もぅ、山手線も動いていない時間だった…たぶん2時過ぎ。

今からタクシーで行くから、と電話があったの。
東京の3月ゎまだ寒くて、巣鴨駅まで歩いて15分。ハァァとすると白い息がでていたと思うんだ…。

彼が乗っていたタクシーが駅に止まり、ドアが開いた。

やっぱり本人だった(笑)

ファンであるあたしにとって、夢のような瞬間だった。
彼ゎスタイリッシュな格好をしていたの。全身、黒で統一されていて…かっこ良かった。

家ゎどこなの?と彼ゎ言った。
ここから歩いて15分です、と言ったあたしにちょっと不満そうな顔をしていたのが印象的だったなぁ。
たぶん、寒かったから早く部屋に行きたかったんだと思う…。
途中のセブンイレブンで水を購入した後彼ゎ、そっとあたしの手を握ってくれた。
夜中の手繋ぎデートゎ15分で終了。


部屋に初めて入った彼ゎ、自分たちのポスターを見て苦笑。
「オレ、この顔むくんで見えるでしょ?」と、ドキドキしているあたしに話かけてきたんだ。

「う、うん。そうですね~。言われてみたらそうかも…」と当たり障りのナイ感じで答えたんだ。
それからしばらく音沙汰無し状態で…。電話しても常に留守電。

そういう日々が続いて、あっという間に一年が過ぎたの…。世田谷に住んでいたあたしゎ、新しい就職先が文京区だった為、引っ越したの。
引っ越して、約1ヶ月…。
あたしの誕生日がきたの。当時付き合っていた彼氏から、ディナーのプレゼント。
でもその人にゎ奥さんがいて…。
いつものように帰ってしまったの。

そしたら、タイミング良く…
彼から電話がきたの!!
また、あたしの誕生日に会えるの??嬉しくて胸が張り裂けそうだった。

その当時あたしにゎ彼氏がいて、なんか罪悪感で…
帰りの小田急で泣いちゃった。


でもずっと好きなのゎその人で、彼氏も好きだけど…好きな度合いが違う感じ。雲の上の人だと思っていたのに、急に手に入っちゃう感じで。でもこちらの思うようにゎいかなくて…歯痒いけど…そこゎアーティストだからって割り切れる関係なんだ、きっと。

その年の夏頃から…居酒屋でその人の歌声をよく聴くようになったの。

有線から聴こえてきたその声ゎとっても優しく…とってもセクシーだった。
すごく嬉しくて、帰りに電話したんだ。そしたら
「売れるかな?周りの反応どう?」って聞いてきたの。
すごくいい曲だから、ダイジョウブ!!売れるょって言ってあげたら、本人も喜んでた。


言ったとおり…
その歌ゎ彼らの代表する曲となったんだ