ムラサキツユクサが好きです。なかでもかれんな白花が見たくて、去年咲いた一株に棒を立てて、雑草取りに気をつけたところ、今年も咲いてくれました。
以前、ムラサキツユクサの桃色は、放射能の影響だと聞いたことがあって、詳しく知りたくて、この本を図書館で借りて読んでみました。
前半は、著者の生い立ち、家庭環境から始まり、大学時代やアメリカ留学、研究生活が語られています。若い頃から、プライドを持って人生を歩み続けた姿に圧倒されました。
で、ムラサキツユクサのことについてはどうなのかな、と読み進めると、かなり専門的な内容になり、自分なりに、理解したところでは、微量放射線の影響で、突然変異が起きて桃色花ができるようです。もちろん、自然状態のものも突然変異は、起きます。
今、海洋放出で話題のストロンチウムについても書かれています。
天然のストロンチウムは、体内に入っても、なんの害もない。ところが、人工の放射性ストロンチウムは、生物の沈着、濃縮があり、重大な体内被曝の問題がある。体内被曝とは、人工放射性ストロンチウムが自然放射性ストロンチウムとは違い、生物体内に蓄積されて被曝が続くことです。放射性障害は、晩発性障害や遺伝性障害など大きな時間的づれがあり、因果関係の特定は、難しい。
原子力の平和利用は、大きな危険を伴っているようです。
この本は、1984年に出版されています。