半沢直樹デビューしました!(いまごろ)




5話まで観てなかったんやけど、相方に誘われて日曜の昼やってたダイジェスト版みてから6話に挑んだ。

あまりにヒットして周りもみんな観てるから、最初から逃したの惜しいなってちょっと思ってたのよね。
ちょうど良かった。





5話まで観てないヤツがえらそうに語れないけど、面白い!



とりあえず堺雅人の表情がたまらんね。

あとキレっぷりと。
半沢が猛反撃するときの音楽もたまらん。





俳優がこの人じゃなかったら絶対ここまでヒットしてないよね。

あと、脇役キャストも良すぎ。
豪華すぎるけどそれが全然無駄になってない。


久しぶりにすごいドラマだー






ダイジェスト版の途中で視聴者に街頭インタビューがあって、ほとんどの人が「スカっとするから好き」って言ってた。

たしかに「ギャフン!」「ざまーみろ」って感じのシーンのオンパレードやもんね。


もはや暴力やケンカシーンで悪役殴ってスカっとするより、会社で上司を口頭で打ちのめしてスカっとしたい人が現代にはあふれてるってことか~。
納得。






「自分が上司に言いたいことを代わりに言ってくれる」って声も多数。

たしかに。

上司に歯向かう態度だけじゃなく、言ってる内容も筋が通ってて。
普段は空気読んで言えないような正義の言葉ばっかりで。

誰が聞いても正しいんやけど、リアルの会社ではそれが正しくないことになっちゃってて、あれ?自分間違ってる?こんな事にいちいち腹が立つって未熟者?みたいな葛藤の世の中。


それを代弁してくれて上司をギャフンと言わせられるヤツがいたらずっと眺めていたいよね。
しかしあんな重い責任追うくらいなら多少のストレス我慢するわ・・
だから一般人は半沢になれないって話w







あとは「共感」って声。
仕事や取引先や部下に対する姿勢とか価値観とか。

そんな風に思っててもなかなか実行するのは難しいし、それだけじゃ生きていけないし。




ちゃんと覚えてないけど、なんかすごいいいこと言ってたよ?

上司のためじゃなく一人一人の人間の生活のために働くうんぬん、とか
もはや台詞のすべてが素晴らしい語録で、いまいち残ってない(笑)





私個人的には、スカっとする反面、ちょっとモヤっとする部分も・・

大企業とか組織がきっちりしてるとことか、そういうとこに勤めてる人の方が共感大きいと思うんやけど、私はそのへんはあんまりピンとこなくて。。


そういう苦労をあんまりしたことないからかもしれないね。

さすがに上司に「ならお前がやってみろ」とは言えないけど、言い方はともかく内容はそれらしきことを普通に言える気がするし(笑)


社長や常務なんて緊張に値する相手じゃないし。女子社員がえらそうにのさばってる小企業なんで、普段から我慢してる感がそんなにないかも。

また違う種類のストレスなんよね。
こっちが正しいって分かってて追及して勝利してもそもそもルールが甘いから「ギャフン」って感じじゃなくて、ぬかに釘。




いっぱい人が居て、立場に縛られて、ルールが厳しくて、書類審査とか監査もたくさんあって、理不尽な上司がいて、何をするにも発言にも自由が利かないって環境の人の方が、よりこのドラマに共感するのかなって。


相方はすごい共感するって言ってたし。

なんか改めて自分の会社のしょぼさを実感した感じ。


まあ、だらしない人はいっぱいいるけど悪い人はいないよね。


どっちもどっちやけどねぇ。







しかし昨日の近藤さんが総務課長に向かって「野田ーっ!!」のとこは泣けた。


葛藤と爆発、すごかった。

男の人は会社で必死に耐えてるんやってのがものすごい伝わってくる演技で泣けた。


私みたいな自由な女子社員には分からない責任や重さがあるんやなって。
どんなに辛い仕事でも自分がやめたら家族が養えなくなるって思うと、ほんとに重いよね。

母親が子育てやめたら子供が生きていけないって重さがあるように。





働くことって普通ラクじゃない。

でもこんなにしんどいのって日本独特なんじゃないかな。
ヨーロッパでは休暇のために働く。充実した生活を楽しむために生きる。

これも間違ってないと思うけど?




新しい何かを生み出すとか成果を上げるためならまだしも、空気のために用もないのに遅くまで残るとか。

そういうことを嫌々頑張らないといけないお父さんもいる。それも家族を養うための労務。


いかに重要な仕事を任せられるか、よりもいかに理不尽なことに耐えなければならないか、で仕事の大変さが決まる気がする。

毎日耐えてる人は本当にすごい。
無駄に高いプライドよりも、その忍耐力が今の日本に必要なスキルだったり。





とりあえず、これから毎週 半沢の活躍を見守ることにします。

1~5話は9月の連休のお楽しみに取っておこう♪