デヴィッド・O・ラッセル監督作品。
2012年公開、第85回アカデミー賞では作品賞含む8部門にノミネート、
フェニファ・ローレンスが主演女優賞を受賞。
主人公パット役はブラッドリー・クーパー。
どこかで見た気がすると思って調べたら
ハングオーバーとジョーカーで私は見ていた。
パットは双極性障害で入院、
退院後は両親と暮らしている。
妻からは
浮気相手を暴行したことから接近禁止を言い渡されていた。
そんな中友人ロニーの家に招かれ、
ロニーの義理の妹、ローレンス演じるティファニーと出会う。
ティファニーは夫と死別したショックから性依存症となっていた。
パットの父親役はデニーロが演じている。
パットはうっかり母親を吹っ飛ばしてしまい、
それを見たデニーロがパットをボコボコにしていると
通報で駆け付けた警官に制圧される。
そんなデニーロの姿もかなりぶっ飛んでいる。
ハロウィンの夜、パットとティファニーはデートする。
がパットの言葉でティファニーはブチ切れ店を飛び出し、
なんやかんや騒ぎとなってしまいパトロール中の
警官にさとされる。
パットが自分をコントロールできなくなったのは
その時流れていた曲が原因となっていた。
その曲は、妻の浮気現場と遭遇した時に流れていたものだった。
ティファニーはダンスコンテスト出場を引き換えに
パットの妻に手紙を渡してくれると約束する。
ティファニーは自作ダンス練習場を用意している。
(かなり立派なダンス練習場である。)
ダンスに励むパットの姿を見た両親はちょっと安心する。
妻からの手紙の返事は
まだ距離をおいておきたいというものだった。
(一度手紙を書いたくらいで良い結果が得られると考えるなんて
さすがにそれは甘すぎる)
(接近禁止令が出ているんだし、やっていること自体やばい)
パットの父親は全財産を賭けて負けてしまった。
親子の溝を埋めようとした結果だった。
(デニーロ・・・、何をしているんだか)
アメフト試合会場で乱闘騒ぎに巻き込まれたパットが帰宅すると
全財産を失ったデニーロも息子にブチ切れ大騒ぎ、
そこに約束をすっぽかされたティファニーが怒鳴り込んで入ってくる。
修羅場とはこのことか。
思わず音量を下げる。
デニーロはティファニーを見て
「こいついかれてるんじゃねえか。
こいつのせいで運が逃げちまったんだ」というと
ティファニーは試合の勝敗等のデータ結果から分析を行い、
それを聞いたデニーロは彼女を認める。
イーグルス戦とダンスコンテストの得点結果を賭ける流れとなる。
(それはいいが、怒鳴りあうのはやめてくれ。)
ダンスコンテストに現れるコスチュームを着たパットは、
しゅっとしていてすっかりイケメンである。
友人夫妻に連れられて会場に現れたパットの妻ニッキを見て、
まずティファニーが動揺し、アルコールをひっかける。
パットは奮起する。
パットに促され、いよいよダンス開始。
踊りは私の社交ダンスの概念を覆すような
きれっきれのカッコよさ。
結果賭けに勝ち、パットは妻ニッキーに歩み寄る。
その姿を遠くから見るティファニーの、
それはそれは美しいこと。
ハリウッド映画はギャップ萌えさせるよねー。
ティファニーの跡を追うパットが言う。
「君を愛している!初めて会った時から!」
(えぇっ!?そうなの?!)
ソファで抱き合いながら微笑みあうパットとティファニー。
デニーロはレストランを開店する予定。
母親とタッカーは仲良く料理。
エンドロール
感想
デニーロはレストランちゃんと開店させることができるんか?
ずっと賭け事やっていそう。
で、負けてまた全財産とか無くしてしまいそう。
そういう症状?
パットはレストラン手伝うつもりか、
探すつもりか、
ティファニーも求職中だったはず。
怒鳴りあうのはやめて欲しいという願いが残った映画だった。
明日は怒鳴りあいの無い映画が見たい。