大中寺3 現代人さながらの おとらさま | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


私の地元、栃木県のお話


大中寺3 現代人さながらの おとらさま  


栃木県栃木市大平町西山田の
大中寺(だいちゅうじ)にやって来ました


大平山の麓にあるのですね

大平山のハイキング客がお寺の脇の山から
どんどんやってきます
ここもコース内なんでしょうね




ここで時代の先の先を行く
現代人さながらの栃木の女性をご紹介

おとら様です




お話を簡単に・・・

おとら様は地元・皆川氏の御姫さまです

父が約束を交わした京都の武士に嫁ぎ
ました・・・・

が、どうしても好きになれず、離縁を願いでて、
ふるさとに帰ってきてしまいました

さらに父に勘当されてしまい、しかたなく
京都にもどります

細々と商売を始め、やがて店は繁盛する
ようになりました

ふるさとが忘れられず、せめて自分のお墓
だけでも、ふるさとに作りたいと願うように
なりますが、勘当が解けないので菩提寺には
つくれません

そこで、祖父・父にゆかりのある、ここ大中寺に
頼んでみたところ、住職は、おとら様の不遇を
哀れみ、受け入れてくれました

おとら様は五輪塔を建て、愛用品の櫛やかんざしを
納めて、自分のお墓にしました

(お墓には生前を意味する「寿位」とある
死後ならば「霊位」となる)






現代人女性のような生き様の
おとら様






おとら様のお墓


天を目指し飛翔していくような
かっこいいフォルム

こんなかっちょえ~の見たことない

墓所内でもピカイチです

さすが、生前建立のお墓、
ハイセンスなおとら様を感じます






大平山(おおひらさん)





おとらさま はじめ、謙信公のお母さんの名前も虎御前でしたね

ホント、よく「虎」を女性の名前に使っていたのですね

謙信公は、謙信の名前以前は、「虎」をずーっと使ってましたよ

よっぽどお母さんこなんだな…

それか、オネエだな…




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おまけ



大中寺と同じ地域のお話です 


許されざる間柄に禁断の花が生まれたという・・・


奈良の大仏を造っていたころのずっと
昔のお話


「道鏡事件」の渦中の女帝と高僧は
男女の関係だったと噂が現代でも
面白おかしく囁かれますよね

男女の関係どころか、子どもがいます 
栃木県に伝わる伝承です

女帝が栃木に来てから産んだわけではありません
皇子が栃木県にやってきたお話



歴史の闇に葬られた、日時までもが事細かでリアルな
禁断の少年皇子の伝説です 


衝撃 
1 孝謙天皇は道鏡の子を産んでいた! その名は英親王!
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秘話!高僧と女帝の間に生まれた子
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