『偉いね。凄いね。よく頑張ったね。』
 
 
あなたがそう頭を撫でて
褒めてくれたから。
 
 
ねぇ、見て!凄いでしょ!?
私いっぱい頑張ったでしょ!?
 
 
『流石だね。期待してたよ。また頑張ってね。』
 
 
うん待っててね?
また頑張るから!
また喜ばせるから!
 
 
あなたが居たから
私は頑張れたよ。
 
 
 
ねぇ、聞いて!
私また…
 
『ごめんね。忙しいから待っててね。』
 
 
 
人がたくさん居るね。
キラキラ綺麗な街だね。
 
あなたは凄いね。頑張ったね。
 
私の知らない昔から今にまで
こんなに大きくなったんだね。
 
今日もいっぱい頑張ったね。
 
 
 
私ね、
あなたの自慢な私で在りたい。
 
 
 
『本当に手が焼けるね。一番の問題児だよ。』
 
 
「それでも笑っていてね?
いっぱい頑張るから!
いっぱい喜ばせるから!
 
また褒めて?」
 
 
 
もう昔とは違う。
 
たくさん人が通り過ぎるね。
どのくらい時間が経ったろう。
 
 
もうすぐ二度目の冬がくるね。
 
 
迷惑かけたくて
ここに居るんじゃない。
 
邪魔したくて
ここに居るんじゃない。
 
 
『いつから変わってしまったの?』
 
失望しないで?
 
変わったのは私だけじゃない。
それを責めたいわけじゃない。
 
 
我が儘になりたくない。
 
怒らないで?
 
泣きたくないよ。
 
聞かないで?
何も言わせないで?
 
 
気付きたくないの。
子供でごめんね。
 
 
私に構わないで?
そっとしておいて?
 
 
あなが悩まなくていいの。
自分だけに集中して。
 
 
 
もう手を離して?
 
 
何ににも動じない
強い私のままで居させてほしいの。
 
 
私の心の声
気付いてくれたあなた。
 
 
分かったよ
ごめんね、ありがとう。
 
 
 
私また頑張るね。
あなたが居るかぎり。
 
 
 




『俺たち地上の人類は
あんたのことを神様と呼んでいる。』


神様?何それ僕のことかい?


『そうだよ。』



不思議さ。

君たちを創った神と呼ばれる僕は
君たちから概念を覚えたのさ。



突然さ。

暗闇の中で、空間という存在すらない無意識の中で


何億年もの間、僕は見えない自分の姿に
存在しているという概念すら無かったのだから。



そう、確かにその時は何も存在するものは無かったんだよ。



はぁ、と漏れた溜め息から

すべての夢は始まったんだ。




初めは驚いたさ。

自分のついた溜め息という事にさえ
気付くのに何億年も掛かったよ。



これも全て君たち人類の生んだ言葉を借りて
伝られてるに過ぎないけどね。



今思えば、退屈だったからなのさ。
君たちやその世界を創ったのも。




『あんたでも淋しく思うことはあるのかい?命はいずれ尽き果てる。』


感情すら生まれて無ければ、特別な想入れもなかったね。




僕の夢の中に存在してる君たちが
この世界をリアル(現実)と呼んでいる。

リアル(現実)と思い込んでる。




そして君たち人類は
生命の始まりや
星の始まりなどの、在りもしない答えを解明しようともがいてる。




君たちは面白いよ、カストール。


天国や地獄も人類の妄想の中で作られ、
勝手に憧れを抱いたり、恐怖を抱くんだから。



見えないものを信じてみたり、
希望を持ったりするのだからね。



『それが人ってもんさ。神様。』



君たち人類は泣いたり笑ったり忙しいね。
感情というモノも全ては君たちから教わったよ。




夢と現実という事さえ
君たち人類から気付かされた事さ。



気付かなきゃ、僕もまだこの夢を見て居られたのにね。。。





やぁ、カストール。
また来てくれたのかい?


今日はどんな話をしようか。



『なぁ、神様。
あんたが夢から覚めてしまったら
俺たちはどうなるんだい?』


さぁね、
そんなの僕も知らないさ。
覚めた事がないからね。




夢から覚めた先に
リアル(現実)があるなんてのも

どうせ君たち人類の考えた事だから、本当かも分からないしね。





あぁ、でも少しずつ世界が壊れてきたね。

そろそろ長い夢が終わるのかもね。




ねぇ、カストール。

もしかしたら
僕がこの夢から覚めて現実に戻ったとしても



それも誰かの夢の中かも知れないね。




人類の考える宇宙なんかより
きっと気が遠くなるほど遥かに広い世界かもね。




こんな僕の思考も、君たちに植付けられた概念と思想を参考に

言葉をかりて仮定の話をしてるだけさ。



ねぇ、カストール。
人として生きるってどんな感じだい?



真実が在るか無いかも僕には分からないさ。




でも十分楽しませて貰ったよ。とても永かったけど。


ぼくは君を気に入っているんだ。




あぁ、でも少しずつ世界が壊れてきたね。

そろそろ長い夢が終わるのかもね。



カストール、
君もそろそろ眠るの?

共に来るかい?僕の世界に。



『俺はいいよ。あんたの夢の中で眠らしてもらうさ、神様。』




そうかい?
あははっ君らしいね。



ねぇ、カストール。

もし僕が夢から覚めて、また眠りに堕ちたら


その時はまた君が生まれてくる世界を創るさ。




そして君の儚い時間に終わりが来たとき、
僕も共に永遠の眠りにつくよ。



だから次は同じ夢を、
同じところから共に見よう。


そして僕も名前を付けて
また色んな話をしよう。

短い時を大切に過ごそう。



それまでおやすみ…
カストール。





コピーライトharmony..
 
 
 
Sigh & Gloomy 溜息と憂鬱-201009111625000.jpg
 
 
ずっと一緒
同じ顔で生まれてね
同じ血がながれてる
 
 
きっと僕ら昔からこうしてる
そうずっと生まれる前から知ってる
 
 
曖昧な記憶
夢か現実かなんて確かな確証はないけど
 
 
ねぇそうでしょ?
このぬくもりを覚えてる
不思議だね初めて会うのに
 
生まれ落ちたその時から確かめ合うように僕ら手を繋いでた
 
 
僕ら同じ場所に生まれなければ
手を繋いで世界歩けた
僕らだけの時間許された
 
 
 
今は二人引き離された意味を探してるけど
 
昔にも感じるね。こんなことあったよね
きっと僕ら離れた場所に生まれても必ず出会ってた
許されない時間過ごしてた
 
 
だから一緒に願ったね
結ばれないならせめて隣に居させて
許されないならせめて同じ証をちょうだい
どんな形でもいい、また僕ら出会わせて
 
 
遠い昔、二度と覚めない眠りにつく前に
 
最後の夜は僕ら別々の場所で
長い長い旅を終えたね
 
 
同じ顔で生まれてね
同じ血がながれても
今は良いよね、こうして僕らそばに居れる
 
 
今は二人引き離された意味を探してるけど
 
 
知ってるよ、感じてる。
僕らは繋がっているよね
 
また出会えるよね。