神谷町にある鰻屋に行くことになりました。
シバタ 「ごめんなさい~!ちょっと渋谷で買い物してたら遅れちゃって…」
藤堂 「店長~。大丈夫よ~。この神谷町って六本木から微妙に近いから余裕もっていくと、意外とそうでもないことに気付くのよね~」
坂本 「今日はなんかすみません!しかし、初めてきましたけどイイ雰囲気ですね、この辺」
橋本 「そうなんですよ!何か、江戸を感じます」
シバタ「よくわかんないけど笑 まぁ、その気持ちわかるわ~」
坂本 「でも、今日の昼間なんですけど東野サンから“今日、夕方暇か?”的なメールがきて…なんて返すか困っちゃいました」
シバタ「って…。いいのよ!あんなの“歯医者が長引きそうなんで難しそうです”で!」
坂本 「いや…。ウソもいいところじゃないですか…。こういうの苦手なんです…」
藤堂 「もう~!坂本君、純粋で可愛いわね~」
坂本 「ま、ま、マジすか!?い、いや~ナチュラルにかんじちゃうんですよね、こういうの~」
シバタ「東野よ…永遠に人の幸せの踏み台でいなさい…」
橋本 「あ、あの…。案内しますね」
シバタ「ああ!ごめんなさいね!行こ行こ~!」
店到着
店員 「っしゃいませ~!」
シバタ 「あ、予約したシバタですけど」
店員 「あ、はい!お待ちしておりました!座敷とテーブルどちらも用意できますが!?」
藤堂 「座敷でいいんじゃない?くつろげるし」
坂本 「じゃ、じゃぁ!座敷でお願いします!!」
シバタ 「あ、あ、じゃぁそれで…」
彼氏 「お、来たな来たな!」
橋本 「あ~、裕樹!相変わらずその格好に合ってるよ~」
裕樹君 「ば~ろい!仕事の邪魔すんじゃね~笑」
橋本 「失礼いたしました!親方笑」
シバタ 「完全に二人の世界に入っているわね…」
藤堂 「夜の方もこの感じでやってるのかしら…」
坂本 「え!?と、藤堂さんならどんなプレ…」
シバタ 「坂本!!イエローカード!」
橋本 「??早く行きませんか?」
坂本 「お、お~!座敷ね座敷!」
座敷に座る一同
裕樹君「っしゃいませ!あ、いつも彼女がお世話になってます!」
シバタ「お世話だなんて笑 真面目ね。彼氏」
橋本 「馬鹿なだけですから~」
藤堂 「もう、思い出すわ~。昔を~」
坂本 「…」
シバタ「じゃ、じゃあまず、び、瓶ビール2本と、橋本さんは?」
橋本 「あ、私もビールでいいです~!」
裕樹君 「あざっす!じゃ、後は皆さん予約通り、うな重特上で!」
シバタ 「お願いします~」
坂本 「いや~。しかし、鰻を待つこの時間が実は醍醐味ですよね」
シバタ「坂本君!わかってるわね~。祭りの前の高揚感的なね!」
裕樹君「お待たせしました!!瓶ビールと、肝串と漬け物です!」
シバタ「くぅううう!!これこれ!」
藤堂 「イタリアンのコースの前菜以上に興奮するのは何故かしらね~」
坂本 「まぁ、取りあえず、乾杯しましょうか!3,2,1かんぱ~い!」
橋本 「初めて乾杯にカウントつける人に会いました~笑」
シバタ「本当! びっくりするわ笑」
藤堂 「しっかし、鰻といえばうなぎパイよね」
坂本 「ここで出しますか!?それ笑 まぁ、CMが意外にヤバいですよね」
シバタ「ぐわ!小椋桂が歌ってやつね」
藤堂 「和服の美女と何故かリズミカルなあの曲調が全くの不釣り合いで笑えたわ」
シバタ「うなぎの元気本気勇気根気って歌詞が今だに謎です…」
橋本 「私はよく知らないんですけど…お父さんが 小椋桂は第一勧銀浜松支店から本店に異動した後に辞めているといってました…」
坂本 「歌手活動と並行してサラリーマンをしていた、とTVで見たような気がします」
シバタ「安パイだわ…今の自称ミュージシャンあたりにも見習って欲しいスタンスだわ」
裕樹君「お待たせしやした!!」
坂本 「おおお!!光ってます!光ってます!この鰻!光ってます!」
シバタ「うるさいわね笑 でも…確かに美味しそう!」
橋本 「わ~い!いたただきま~す!」
一同食事中
藤堂 「柔らかいし、身の脂の乗りも程よいわ!これ、美味しい!!」
シバタ「天然物では無いといえど、この味はスゴいわ」
坂本 「天然うなぎのあのサッパリ感を好まない人もいるそうですよ」
橋本 「みなさん、詳しいんですね~!スゴいです~」
シバタ「他に取り柄ないからね」
藤堂 「あはははははは!!!!!」
シバタ「藤堂さん…意外と傷つきました…」
坂本 「少し固めに炊かれたご飯も、もう最高です!これ、マジ旨い!」
裕樹君 「今日はありがとうございます!よかったな!みんな良い人ばっかで!心配だったんだよ」
橋本 「裕樹…」
裕樹君 「手ぇだして来る奴いたらすぐ言えよ!おれが、即効ぶん殴りにいってやる!!」
橋本 「裕樹大好き!!」
シバタ 「…東野…。短い間だったけど楽しかったわ…」
坂本 「香典ははずみますね…」
橋本由美 白海大学 専攻 経営コンサルティング