今回は2013年に公開された
「グリーンインフェルノ」です。
この系の映画ファンの方ならご覧になられていることと思います。
ご紹介させていただきたいと思います。
緊張してます。
冒頭深い緑の森林が映し出されます。
タイトルの直訳は緑の地獄、緑地獄
ちなみに監督のイーライ・ロスさん、
父親はハーバード大教授の精神分析医、
母親は画家
幼少の頃見たエイリアンがきっかけで映画造りに目覚めたそうです。
大学卒業後はあのデビッドリンチ監督の元、映画製作を手伝っていたそうです。
ブルーベルベッドが大好きな映画のひとつでもある私は
なんだかうれしくなっちゃいました!
ちなみに私が子供の頃インパクト強かった作品は
サスペリア2、時計仕掛けのオレンジです。
映画に戻りますが
デモ隊のデモとその騒ぎでおもむろに目覚める美しい女性が映し出されます。
この女性がロレンツァ・イッツオさん演じる女子大生ジャスティンです。
大学の講義では女子割礼の講義が行われています。
その映像が少々映し出さるのですが、かなりえぐかったです{暗転}
ジャスティンは保護活動サークルのメンバー達と
ペルーのとある部族を守る為に実態を撮影しに行くことにします。
正義の人です。
引きこもりの私には考えられない行動力です。
メンバーが降り立ったペルーは、カラフルで活気に溢れていて
美しく生き生きと描かれています。
音楽も軽快で見ているこっちもご機嫌です。
ボートでジャングルを移動中、トイレに行きたくなった男子メンバーは
蛇対策に鉈を持って行けと言われると
我慢すると言います。
都会っ子丸出しに描かれていて可愛いです。
たぶん最初にやられちゃうんだろうなぁと予想します。
ジャスティンは蛇に臆することなく鉈を持って藪に入って行きます。
度胸もいいです!
ボートから見事なブラックジャガーを発見したメンバー達は
みんなでウキウキと眺め
観光客気分をちょっと味わいます。「浮かれすぎ」
作業着に着替えいよいよ部族の元へ近づく一行。
森林が明かるく美しく描かれていて
この美しい自然でこれからおぞましいシーンへ展開していくのかと思うと
ワクワクしちゃいます!
メンバーは森林伐採のブルドーザーを見つけると
用意してきた鎖で木に自分たちの体を巻き付け抗議活動を行います。
しかしジャスティンの鍵だけ壊れたものを手渡され
ジャスティンだけ傭兵に捕まり射殺されそうになってしまいます。
その際メンバーのリーダーは
殺されるところを撮影しろとメンバー達に大声で命令します。
リーダーは最初からジャスティンを利用するつもりだったのでした。
すんでのところでジャスティンは射殺されずに済んだものの、
リーダーのたくらみにメンバー達は反感を抱きます。
ただ自分たちの抗議活動がうまく展開したことに盛り上がり、
輸送の機内では酒で乾杯し大はしゃぎです。
犠牲に選ばれていたジャスティンだけは鬼の形相です。
リーダーは彼女をなだめようと「危険は承知だったろう」と言います。
ジャスティンは「一番危険なのはあなただった」と応酬します。
そしてハプニングが!
飛行機がエンジントラブルで森へ墜落してしてしまうのでした。
数名は奇跡的に命は助かるものの半死半生です。
せっかく助かったのにふらついてプロペラで命をなくすメンバーがいたのですが、
そのシーンではトワイライトゾーンでビックモローさんの身に起きてしまった
いまわしい事故のことを思い出してしまいました。
やがてメンバー達は次々と何者かによる矢のような者で倒れていきます。
ジャスティン達は原住民達に捕らえられてしまったのでした。
彼らは全身真っ赤に塗っており、ジャスティン達をキラキラした笑顔を浮かべながら
全身こねくりまわします。
そのシーンがよく目にするあのシーンです。
ヤンヤヤンヤ大騒ぎする皆の衆の前に
貫禄たっぶりで出てくる長老は
彼らを神の贈り物だと叫びます。
村には飼育小屋のようなものがあり
その中には鶏的な小動物や
牛みたいな家畜も見受けられました。
彼らは神からの贈り物だと叫んでしまうほどの
村人達にとってはご馳走なのでしょう。
そしてメンバーのひとりジョナという男性は
生きたまま目玉をえぐり取られ
切り刻まれ食べられてしまいます。
我々にとっても鮮魚のいき作りといったところでしょうか。
彼らにとって、ジャスティン達は食料以外の何物ではありませんでした。
その夜メンバーのリーダーが
色々計画されて行ったものだから時間をかせげば助かることはできるとみんなに言います。
墜落は仕組まれていたものだと。
織から脱出しようとしたメンバーは、吹き矢で眠らされてしまいます。
翌日食材として点検されジャステッィンは別の場所に移動され、
織に戻された時は体をペイントされていました。
彼らは肉のような食料を与えられたため、
脱出をするためにも体力をつけようと
その肉を口にします。
ですがそれが脱出を試みた仲間の者だときづいた
女性メンバーのひとりは皿の破片で自害します。
彼女の口に大麻をつめこみ
村人をらりらせる計画をたてます。
思惑通り村人はらりります。
ジャスティンと男性メンバーひとりは
そのすきに檻から脱出します。
ですがリーダーに足をひっぱられ脱出できなかった男性は
ハイになった村人達に生きたままもぐもぐ食べられてしまいます。
ジャスティン達も再び村人に捕まってしまいます。
ジャスティンが目覚めると体は縄で縛られ
全身をローストチキンを作るときみたいに油を塗られています。
一緒に逃げた男性メンバーは、骨をがしがし丸太で折られています。
さらにバターのようなものを塗られ。ハーブのようなものを塗られ
おいしく下味つけられるふたり。
すんでのとろこで少年に助けられるジャスティンは、
俺を見捨てないでくれと叫ぶリーダー放を放置し脱出します。
ジャスティンは森林伐採企業側の傭兵達によって救出されます。
その後ジャスティンは自分を助けてくれたのは村人たちだと語り、
その村人たちを襲撃した伐採業者側を非難し
保護活動を継続するのでした。
内容は
私的には特にすっごくグロイと感じる部分はなく、
その行為自体に悪意が介在しているかどうか
という事がテーマなのではないかと思いました。
拷問でも怨念でも報復でもありません。
彼らにとっては食の文化のひとつです。
私は食べれないのですが
白魚の踊り食いとか
生きたまま食べるというのも文化ですし、
白魚目線で言えば
なんで残虐な人たちなんだということになります。
グロというか、社会派映画に私は感じました。
ただ理解はできても関わりたくないので
やっぱり結局のところ
家でひきこもっているのが
私にとって一番幸せだと再確認できました。