスは突然始まった。


こんな感じですわ。







その実態について。


長くなるので次回に続きます。