今日はお客様と照明器具についてのお打合せ。
戸建住宅でも最近はダウンライトを好んで使われるケースが多く見られます。
LEDが登場する前は、ダウンライトは白熱灯の物が支流で
省エネを気にするお客様は蛍光灯を仕様されるケースが多かったのですが、
(コスト面で白熱灯の方が安かったため)
東芝が白熱灯を作るのを辞めると決まった事から
ダウンライトの支流はすっかり蛍光灯へと移り変わってきています。
(LEDはまだ器具自体の金額が高い為、現時点では採用に消極的です。)
さて、意外と知られていないのですが
白熱灯と蛍光灯では点灯方式に違いがあるので
スイッチを入れた瞬間の明るさは白熱灯の方が蛍光灯よりも明るいです。
白熱灯はスイッチを入れた瞬間から100%の明るさを実現するのに比べ
蛍光灯はスイッチを入れたときは約40%程度の明るさで
それから徐々に明るくなり、やがて100%の明るさに到達します。
(初期の明るさは、メーカーや商品により差はあります)
今まで住んでいた所のダウンライトが白熱灯で
新しく蛍光灯のダウンライトを採用すると、
「なんか今までより暗いな・・・・」
っと感じてしまう事がありますが、これは蛍光灯が100%の明るさになるまでに
どうしても少し時間がかかってしまうためです。
こうした蛍光灯の特性を少しでも解消する為に
パナソニック電工などは「パルックボールプレミアQ」という蛍光灯も発売しています。
(点灯1秒後に約60%の明るさになる)
間違いなく、蛍光灯の方が白熱灯よりも長寿命・省エネになるのでオススメですが、
少しでも早く明るくなって欲しい箇所については、
器具や電球の特性を踏まえて考えてみる事が必要ですね♪