あい、こんにちわです。

本日も修理をお待ち頂いているお客様に一件でも多く返却できるよう頑張ります。


では、本日のお客様は

「MS-ERH50」故障内容は「エンジンはかかるが液を吸い上げない」との事ですわ。


早速、原因探索と行きますか。

現状確認すると、ポンプ内からの吸入しようとする圧は全く感じられへんわ。

ポンプ内に何かしらの要因があるのは間違いなさそうやで。

とりあえず、分解してみるか。


ポンプサイドのピストンケースを分解するとケース内には何やら異物が…!

よくよく見ると樹脂系の物が溶けたような物。

破片の正体はこれやん!!
ケースの樹脂とピストンシールが溶けとるしΣ╰(°ㅂ° )╯

(⬆️少しわかりづらいですがピストンシールが、破損してます。)
ここまで溶けとると吸水不良のきっかけわからんけど、おそらくピストンシールがまず破損した事で給水不良を起こしよった。
で、それを知らず使用者はエンジン全開でポンプに液が上がって来るのを待ってたが上がって来ず。
結果、ポンプ内では空運転になっており、エンジン全開が空運転と発熱を増幅させた。
熱を帯びた樹脂部品は溶けるしかなかった。

熱かったやろうに…。

ポンプは基本、ポンプ内を水で循環させ、排出させる事でポンプ自体を冷やす事もやっとる。
それが無かったら、当然、熱くなるだけや。
吸水しない事が起こっているなら、必要以上に回したらアカンわ。
被害が拡大するだけや。

悪いことは言わん。
はよ、修理に出し。


                    以上