山
ロックンロールがひとを壊すのだとしたら、
あたしはそんなもん要らない。
あの、はかない、とてもはかないきらめきの、それは本物で...分かってる。
分かってても、それで大切なひとがいなくなるのならばあたしは要らない。断じて。
子供の頃の瞳のまま、同じ景色を見ている。
繰り返される創造と破壊の、その中に瞬く一瞬の本物。
それにだれもが心を打つとしても、
それであたしの大切な誰かがいなくなるのならば。
打ち勝つのはいつだって自分で。
痛い心を庇いながらも、守るべきものすらも一時手放したとしても、
大きな声を出すよ。
もうタイムリミット。
あたしはじっとはして居られない。
その手段は、やっぱり写真でも、音楽でも、あたしはもっと優しく、きちんとした生き物で居たい。
あたしのそれは愛だから。
そんなふうにしか生きられないのならば、それでもいい。
愛しいものをそばにおいて、それを忘れないで居て欲しい。
いつだって想ってくれるひとがいるんだと。
山に成る。
