見本誌が届きました!
京都寺町三条のホームズ21巻の見本誌&サイン本制作用書籍がドドンと到着いたしました!
嬉しいなぁ、と噛み締めつつ、サイン本を作っています。
2014年にはじめて書籍を刊行してから十年経ちますが、見本誌を受け取れる感動と感激は色褪せないものですね。
それにしても本を作る作業というのは、感情の浮き沈みが激しくなるものです。
もちろんこれは私個人の感覚なのですが、本が発売されるまでの過程と心境をざっくりまとめさせていただくと、
①オファーをいただく→最高潮に嬉しい。
新作のお話も続編のお話も、書かせていただける機会をいただけて、本当に嬉しく思っています。
②プロットを作る→楽しさと不安が混在。
これで行く!これで大丈夫かな?という感じです。
③書き始め→結構楽しい。
④執筆中盤→不安しかない。
これ本当に面白いのかな?なんか面白くない気がしてきた。というか終わらせることができるんだろうか?書けなかったらどうしよおおお!という感じです。
⑤執筆終盤→楽しい。
もうゴールが見えてきているので、ひゃっはー!終わりが見えてきた!楽しい、楽しい、楽しいぞー!とテンションマックス。
⑥絵師さんからイラストが届く→感涙!
がんばって書いて良かった。これこそご褒美。
⑦見本誌が届く→感激!
うわああ、ついにー!胸熱!!!と大感激なのですが、ページを開くと「ここ、もっと上手く書けたんじゃない?」「なんで、ここをもっとこうしなかったんだ」などと冷静になっているが故に、自らの粗が目に入ったり、誤植を見つけてしまったりと、嬉しいのに落ち込むというよく分からない事態にもなります。
⑧発売日前後→情緒不安定。
これは大分マシになりましたが、発売日前はそわそわして大変ですし、発売後は反応が気になって落ち着きません。
「面白かった」「良かったー」という感想ひとつでものすごく救われております。
こんな流れで、また①から始まります。
なんとなく、本を作るのは、登山と似ているなと感じてます。
ちゃんと登山したことないんですが笑
山を登る前はわくわくしていて、
途中は山頂が見えないし、しんどいし、苦しいし引き返したくなることもあったり。
でも、山頂が見えてくるといきなりがんばれて、頂上からの景色は本当に最高で、
「あー、登山っていいねぇ」
って、なりながら、ちゃんと家に帰れるかなと不安になりつつ下山。
そしてまた新たな山の麓に立つという感覚です。
ちなみに今は⑦の状態。
自分の未熟さに落ち込んだりもしますが、やっぱり見本誌を受け取れるのは感激で、感謝しかないです。
発売は6月12日(水)
どうぞよろしくお願いいたします!