■先ほどワンピースの映画「フィルムレッド」を観てきました。

 

■よくある劇場版は本編に影響しないよう当たり障りのない内容になることが多いですが、

今回も作者の尾田さんが総合プロデューサーということで、いい意味で本編に影響を与える内容もちらほら。

今の時点ですごい興行収入ですが、まだまだその勢いは止まらなさそうです。

 

アニメ好きとしては語りたいところがたくさんありますが、今回の本題はウタに共感できなかったという点です。

 

ネタばれも多少は含まれているので、避けたい方は離脱ください。

 

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■ウタは物語初期、風車村時代の友達で、シャンクスとも縁のある子。

世界を魅了する歌唱力で絶大な人気があり、

また、海賊から虐げられた人への救済の象徴のようになっていました。

 

 

■そんなウタが世界を救済しようと立てた計画は、

例えるなら映画「マトリックス」の仮想世界で楽しく過ごそうというもの。

 

わたしは一見悪くはなさそうだけれど、独善的で強制的にその世界に連れていく、

という思想がめちゃくちゃ違和感があったところに、ウタの思想に共感できない点だと思っていました。

 

例えに出したマトリックスも強制的に仮想世界で過ごすことになるのでその点も一緒です。

 

 

■ただ、物語が進んでいくと、ウタが世界を導くアイコン化していく描写があり、

人から世界を救うように求められたから計画を実行しようとしているのではないか、

と思うようになりました。

 

この周囲の期待に応えなければ、という強迫観念は、

実はわたしも持っているものですし、そういった人は珍しくはないでしょう。

 

 

■ウタが周りの期待に応えようとする理由は、

シャンクスとの別れによって愛情が足りていなかったからではないか、と考えると、

例え歌の恩師のおっちゃんに世話になったとしても埋められる気持ちではないでしょう。

共感できるからこそ同族嫌悪的な意味でわたしはウタの思想に共感できなかったのかもしれません。

 

 

■また、シャンクスはウタに対して才能が伸びる環境か、愛情を育むことのできる環境かの選択を迫られます。

 

どちらを選択したかは観た人は分かると思いますが、果たしてその選択は正しかったのか。

幼少期に愛情ある環境があるかどうかは、大人になった時の精神状態にも大きく影響するそうですが、

才能ではなく愛情を選択していれば、悲劇は避けられたのかもしれないと思うと考えさせられるものがあります。

(シャンクスの決断を否定しているのではないですよ)

 

 

■これはあくまでわたし自身が共感できなかった理由なので、もちろんですが捉え方はひとそれぞれ。

正解不正解はなく、観た人の数だけ正解があるようなものです。

 

映画を観て同じようにもやもやした気持ちになった人が、わたしの考えを読んで少しでも考えがまとまったり、整理できたら幸いです。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。