Sickly child 13








「綺麗




服を着込んでも寒いこの時期。それでも様子を見に行きたくて今日も体育館の裏に来る。



ここにはたくさんの花が咲いている。僕は花が好き。冬でもたくさんの綺麗な花が咲いていて、毎日水を上げに行く。



「あれ?アロエが倒れてる」



昨日まで綺麗に咲いていたアロエの花が倒れていた。



アロエの花言葉は悲嘆、苦痛。嫌な予感がする




けて



「ん?」



何か聞こえた気がした。人の声。倉庫のほうから?


でも体育館の中では生徒が授業中。きっとその子たちの声だと思い、保健室へ帰る。






もしかしたら保健室を留守にしている間に体調を崩した生徒が来ているかもしれないと急いで帰ると、ドアの前に人影。



「先輩?」



「おぉ!チャンミン!」



「カバン持ってきました!ってあれ?」



ドアの前にははユンホ先輩と、ちょうど階段からカバンを持って降りてきたジュンス。



「え?ユチョンここにいないのか?」



「いませんけど



驚いている先輩。こっちこそ驚きだ。



「え!?ユチョンいないんですか!」



「じゃあどこにいった?」



「ユチョン君、教室にいないのですか?」



「おぉ。体育が終わった後から授業にいないらしくて、だから保健室に行ったんじゃないか?って」



「僕もいると思ったからカバン持ってきたんですけど、」



そう二人に言われて、ふとさっきの体育館裏を思い出す。



けて


助けて



この声は、



「先輩!」



「急にどうした?」



「体育館の倉庫の鍵急いで持ってきてください!!」


「お、おう」


そう先輩に言って体育館の倉庫に走る。



ドンドンッ



「ユチョン!?そこにいるなら返事して!」



「えっ!?ユチョンそこにいるんですか!?」



かもしれない。」



どうしよう。頭をよぎるのは最悪の事態。倉庫の中は埃だらけ。もしここにいたら確実に発作が起きる。それに



「持ってきた!」



ユンホ先輩がもってきた鍵で急いで開けて扉を開くと、





「ユチョン!!」




そこには力なく胸を押さえながら顔を真っ青にさせた彼が倒れていた。




続く